神経学的検査によって、脳、脊髄(せきずい)、および神経の病気を見つけることができます。
また筋収縮は神経の刺激によって起こるため、この検査で筋肉の障害が見つかることもあります。
神経学的検査は、病歴と、精神状態の判定を含む身体所見の、大きく2つの要素があります。
必要に応じて、診断を確定するための検査や、他の病気を除外するための検査が行われます。
神経学的検査は、患者の行動に焦点をあてる精神医学的検査とは異なりますが、
多少オーバーラップする面があるのは、
異常行動が脳の身体的状態を知る手がかりになることが多いためです。
神経学的症状とは
神経学的症状とは、神経系の一部あるいはすべてに障害が起こったために現れる症状ですが、
神経系は全身の機能をコントロールしているため、ありとあらゆる症状が起こりえます。
しかし、頭痛などの多くの神経症状が、通常は神経以外の病気によって起きています。
神経の病気は、痛みを伴うのが普通です。
神経が損傷や圧迫を受けると筋肉の機能不全を起こします。
視力を含む感覚の変化が現れることもあります。
神経の異常には、睡眠を阻害し、意識レベルに影響を与えるものがあります。
神経学的症状には、足のしびれなど比較的軽度な異常から、
椎間板ヘルニアや糖尿病などの治療で改善できる病気、
そして脳腫瘍などの生命にかかわる病気があります。
症状の特徴とパターンに基づいて神経の病気なのか、
あるいはそうでないのかが診断されます。
比較的多くみられる神経症状は、以下の通りです:
痛み
背中の痛み
首の痛み
頭痛
神経経路に沿った痛み(座骨神経痛や帯状疱疹など)
筋肉の機能障害
筋力低下
振戦
麻痺
不随意運動(チックなど)
歩行の異常
ぎこちない動作や協調運動障害
筋けいれん
硬直
緩慢な動作
感覚の変化
眼がかすむ
部分的または完全な失明
難聴
ヒリヒリ感やチクチク感
回転性めまい
複視
画像の構成障害
感触、冷たさ、熱さ、痛みなどの感覚消失
位置感覚の消失
睡眠の問題
寝つけない、熟睡できない
コントロールできない脚の動き
過眠(ナルコレプシーなど)
意識の変化
めまい
失神
解離
錯乱やせん妄
痴呆
てんかん発作
昏睡
昏迷
持続的な植物状態
続きます>>
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2011年9月8日木曜日
脳、脊髄、神経の病気の診断!『病歴の聴取』
神経学的検査によって、脳、脊髄(せきずい)、および神経の病気を見つけることができます。
また筋収縮は神経の刺激によって起こるため、この検査で筋肉の障害が見つかることもあります。
神経学的検査は、病歴と、精神状態の判定を含む身体所見の、大きく2つの要素があります。
必要に応じて、診断を確定するための検査や、他の病気を除外するための検査が行われます。
神経学的検査は、患者の行動に焦点をあてる精神医学的検査とは異なりますが、
多少オーバーラップする面があるのは、
異常行動が脳の身体的状態を知る手がかりになることが多いためです。
医師は、診察の前にまず問診を行います。
患者は現在の症状について、症状の起きた部位はどこか、頻度はどのくらいか、
どのくらいひどいか、どれほど長く続くか、日常生活に支障がないか、
などを正確に話すことが必要です。
神経障害ではさまざまな症状が起こりますが、これらは他の病気が原因の場合もあるためです。
さらに、過去にかかった病気や現在治療中の病気、手術経験、
両親や兄弟姉妹がかかった重篤な病気、アレルギー、最近服用した薬についても話します。
職場や家庭に問題を抱えていないか、
たとえば愛する人を失ったりしていないかなどを尋ねられることもあります。
これは、そうした状況が患者の健康や病気に対抗する能力に悪影響を及ぼすためです。
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また筋収縮は神経の刺激によって起こるため、この検査で筋肉の障害が見つかることもあります。
