2011年9月21日水曜日

睡眠障害!続き

睡眠障害への科学的アプローチ


睡眠障害のどのタイプの人も、睡眠検査室で検査、診断、治療を行います。


以下の症状があるときは、すぐに睡眠検査室で検査を受けてください。


 日中の過度の眠気
 不眠
 睡眠補助薬を服用しないと眠れない
 睡眠中に呼吸がときどき止まる
 ひどいいびきや息苦しさ
 悪夢をみる
 横で寝ている夫(妻)から睡眠の異常を指摘される
 睡眠検査室での初診項目:

 睡眠日記などの睡眠歴
 一般の病歴
 診察
 血液検査
 睡眠検査室での睡眠検査


睡眠検査室で行われる睡眠検査には、終夜の睡眠ポリソムノグラフィと反復睡眠潜時検査があります。


終夜睡眠ポリソムノグラフィの検査を受ける人は、就寝中の脳の活動を記録するために、頭に電極をつけて睡眠検査室で1晩眠ります。


この情報から、その人の睡眠段階の特徴が明らかになります。


同時に、就寝中の心拍数や呼吸パターンなどの身体機能についてもモニタリングされ記録されます。


この検査により、睡眠時無呼吸と睡眠中の異常行動を発見できます。


日中行われる反復睡眠潜時検査では、睡眠検査室で2時間おきに4~5回昼寝をします。


この検査は、日中の眠気を調べ、特にナルコレプシーを発見するために行われます。












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睡眠障害! 

