2011年12月6日火曜日

貧 血!『鉄欠乏性貧血』 ②

鉄欠乏性貧血 症状 診断


鉄欠乏性貧血の症状は徐々に進行し、他の原因による貧血の症状と似ています。


貧血と診断されると、まず鉄欠乏を調べる検査が行われます。


鉄欠乏があると、赤血球が小型で色が薄くなる傾向がみられます。


血液中の鉄量とトランスフェリン(赤血球以外の場所で鉄を運搬するタンパク質)の値を測定し、比較します。


鉄欠乏の最も正確な検査法は、鉄を貯蔵するタンパク質であるフェリチンの血中量を測定する方法です。


フェリチンの値が低ければ鉄欠乏があると考えられます。


ただし、肝障害、炎症、感染、癌によりフェリチン値が上昇することがあるため、


正しく診断できない場合もあります。


このような場合は、細胞表面にあるタンパク質でトランスフェリンと結合するトランスフェリン受容体の値を測定します。


診断を確定するには、骨髄生検を行い、骨髄の中にある血球中の鉄量を測定することが必要になる場合があります。


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貧 血!『鉄欠乏性貧血』

鉄欠乏性貧血



鉄欠乏性貧血は、赤血球の産生に必要な鉄の貯蔵量の不足や欠乏によって起こります。


体内の鉄分を使いきるには数カ月かかるため、鉄欠乏性貧血は概してゆっくりと進行します。


鉄の貯蔵量が減少すると、骨髄の赤血球産生が徐々に低下します。


貯蔵された鉄分がなくなると、赤血球の数が減るだけでなく、大きさも異常に小さくなります。


鉄欠乏は貧血の原因として特に多いものの1つです。


成人の場合、鉄欠乏になる最も一般的な原因は失血です。


男性や閉経後の女性で鉄欠乏がある場合は、消化管からの出血が疑われます。


閉経前の女性は、月経による出血で鉄欠乏になることがあります。


食事に含まれる鉄分の不足により鉄欠乏を生じることもあり、特に乳児や年少児、


思春期の女児、妊婦ではその傾向があります。


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2011年12月5日月曜日

貧 血!『出血過剰貧血』 ③

出血過剰貧血 治療


大量の出血や急速な失血には、赤血球の輸血が唯一の確実な治療法です。


出血部位を突き止めて止血することも必要です。


速度の遅い失血や少量の失血では、輸血をしなくても、体が赤血球を産生することで貧血が解消されることもあります。


出血による貧血の場合は、赤血球をつくるのに必要な鉄分が失われているため、鉄の補給が必要です。


一般に、錠剤を数カ月間服用します。








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貧 血!『出血過剰貧血』 ②

出血過剰貧血 症状 診断


他の種類の貧血と同様の症状がみられ、その程度は、失われた血液の量によって、軽度から重度までさまざまです。


症状の程度は、血液が失われる速度によっても異なります。


数時間以内に急速に血液が失われた場合は、全血液量の3分の1を失うだけで命にかかわります。


横になった状態から座ったり立ち上がるとめまいを感じる起立性低血圧は、失血が速い場合によくみられる症状です。


失血の速度が遅く、数日から数週間、あるいはそれより長い期間にわたって血液が失われた場合は症状が現れにくく、


血液量の3分の2を失っても、水分を十分に摂っていれば疲労と衰弱がみられる程度だったり、まったく症状がないこともあります。


貧血の症状があり出血がみられる場合には、失血が貧血の原因になっている可能性があります。


出血部位を調べるため、便と尿に血液が混じっていないか検査します。


出血部位を確認するのに、画像診断や内視鏡検査が必要になることもあります。









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貧 血!『出血過剰貧血』

出血過剰による貧血



出血によって失われた赤血球が新しく産生される赤血球より多い場合は、出血過剰による貧血になります。


出血過剰は貧血の原因として最もよくみられます。


血液が失われると、体は血管を液体で満たそうとして、血流の外側の組織から急速に水分を取りこみます。


その結果、血液は薄くなり、ヘマトクリット値(血液の全体積中に占める赤血球の割合)が低下します。


やがて、赤血球の産生量が増えて貧血は治ります。出血が長びくと、体内の鉄分が減少し、骨髄は失われた分の赤血球をつくることができなくなります。