神経学的検査は、病歴と、精神状態の判定を含む身体所見の、大きく2つの要素があります。
必要に応じて、診断を確定するための検査や、他の病気を除外するための検査が行われます。
神経学的検査は、患者の行動に焦点をあてる精神医学的検査とは異なりますが、
多少オーバーラップする面があるのは、
異常行動が脳の身体的状態を知る手がかりになることが多いためです。
医師は、診察の前にまず問診を行います。
患者は現在の症状について、症状の起きた部位はどこか、頻度はどのくらいか、
どのくらいひどいか、どれほど長く続くか、日常生活に支障がないか、
などを正確に話すことが必要です。
神経障害ではさまざまな症状が起こりますが、これらは他の病気が原因の場合もあるためです。
さらに、過去にかかった病気や現在治療中の病気、手術経験、
両親や兄弟姉妹がかかった重篤な病気、アレルギー、最近服用した薬についても話します。
職場や家庭に問題を抱えていないか、
たとえば愛する人を失ったりしていないかなどを尋ねられることもあります。
これは、そうした状況が患者の健康や病気に対抗する能力に悪影響を及ぼすためです。
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2011年9月7日水曜日
神経系の働き!『加齢による影響』
脳: 脳の機能は、通常、人が子供から大人へ、
さらに老人へと年齢を重ねていくのにしたがって、変化していきます。
子供時代には、思考力と判断力が着実に伸びるため、
複雑な技術をどんどん習得していくことを可能にしています。
大人になってからの大半の期間は、脳の機能は比較的安定した状態を保ちます。
個人差はあるものの、ある年齢を超えると、一般に脳の機能は低下します。
異なる機能が、異なる時期に影響を受けます。
短期記憶と新しいことを覚える能力が、比較的早く低下する傾向があります。
語彙や用法などの言語能力は、70歳ころに低下し始めます。
知的能力、すなわち情報処理能力は(処理速度は関係なく)、
神経に障害がない限り、普通は80歳まで維持されます。
反応速度と作業能率は、脳が神経電気信号を迅速に処理できなくなるため、落ちていきます。
しかし、加齢による脳機能の影響を、高齢者に多いさまざまな病気の影響と区別することは困難です。
これらの病気には、うつ病、脳卒中、甲状腺の活動低下(甲状腺機能低下)、
そしてアルツハイマー病などの脳の変性疾患があります。
その人の健康状態による個人差は非常に大きいものの、
通常は人は年をとるにしたがって、脳の神経細胞の数が減少していきます。
神経細胞の数が減るにつれ、残っている神経細胞の間では新しい結合がつくられます。
これらの結合は、失われた神経細胞の能力を補うのに役立ちます。
これに加え、脳は正常に機能するのに必要な数以上の細胞をもっており、
この特性を余剰性(リダンダンシー)と呼んでいます。
余剰性は、加齢と病気によって起こる神経細胞の損失を補うのに役立っています。
さらに、脳のいくつかの領域では、
老年期においてさえ新しい神経細胞がつくられることがあります。
年をとると、脳への血流も平均20%減少します。
血流の減少は、脳への動脈がアテローム動脈硬化に侵された人(脳血管障害)で大きくなり、
これは喫煙、高コレステロール、糖尿病、高血圧などに関連しています。
これらの病状による血流の減少は、
脳の神経細胞が早い時期に失われてしまう原因になります。
それにしたがって脳の機能も早期に低下します。
脊髄: 年をとるにしたがい、脊椎の骨が過剰に増殖して、脊髄を圧迫することがあります。
その結果、脊髄にある軸索の数が減って、感覚機能も低下します。
末梢神経: 年をとるにしたがって、末梢神経が信号を伝える速度も落ちていきます。
普通、この影響は小さいため、機能的に目立った変化は起こりません。