睡眠障害とは、寝つけないこと、熟睡できないこと、逆に起きていられないこと、睡眠中に異常行動を起こす夜驚症や夢遊症などを指します。


睡眠は人が健康に生きていくために欠かせませんが、なぜ必要なのか、厳密にはどんな利益をもたらすのか、まだ完全には解明されていません。


必要な睡眠時間は人によって大きく異なり、健康な成人でも毎日の睡眠が4時間で足りる人から10時間を必要とする人までさまざまです。


ほとんどの人は夜に眠りますが、勤務形態の関係で昼間に睡眠を取らなければならない人もたくさんいます。


こんな状況がしばしば睡眠障害につながります。


睡眠の長さと目が覚めた後に十分に寝られたと感じる感覚は、その人の興奮度や情緒的問題、年齢、食事内容、薬の服用など、多くの要因に影響を受けます。


たとえば、ある薬を服用すると眠くなる人もいれば逆に眠れなくなる人もいます。


カフェイン、強いスパイス、グルタミン酸ナトリウム(MSG)など、一部の食品成分や添加物が睡眠に影響することもあります。


高齢になるほど早寝早起きになり、睡眠リズムの乱れに弱くなる(たとえば時差ぼけを起こしやすい)傾向が出てきます。


若い成人や小児に比べると、高齢者は簡単に目を覚ましやすく、1晩に何度も目が覚めたりします。


高齢者に必要な睡眠が少ないのかどうかは不明です。昼寝は夜眠れなかった分を補うのに役立ちますが、問題も起こします。


睡眠は常に同じというわけではありません。睡眠には大きく2種類あります。


急速眼球運動(レム)睡眠と、4つの段階をもつ非急速眼球運動(ノンレム)睡眠です。


正常なら、ノンレム睡眠の4つの段階を経過した後に短いレム睡眠のインターバルが続くというサイクルを、1晩に5~6回繰り返します。


睡眠は、第1段階(最も眠りが浅い相で、簡単に目覚める段階)から、第4段階(最も眠りが深い相で起こしてもなかなか目覚めない段階)へと進んでいきます。


第4段階では、血圧が最も下がり心拍と呼吸が最も遅くなります。


レム睡眠中の脳の電気的活動は、覚醒時と同じように非常に高くなります。


眼球が忙しく動き、筋肉が無意識にピクピク動きます。


呼吸は速く深くなりますが、横隔膜以外の筋肉は非常に弛緩します。


ノンレム睡眠の最も深い睡眠レベル時よりもリラックスしているほどです。


夢をみるのは、ほとんどがレム睡眠時です。寝言、夜驚症、夢遊症は第3段階と第4段階で多く起こります。


睡眠障害は、現在の病状や病歴と診察結果に基づいて診断されます。


診断が確定しない場合には、医師は睡眠検査を行うように勧めます。


睡眠検査は、ポリソムノグラフィ検査と、1晩寝ている間中に不自然な動きがないかを観察することです。


ポリソムノグラフィ検査では呼吸、心拍数、その他の機能をモニタリングします。


この中には脳の電気的活動を示す脳波(EEG)、レム睡眠中の眼球の動きを示す眼電図の記録も含まれます。


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めまい!『良性発作性頭位変換性めまい』 

良性発作性頭位変換性めまいは多くみられる障害で、頭の位置を変えることによって引き起こされます。


ほとんどの場合、横たわる、起き上がる、寝返りを打つ、見上げるために頭を後ろに反らすなど、


頭の位置を変える動作がこの障害の引き金になります。


この障害は、正常な状態では3つの半規管に均等に分布しているカルシウム粒子が、


いずれかの半規管の中に集まってかたまりになってしまうと起こります(半規管は内耳の一部で、


バランス機能を補助しています)。


正常であれば、頭が動くとカルシウム粒子が半規管の内側にある神経受容体(毛細胞)を刺激し、


これらの細胞が頭の動いた方向を示す信号を脳へ送ります。


しかし、このカルシウム粒子が1カ所でかたまりになって浮遊していると、過大な信号が送られ、


頭が実際以上に動いたとする誤った情報が脳へ伝わります。


この誤った情報と眼からの情報にずれが生じると、回転性めまいの短い発作が起こります。


かたまりは、半規管の内膜の損傷によって起こります。


損傷の原因には耳の感染、外傷、手術、内耳の動脈の閉塞などがあります。


このタイプの回転性めまいが起こると驚きますが、害はありません。


回転性めまいの発作は頭を動かした5~10秒後に始まって、1分間も続きません。


普通は数週間で自然に治まります。


ときには何カ月も続いて、吐き気と嘔吐のために脱水症状が起こることもあります。


雑音による耳鳴りや、聴力が失われることはまったくありません。


回転性めまいを起こす姿勢を取らなければ避けられます。


患者は、カルシウム粒子のかたまりをほぐして半規管全体に再度行きわたらせるエプリー法を習うことができます。


この運動により、カルシウム粒子は吸収されてから再形成され、正常な状態に戻ります。


約90?95%の人は、この方法によって薬を使わず回転性めまいが治ります。


患者の一部は回転性めまいを再発するため、この操作を繰り返す必要があります。












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2011年9月20日火曜日

めまい!『乗り物酔い』 ②

乗り物酔い 予防 治療


予防が鍵になります。


それには、次のような方法があります。


 揺れが少ない座席を選ぶ(車の前部座席、飛行機の翼の上あたりの座席、船の船上デッキ)。

 頭と体をできるだけ動かさないようにする。

 顔を前方に向けて座り、体を後ろにもたれかける。

 水平線など、遠くにある動かないものを見続ける。

 本を読まない。

 窓を開ける、通気口を開ける、船上デッキに出るなどして新鮮な空気を吸う。

 飲酒と喫煙をしない(ともに吐き気がひどくなる)。

 脂肪が少なくデンプン質の食品を少量食べ、においの強い食物や味の濃い食品を食べない。

 特に小型飛行機などでの短時間の飛行中は飲食しない。


乗り物酔いになりやすい人は、旅行前に医師から市販の良い薬を教えてもらったり、医療用の薬を処方してもらうとよいでしょう。


乗り物酔いの薬にはシクリジン、ジメンヒドリナート、ジフェンヒドラミン、メクリジン、ペルフェナジン、スコポラミンなどがあります。


これらはすべて眠気を誘う薬ですが、乳幼児には逆に興奮を引き起こすおそれがあるので、医師の指導なしに与えるべきではありません。


乗り物酔いの症状が出たときには、ソーダクラッカーを食べたり、ジンジャーエールなどの炭酸飲料を飲むとよいでしょう。


吐き気のために、乗り物酔いの薬の中で唯一皮膚のパッチ剤があるスコポラミンは、他の経口薬より役立ちます。


必要なら薬を注射することもあります。












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めまい!『乗り物酔い』

乗り物酔い(車酔い、船酔い、列車酔い、飛行機酔いなど)とは、乗り物で移動する際の動きによって起こる一連の症状、特に吐き気を指します。


乗り物酔いは、脳が運動センサーから矛盾した情報を受け取ると起こります。


運動センサーとは眼、内耳の半規管(バランス調節機能を補助している)、体の位置情報を脳に伝えている筋肉センサーを指します。


乗り物酔いの多くは、船旅で船が揺れているときに起こります。


また、車や遊園地の乗り物などに乗っているときにも起こります。


もともと乗り物酔いしやすい人もいますが、恐怖心や不安感があったり換気が悪いときには、乗り物酔いしやすくなります。


乗り物酔い  症状 診断


症状は、比較的突然に始まります。吐き気、全身の不快感、回転性めまい、頭痛、疲労が現れます。


顔が青ざめ、汗が出、気持ちの悪いほてりを感じはじめます。


しばしば嘔吐するほか、唾液の量が増え(嘔吐する前兆であることが多い)、呼吸が速く深く(過換気)なります。


過換気は、失神を引き起こします。


吐き気と嘔吐は脱力感をもたらします。


嘔吐が長びくと、血圧が下がり脱水症状が起きます。


乗り物の動きが止まったり乗り物から降りると、症状は徐々に治まってきます。


また、船旅などの長期の移動では、


(最近の船には船の揺れを抑える安定装置が取り入れられているため)