この貧血では、初期の方が症状が強く現れ、特に事故、手術、出産、血管破裂などによる突然の失血で貧血が急速に起こった場合は、その傾向が強くなります。


突然の大量出血では2つの問題が生じます。


1つは血管内の血液量が少なくなることによる血圧の低下で、もう1つは、酸素を運ぶ赤血球が急に減少するため、酸素の供給量が急激に低下することです。


いずれも、心臓発作、脳卒中、死亡の原因になります。


突然の失血よりはるかに多いのが、持続的あるいは繰り返し起こる慢性の出血による貧血です。


こうした出血は体のさまざまな部位で発生します。鼻血や痔(じ)による出血はすぐにわかります。


胃や小腸の潰瘍、大腸のポリープや癌などからの出血はわかりにくく、便に血が混じっていても、少量だと肉眼ではわかりません。


これは便潜血といいます。


慢性出血のその他の原因としては、腎臓や膀胱の腫瘍による尿中への出血や、月経での重度の出血などがあります。

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2011年12月4日日曜日

貧 血! 2

貧 血 症状 診断


貧血の程度と進行の速さによって、症状はさまざまです。


軽度の貧血で、特に進行が遅いものでは、症状がまったく現れないか、運動したときだけ症状がみられます。


重度の貧血になると、安静にしていても症状があります。


血管の破裂による出血などで貧血が急に進んだ場合は、貧血の程度が軽度であれ重度であれ、症状が強く現れます。


軽度の貧血では、疲労や衰弱がみられ、顔色が青白くなります。


貧血が重くなると、失神、めまい、のどの渇き、発汗、脈が弱く速くなる、呼吸が速くなるなどの症状が加わります。


重度の貧血では、運動中に起こるふくらはぎのけいれんや痛み、息切れ、胸痛などの症状が起こり、


特に脚の血行が悪くなっている場合や、肺や心臓の病気がある場合は、こうした症状が顕著になります。


貧血は、症状を自覚する前に定期的な血液検査で見つかることもあります。


ヘモグロビン値とヘマトクリット値(血液の全体積中に占める赤血球の割合)が低ければ、貧血と診断されます。


ほかの検査も行って貧血の原因を調べます。







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血液病気!「貧 血」

貧血とは、赤血球の数やヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球中のタンパク質)の量が少ない状態をいいます。

赤血球には、肺から全身の組織に酸素を運ぶタンパク質のヘモグロビンがあります。


赤血球数が減少したり、赤血球中のヘモグロビン量が少なくなると、


血液は酸素を十分に供給できなくなります。組織に酸素が十分に供給されないと、貧血の症状が現れます。


貧血 原因


貧血の原因はさまざまですが、大きく分けると、失血(大量出血)、赤血球の産生不足、赤血球の過剰な破壊の3つに分類できます。


多量の出血は貧血を引き起こします。


事故や手術などで突然出血する場合もありますが、多くの場合は、消化管や尿路の異常などによる出血が徐々に繰り返し生じます。


慢性的な出血があると体内の鉄分が減少し、貧血がさらに悪化します。


体が十分な量の赤血球をつくれないことも、貧血の原因になります。


赤血球の産生には多くの栄養素が必要です。


最も重要なものは鉄、ビタミンB12、葉酸ですが、ごく微量のビタミンC、リボフラビン、銅も必要です。


また、ホルモンの適切なバランスも必要で、特に赤血球の産生を促進するホルモンであるエリスロポエチンが重要です。


これらの栄養素やホルモンがないと、赤血球の産生速度や産生量が低下したり、赤血球が変形して酸素を十分に運べなくなったりします。


慢性疾患が赤血球の産生に影響する場合もあります。


白血病、リンパ腫、転移癌などでは、骨髄腔に腫瘍細胞が侵入して骨髄に置き換わり、そのため赤血球の産生が低下することがあります。


多数の赤血球が破壊された場合にも、貧血になります。


通常、赤血球の寿命は約120日間です。


この寿命に近いものや寿命を過ぎたものは、骨髄、脾臓、肝臓にある貪食細胞に捕食され、破壊されます。


寿命に達していない赤血球が破壊されると(溶血)、骨髄はそれを補うために新しい赤血球の産生を速めます。


赤血球の産生を上回るペースで破壊が進むと、溶血性貧血が起こります。


溶血性貧血は、出血過剰や赤血球産生低下による貧血に比べると、比較的まれな貧血です。








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