また、末梢神経系の損傷の修復反応も低下します。若い人では、
末梢神経の軸索が損傷を受けると、細胞体に損傷がない限り、神経は自分で傷を治してしまいます。
この自己修復は、高齢者では若い人よりも速度が遅く、修復力も完全ではありません。
高齢者が病気やけがに弱いのは、このためです。
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さらに老人へと年齢を重ねていくのにしたがって、変化していきます。
子供時代には、思考力と判断力が着実に伸びるため、
複雑な技術をどんどん習得していくことを可能にしています。
大人になってからの大半の期間は、脳の機能は比較的安定した状態を保ちます。
個人差はあるものの、ある年齢を超えると、一般に脳の機能は低下します。
異なる機能が、異なる時期に影響を受けます。
短期記憶と新しいことを覚える能力が、比較的早く低下する傾向があります。
語彙や用法などの言語能力は、70歳ころに低下し始めます。
知的能力、すなわち情報処理能力は(処理速度は関係なく)、
神経に障害がない限り、普通は80歳まで維持されます。
反応速度と作業能率は、脳が神経電気信号を迅速に処理できなくなるため、落ちていきます。
しかし、加齢による脳機能の影響を、高齢者に多いさまざまな病気の影響と区別することは困難です。
これらの病気には、うつ病、脳卒中、甲状腺の活動低下(甲状腺機能低下)、
そしてアルツハイマー病などの脳の変性疾患があります。
その人の健康状態による個人差は非常に大きいものの、
通常は人は年をとるにしたがって、脳の神経細胞の数が減少していきます。
神経細胞の数が減るにつれ、残っている神経細胞の間では新しい結合がつくられます。
これらの結合は、失われた神経細胞の能力を補うのに役立ちます。
これに加え、脳は正常に機能するのに必要な数以上の細胞をもっており、
この特性を余剰性(リダンダンシー)と呼んでいます。
余剰性は、加齢と病気によって起こる神経細胞の損失を補うのに役立っています。
さらに、脳のいくつかの領域では、
老年期においてさえ新しい神経細胞がつくられることがあります。
年をとると、脳への血流も平均20%減少します。
血流の減少は、脳への動脈がアテローム動脈硬化に侵された人(脳血管障害)で大きくなり、
これは喫煙、高コレステロール、糖尿病、高血圧などに関連しています。
これらの病状による血流の減少は、
脳の神経細胞が早い時期に失われてしまう原因になります。
それにしたがって脳の機能も早期に低下します。
脊髄: 年をとるにしたがい、脊椎の骨が過剰に増殖して、脊髄を圧迫することがあります。
その結果、脊髄にある軸索の数が減って、感覚機能も低下します。
末梢神経: 年をとるにしたがって、末梢神経が信号を伝える速度も落ちていきます。
普通、この影響は小さいため、機能的に目立った変化は起こりません。
また、末梢神経系の損傷の修復反応も低下します。若い人では、
末梢神経の軸索が損傷を受けると、細胞体に損傷がない限り、神経は自分で傷を治してしまいます。
この自己修復は、高齢者では若い人よりも速度が遅く、修復力も完全ではありません。
高齢者が病気やけがに弱いのは、このためです。
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神経系の働き!『末梢神経系』
末梢神経系は、1000億本以上の神経細胞からなり、糸のように全身に張り巡らされ、
脳と体のその他の部分をつなぎ、また神経同士でもつながっています。
末梢神経は、神経線維の束でできていて、直径の大きさにより、
さまざまな速度でインパルスを伝えています。
末梢神経系には、体性神経系と自律神経系の2つの系があります。
体性神経系は、意識的にコントロールできる筋肉
(随意筋または骨格筋)と皮膚にある感覚受容器を、
脳や脊髄につなぐ神経からなっています