通常は次第に揺れに慣れてきて船酔いしなくなります。


乗り物酔いは、起きたときの状況とその症状に基づいて、診断されます。

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めまい!『回転性』 ④

回転性 予防 治療


特定の原因による回転性めまいは、予防が可能です。たとえば乗り物酔いが原因の場合は、


揺れるボートに乗るなどの状況を避けることができ、動かないものに視線を固定させると、発作を回避するのに役立ちます。


スコポラミンは、回転性めまいの治療と予防に役立ちます。


回転性めまいとそれに伴う吐き気を和らげる薬には、シクリジン、ジメンヒドリナート、


ジフェンヒドラミン、ヒドロキシジン、メクリジン、プロメタジンなどがあります。


これらは経口薬です。スコポラミンは、皮膚のパッチ剤を耳の後ろに貼って使うこともできます。


効果は数日間持続し、吐き気があるときにはパッチ剤の方が好んで使われます。


これらの薬はすべて抗ヒスタミン薬のため、眠くなったり口が渇くなどの副作用があり、特に高齢者で起こりやすくなります。

スコポラミンのパッチ剤は最も副作用が起こりにくい傾向にある薬です。


これらの薬は、乳幼児に使用すると興奮することがあるので、医師の指示なしに投与すべきではありません。


重症の回転性めまいで不安感が強いときには鎮静薬が必要です。


ジアゼパムなどのベンゾジアゼピン系の薬が最も多く使われます。


高齢者には、作用時間の短いベンゾジアゼピン系のアルプラゾラムとロラゼパムが好んで使われます。


頸性めまいが原因の場合は、シクロベンザプリンなどの筋弛緩薬を経口投与することがあります。


首に1日に数時間柔らかいサポート用カラーを巻いたり、理学療法を行うと、首の可動域を改善します。


ウイルス性の迷路炎が原因の場合は、ベンゾジアゼピン系などの鎮静薬と、回転性めまい、


吐き気、嘔吐を抑える薬(メクリジン、プロクロルペラジン、プロメタジンなどの)が使用されます。


メニエール病の人にときどきみられるように、回転性めまいが生活の障害になるときは、手術が勧められる場合もあります。















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2011年9月19日月曜日

めまい!『回転性』③

回転性 診断


医師は、まず発作が起きたときの状況と性質を患者から聞き取り、バランスと聴覚の検査をします。

眼振などの異常な動きがないか眼を調べます。


眼の異常な動きは、内耳または脳幹と神経接合部の異常を示唆しています。


眼がどちらの方向に動くかが診断に役立つため、医師はわざと眼振を誘発させます。



眼振を誘発する前に、まず患者にフレンツェル眼鏡と呼ばれる分厚い拡大鏡をかけてもらいます。


医師はレンズを通して患者の眼が拡大され見やすくなりますが、患者の方は眼がかすんで1カ所をじっと見ていることができません。


動かないものに視線を固定させると、眼振は起こりません。




これらの操作の間、左右の眼の回りに電極(皮膚に貼る小さな円いセンサー)を取りつけて眼球の動きを記録します。





この検査を電気眼振検査といいます。


眼振を誘発する方法には、冷たい水を外耳道に入れる(温度眼振試験)、20秒間急激に頭を左右に揺り動かす、


あるいはディックス‐ホールパイク法にしたがって頭の位置を急激に変化させるなどがあります。

ディックス‐ホールパイク法は診断に利用されますが、頭の動かし方は、


良性発作性頭位変換性めまいの治療に利用されるエプリー法と似ています。


ディックス‐ホールパイク法では頭をそれほど回転させません。


頸性めまいが疑われるときは、患者にフレンツェル眼鏡をかけて回転いすに座ってもらいます。


医師が患者の頭を支え、患者にいすを左右に回してもらいます。


その結果、眼振と回転性めまいが起これば頸性めまいと診断されます。


頭部のCT検査またはMRI検査によって、回転性めまいの原因である病気を見つけることができます。


CT検査は、耳の後ろにある骨の感染(乳突炎)、頭蓋底骨折、腫瘍による骨の浸潤、



パジェット病で起こるような異常骨形成など、骨の異常を見つけることができます。

脳幹と脳神経は、MRI検査の方が優れた画像が得られます。


耳の感染が疑われる場合は、注射器か綿棒で耳から膿や液体の標本を取ります。


多発性硬化症あるいは脳の感染症が疑われる場合には、脊椎穿刺(腰椎穿刺)を行って、


脳脊髄液のサンプルを採取します。

脳の血流不足が考えられる場合には、脳の血管造影、磁気共鳴血管造影(MRA)、


ドップラー超音波検査を行います。

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