(感覚受容器は、神経線維の末端が体の中と周囲にある情報をとらえるために特化したものです)。
自律神経系は、脳幹や脊髄と内臓をつないでいる神経系で、心臓の収縮速度、
血圧、呼吸数、胃酸の分泌量、食物が消化管を通過する速度など、
体内で進行する意識的な努力を必要としないプロセスの調節を行っています。
自律神経系には、交感神経系と副交感神経系があります。
これらは互いに協力して働き、通常は一方が活発になっているときは、
他方は活動を抑制して、内臓に働きかけます。
交感神経系の主な機能は、戦闘や逃避などの、
ストレスの多い緊急の状況に対して体を準備させることです。
副交感神経系の主な機能は、普通の状況に体を対応させることです。
たとえば、交感神経系は脈拍、血圧、呼吸数を増加させますが、
副交感神経系はそれらを減少させます。
脳神経と脊髄神経: 眼、耳、鼻、のど、頭、首、
体幹のさまざまな部分と脳をつないでいる神経は、
脳神経と呼ばれ、これらは12対あります。
脊髄と体の他の部分をつないでいる神経は脊髄神経と呼ばれ、
脳はこの脊髄神経を通じて、体のほとんどの部分と情報のやり取りをしています。
脊髄神経は全体で31対あり、脊髄に沿って間隔を空けながら配置されています。
脳神経のいくつかと大部分の脊髄神経は、
末梢神経系の体性神経と自律神経の両方を含んでいます。
脊髄神経は、椎骨の間のスペースを通って、脊髄から出ています。
それぞれの神経は、2本の短い枝(脊髄神経根と呼ばれる)に分かれ、
1つは脊髄の前から、もう1つは脊髄の後ろから出ています。
運動神経である前側の神経は、脳と脊髄からの指令を体の他の部分に、
特に骨格筋に伝えます。
感覚神経である後側の神経は、
体の部分からの感覚に関する情報(体の位置、明るさ、触感、温度、痛み)を脳へ運びます。
感覚神経は、それぞれがデルマトーム(皮膚知覚帯)と呼ばれる、
体のある特定の領域からの情報を運んでいます。
脊髄を出た後、何本かの脊髄神経が絡み合って、
神経叢(しんけいそう)と呼ばれる神経のネットワークを形成しています。
この神経叢では、さまざまな脊髄神経の神経線維が並べ替えて再び組み合わされます。
これによって、体の特定領域に出入りしているすべての神経線維が、
1本の神経にまとめられます。
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脳と体のその他の部分をつなぎ、また神経同士でもつながっています。
末梢神経は、神経線維の束でできていて、直径の大きさにより、
さまざまな速度でインパルスを伝えています。
末梢神経系には、体性神経系と自律神経系の2つの系があります。
体性神経系は、意識的にコントロールできる筋肉
(随意筋または骨格筋)と皮膚にある感覚受容器を、
脳や脊髄につなぐ神経からなっています
(感覚受容器は、神経線維の末端が体の中と周囲にある情報をとらえるために特化したものです)。
自律神経系は、脳幹や脊髄と内臓をつないでいる神経系で、心臓の収縮速度、
血圧、呼吸数、胃酸の分泌量、食物が消化管を通過する速度など、
体内で進行する意識的な努力を必要としないプロセスの調節を行っています。
自律神経系には、交感神経系と副交感神経系があります。
これらは互いに協力して働き、通常は一方が活発になっているときは、
他方は活動を抑制して、内臓に働きかけます。
交感神経系の主な機能は、戦闘や逃避などの、
ストレスの多い緊急の状況に対して体を準備させることです。
副交感神経系の主な機能は、普通の状況に体を対応させることです。
たとえば、交感神経系は脈拍、血圧、呼吸数を増加させますが、
副交感神経系はそれらを減少させます。
脳神経と脊髄神経: 眼、耳、鼻、のど、頭、首、
体幹のさまざまな部分と脳をつないでいる神経は、
脳神経と呼ばれ、これらは12対あります。
脊髄と体の他の部分をつないでいる神経は脊髄神経と呼ばれ、
脳はこの脊髄神経を通じて、体のほとんどの部分と情報のやり取りをしています。
脊髄神経は全体で31対あり、脊髄に沿って間隔を空けながら配置されています。
脳神経のいくつかと大部分の脊髄神経は、
末梢神経系の体性神経と自律神経の両方を含んでいます。
脊髄神経は、椎骨の間のスペースを通って、脊髄から出ています。
それぞれの神経は、2本の短い枝(脊髄神経根と呼ばれる)に分かれ、
1つは脊髄の前から、もう1つは脊髄の後ろから出ています。
運動神経である前側の神経は、脳と脊髄からの指令を体の他の部分に、
特に骨格筋に伝えます。
感覚神経である後側の神経は、
体の部分からの感覚に関する情報(体の位置、明るさ、触感、温度、痛み)を脳へ運びます。
感覚神経は、それぞれがデルマトーム(皮膚知覚帯)と呼ばれる、
体のある特定の領域からの情報を運んでいます。
脊髄を出た後、何本かの脊髄神経が絡み合って、
神経叢(しんけいそう)と呼ばれる神経のネットワークを形成しています。
この神経叢では、さまざまな脊髄神経の神経線維が並べ替えて再び組み合わされます。
これによって、体の特定領域に出入りしているすべての神経線維が、
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神経系の働き!『脊髄 』
脊髄は長く、傷つきやすい管状の構造物で、脳幹の下端から背骨の一番下(脊柱)まで続いています。
脊髄にある神経は、脳と体のその他の部分との間でやり取りされるメッセージを運んでいます。
脊髄はまた、膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)などの反射中枢でもあります。
脳と同様に、脊髄も3層の組織(髄膜)で覆われています。
脊髄と髄膜は、脊椎の中央を通っている脊柱管の中にあります。
大半の成人では、脊椎は26個の椎骨からできていて、それぞれが背骨を構成しています。
頭蓋が脳を保護しているように、椎骨は脊髄を保護しています。
椎骨の間は、軟骨でできた椎間板で隔てられており、歩行やジャンプなどの動きから生じる衝撃を和らげるクッションの役目をしています。
脳と同じように、脊髄も灰白質と白質で構成されています。
蝶のような形をした脊髄の中心部には、灰白質があります。
蝶の羽の前部にあたる部分(角と呼ばれる)には、運動神経が集まっていて、これらの神経は脳や脊髄からの情報を筋肉へ伝達して、運動を起こさせます。
後側の角には感覚神経が集まっていて、これらの神経は、体の他の部分からの感覚情報を脊髄を通って脳へ伝えています。
周囲の白質には、何本もの神経線維の束が通っており、体の他の部分からの感覚情報を脳へ運んで(上行路)、逆に脳から出される電気信号を筋肉へ伝えています(下行路)。
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脊髄にある神経は、脳と体のその他の部分との間でやり取りされるメッセージを運んでいます。
脊髄はまた、膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)などの反射中枢でもあります。
脳と同様に、脊髄も3層の組織(髄膜)で覆われています。
脊髄と髄膜は、脊椎の中央を通っている脊柱管の中にあります。
大半の成人では、脊椎は26個の椎骨からできていて、それぞれが背骨を構成しています。
頭蓋が脳を保護しているように、椎骨は脊髄を保護しています。
椎骨の間は、軟骨でできた椎間板で隔てられており、歩行やジャンプなどの動きから生じる衝撃を和らげるクッションの役目をしています。
脳と同じように、脊髄も灰白質と白質で構成されています。
蝶のような形をした脊髄の中心部には、灰白質があります。
蝶の羽の前部にあたる部分(角と呼ばれる)には、運動神経が集まっていて、これらの神経は脳や脊髄からの情報を筋肉へ伝達して、運動を起こさせます。
後側の角には感覚神経が集まっていて、これらの神経は、体の他の部分からの感覚情報を脊髄を通って脳へ伝えています。
周囲の白質には、何本もの神経線維の束が通っており、体の他の部分からの感覚情報を脳へ運んで(上行路)、逆に脳から出される電気信号を筋肉へ伝えています(下行路)。
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2011年9月6日火曜日
スポーツ障害!『肩腱板炎 』
肩腱板炎(水泳肩、テニス肩、野球肩、肩インピンジメント症候群)とは、
腱板(肩関節で上腕を保持する筋肉と腱)の断裂と腫れを伴う状態をいいます。
肩腱板炎は、野球の投球、ウエートリフティング、ラケットでボールをサーブする、
水泳の自由形、バタフライ、背泳ぎといった、
腕を頭よりも高く上げる動作を繰り返し行うスポーツが原因で起こります。
腕を頭より高く上げる動作を繰り返すと、上腕骨の上端が肩の関節や腱の一部とすれ合うため、
腱の線維に微小な断裂を生じます。
痛みがあってもその動作を続ければ、腱が断裂してしまったり、
腱の付着部位の骨がはがれてしまう(剥離骨折)ことがあります。
主な症状は肩の痛みです。
痛みは当初、腕を頭よりも高く上げたり、そこから前へ強く振り出す動作の際にだけ生じます。
後になると、握手のため腕を前へ動かしただけでも痛むようになります。
通常は、ものを前方へ押す動作をすると痛みますが、
ものを体の方に引き寄せる動作では痛みはありません。
炎症を起こした肩は、特に夜間などに痛むことがあり、眠りが妨げられます。
いくつかの方向に腕を動かしてみて、特定の動きや、
特に腕を肩よりも高く上げる動作に痛みやピリピリ感を伴うことで、肩腱板炎と診断されます。
診断にはMRI検査が非常に有用です。
治療では、損傷を生じた腱を使わずに休め、肩の筋肉を強化します。
ものを押しやる動作や、ひじを肩より高く上げる動作を伴う運動はすべて避けます。
代わりに、ゴムバンドなどを使用した運動を行います。
腕を体側につけて、前腕を床と平行にしてゴムバンドを持ちます。
ひじを支点としてゴムバンドを引きながら、この腕を前方向、後ろ方向、
横方向(手が体から離れる向きと、腕を胸の前に引き寄せる向き)に動かします。
この運動は、肩の腱板のバランスを回復させ、
腕を頭よりも高く上げる動きを含む動作中に腱板がぶつからないようにする働きがあります。
損傷が特に重度な場合は手術もときに行われ、腱が完全に断裂していたり、
1年たっても完治しない場合が対象となります。
手術では腱板がぶつからずに動かせるように、肩の骨から余分な部分を切除します。
同時に、腱板の修復も行われます。
肩を強化する運動
治療用ゴムバンドによる肩の強化運動
治療用ゴムバンドを腰と同じくらいの高さのドアノブに結びつけます。
(1)ドアに向かって上腕を体の横につけてひじを曲、前腕を床と平行にしてゴムバンドを持ち、背中の方向に10回引きます。
(2)次にゴムバンドを持ったまま、体を90度回転させてドアに対して横向きに立ち、腕を胸の高さで床と平行に保ったまま、胸の前から外に開くように回転させて、ゴムバンドを10回引きます。
(3)さらに体を90度回転させてドアに背を向け、ひじを曲げてゴムバンドを持ち、前腕を床と平行に前は押し出すように、ゴムバンドを10回引きます。
(4)次に体を90度回転させて、ひじを体側につけてゴムバンドを持ち、前腕を床と平行に回転させて腹の方に引き寄せ、ゴムバンドを10回引きます。
(1)~(4)までを1セットとし、これを3セット行います。
この運動は肩腱板の機能を回復させ、腕を頭より上に上げられるようにします。
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腱板(肩関節で上腕を保持する筋肉と腱)の断裂と腫れを伴う状態をいいます。
肩腱板炎は、野球の投球、ウエートリフティング、ラケットでボールをサーブする、
水泳の自由形、バタフライ、背泳ぎといった、
腕を頭よりも高く上げる動作を繰り返し行うスポーツが原因で起こります。
腕を頭より高く上げる動作を繰り返すと、上腕骨の上端が肩の関節や腱の一部とすれ合うため、
腱の線維に微小な断裂を生じます。
痛みがあってもその動作を続ければ、腱が断裂してしまったり、
腱の付着部位の骨がはがれてしまう(剥離骨折)ことがあります。
主な症状は肩の痛みです。
痛みは当初、腕を頭よりも高く上げたり、そこから前へ強く振り出す動作の際にだけ生じます。
後になると、握手のため腕を前へ動かしただけでも痛むようになります。
通常は、ものを前方へ押す動作をすると痛みますが、
ものを体の方に引き寄せる動作では痛みはありません。
炎症を起こした肩は、特に夜間などに痛むことがあり、眠りが妨げられます。
いくつかの方向に腕を動かしてみて、特定の動きや、
特に腕を肩よりも高く上げる動作に痛みやピリピリ感を伴うことで、肩腱板炎と診断されます。
診断にはMRI検査が非常に有用です。
治療では、損傷を生じた腱を使わずに休め、肩の筋肉を強化します。
ものを押しやる動作や、ひじを肩より高く上げる動作を伴う運動はすべて避けます。
代わりに、ゴムバンドなどを使用した運動を行います。
腕を体側につけて、前腕を床と平行にしてゴムバンドを持ちます。
ひじを支点としてゴムバンドを引きながら、この腕を前方向、後ろ方向、
横方向(手が体から離れる向きと、腕を胸の前に引き寄せる向き)に動かします。
この運動は、肩の腱板のバランスを回復させ、
腕を頭よりも高く上げる動きを含む動作中に腱板がぶつからないようにする働きがあります。
損傷が特に重度な場合は手術もときに行われ、腱が完全に断裂していたり、
1年たっても完治しない場合が対象となります。
手術では腱板がぶつからずに動かせるように、肩の骨から余分な部分を切除します。
同時に、腱板の修復も行われます。
肩を強化する運動
治療用ゴムバンドによる肩の強化運動
治療用ゴムバンドを腰と同じくらいの高さのドアノブに結びつけます。
(1)ドアに向かって上腕を体の横につけてひじを曲、前腕を床と平行にしてゴムバンドを持ち、背中の方向に10回引きます。
(2)次にゴムバンドを持ったまま、体を90度回転させてドアに対して横向きに立ち、腕を胸の高さで床と平行に保ったまま、胸の前から外に開くように回転させて、ゴムバンドを10回引きます。
(3)さらに体を90度回転させてドアに背を向け、ひじを曲げてゴムバンドを持ち、前腕を床と平行に前は押し出すように、ゴムバンドを10回引きます。
(4)次に体を90度回転させて、ひじを体側につけてゴムバンドを持ち、前腕を床と平行に回転させて腹の方に引き寄せ、ゴムバンドを10回引きます。
(1)~(4)までを1セットとし、これを3セット行います。
この運動は肩腱板の機能を回復させ、腕を頭より上に上げられるようにします。
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スポーツ障害!『上腕骨内側上顆炎 』 ②
手首の筋肉を強化する運動
バックハンドテニスひじ(上腕骨外側上顆炎)には
テーブルの横でいすに座ります。
けがをした側の前腕を、手のひらを下にしてひじを伸ばし、手首と手はテーブルの端から出た状態にしてテーブルの上に載せます。
手に約450グラムのウエートを持ち、ゆっくりと手首を曲げ伸ばししてウエートを上下させます。
これを10回行って1分間休憩するのを1セットとし、さらに2セット行います。
もし痛みを感じたらすぐに中止し、翌日に改めて行ってみます。
この運動は1日おきに行います。楽にできるようになってきたら、ウエートの重さを増やします。
ほうきの柄ほどの太さの棒に、約450グラムのウエートをひもで結びつけます。
手のひらを下に向けてこの棒を握り、腕をひねってウエートを持ち上げます。
これを10回行いますが、もし痛みを感じたら中止します。
この運動は1日おきに行います。回数は増やさずに、ウエートの重さを徐々に増やします。
ひじを曲げて手の甲をテーブルにつけ、指を曲げて指先を体の方に向けます。
そして、手の甲をテーブルにつけたままゆっくりとひじを伸ばし、その姿勢を10秒間維持します。
これを10回繰り返します。
ひじを伸ばしていって痛みを感じたら、そこで動きを止めて10秒数えるようにします。
フォアハンドテニスひじ(上腕骨内側上顆炎)には テーブルの横でいすに座ります。
けがをした側の前腕を、手のひらを上にしてひじを伸ばし、手首と手がテーブルの端から出た状態にしてテーブルの上に載せます。
手に約450グラムのウエートを持ち、ゆっくりと手首を曲げ伸ばししてウエートを上下させます。
これを10回行って1分間休憩するのを1セットとし、さらに2セット行います。
もし痛みを感じたらすぐに中止し、翌日に改めて行ってみます。
楽にできるようになってきたら、ウエートの重さを増やします。
ほうきの柄ほどの太さの棒に、約450グラムのウエートをひもで結びつけます。
手のひらを上に向けてこの棒を握り、腕をひねってウエートを持ち上げます。
これを20回行いますが、もし痛みを感じたら中止します。
回数は増やさずに、ウエートの重さを徐々に増やします。
柔らかいスポンジ製のボールを手に持ち、そっと握ったりゆるめたりする運動を1日に数回行います。
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バックハンドテニスひじ(上腕骨外側上顆炎)には
テーブルの横でいすに座ります。
けがをした側の前腕を、手のひらを下にしてひじを伸ばし、手首と手はテーブルの端から出た状態にしてテーブルの上に載せます。
手に約450グラムのウエートを持ち、ゆっくりと手首を曲げ伸ばししてウエートを上下させます。
これを10回行って1分間休憩するのを1セットとし、さらに2セット行います。
もし痛みを感じたらすぐに中止し、翌日に改めて行ってみます。
この運動は1日おきに行います。楽にできるようになってきたら、ウエートの重さを増やします。
ほうきの柄ほどの太さの棒に、約450グラムのウエートをひもで結びつけます。
手のひらを下に向けてこの棒を握り、腕をひねってウエートを持ち上げます。
これを10回行いますが、もし痛みを感じたら中止します。
この運動は1日おきに行います。回数は増やさずに、ウエートの重さを徐々に増やします。
ひじを曲げて手の甲をテーブルにつけ、指を曲げて指先を体の方に向けます。
そして、手の甲をテーブルにつけたままゆっくりとひじを伸ばし、その姿勢を10秒間維持します。
これを10回繰り返します。
ひじを伸ばしていって痛みを感じたら、そこで動きを止めて10秒数えるようにします。
フォアハンドテニスひじ(上腕骨内側上顆炎)には テーブルの横でいすに座ります。
けがをした側の前腕を、手のひらを上にしてひじを伸ばし、手首と手がテーブルの端から出た状態にしてテーブルの上に載せます。
手に約450グラムのウエートを持ち、ゆっくりと手首を曲げ伸ばししてウエートを上下させます。
これを10回行って1分間休憩するのを1セットとし、さらに2セット行います。
もし痛みを感じたらすぐに中止し、翌日に改めて行ってみます。
楽にできるようになってきたら、ウエートの重さを増やします。
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手のひらを上に向けてこの棒を握り、腕をひねってウエートを持ち上げます。
これを20回行いますが、もし痛みを感じたら中止します。
回数は増やさずに、ウエートの重さを徐々に増やします。
柔らかいスポンジ製のボールを手に持ち、そっと握ったりゆるめたりする運動を1日に数回行います。
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