2011年4月2日土曜日

耳、鼻、のどの病気!「加齢と影響

年をとると耳、鼻、のどの機能にも大きな影響が出てきます。


老化に伴う影響は、組織や器官に自然に生じる衰えのほか、


雑音、感染による影響の蓄積、飲酒や喫煙の影響など、


さまざまな要因によってもたらされます。



聴力の低下が進み、特に高い音が判別しにくくなります(老人性難聴)。


その結果、人の話が聞き取りにくくなります。


内耳前庭の平衡失調や耳鳴りも高齢者に多くみられますが、


これは年をとったからといって必ず生じる現象ではありません。



嗅覚も年齢とともに衰えることがあり、


ものの味がよくわからなくなります。


声も変化します。


喉頭の組織が硬くなることによって、


声の高さや声質が変わり、かすれた声になります。


咽頭組織の老化によって、


飲みこんだ食べものや飲みものが漏れて気管に入ってしまう場合もあります。


これを吸引または誤嚥(ごえん)といい、


繰り返し起こる場合や激しい場合には、


肺炎の原因になります。







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2011年4月1日金曜日

耳、鼻、のど!「のど(咽喉)」

のど(咽喉)は咽頭(いんとう)と喉頭(こうとう)に分けられ、


このうち咽頭は口の奥の鼻腔の下から食道と気管の入り口までの部分をいいます。


咽頭は上から鼻咽頭、中咽頭、下咽頭という3つの部分で構成されています。


筋肉でできたこの通路を通って、食べものは食道へ、空気は肺へと運ばれます。


咽頭の中も鼻や口と同様に、粘液を分泌しうぶ毛のような線毛をもつ粘膜で覆われています。


粘液にとらえられたほこりの粒子は、線毛によって食道へ運ばれて飲みこまれます。



扁桃(へんとう)は口の奥の左右両側にあり、


口蓋扁桃、あるいは俗に扁桃腺ともいいます。

アデノイド(咽頭扁桃)は鼻腔の奥にあります。


扁桃とアデノイドはリンパ組織でできた器官で、


感染と闘う役割を果たしています。


大きさは子供のころが最大で、


年をとるにつれて徐々に収縮していきます。


口蓋垂(こうがいすい)は、


のどの奥を覗くと扁桃の間にぶら下がっているのが見える小さな組織で、


俗に「のどちんこ」とも呼ばれます。


口蓋垂は、食べものや飲みものを飲みこむ際にそれらが


鼻腔へ入るのを防ぐ働きをしています。



気管の最上部には喉頭があります。


喉頭の中には声帯があり、主に音声を発する役割を担っています。


声帯はゆるんだ状態ではV字型に開くので、空気が自由に通過します。


逆に声帯が収縮すると肺からの空気がそこにぶつかり、声帯が振動して音が出ます。


この音が舌、鼻、口の各器官の働きによって言葉に変わります。


喉頭蓋は軟骨でできた硬いふたのような器官で、喉頭の上前部にあります。


ものを飲みこむときに、喉頭蓋が閉じて喉頭の入り口をふさぎ、


食べものや飲みものが気管に入るのを防いで肺を守ります。







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2011年3月31日木曜日

耳、鼻、のどの病気!「鼻・副鼻腔」続き

副鼻腔も鼻腔と同様に、


線毛をもち粘液を分泌する細胞でできた粘膜で覆われています。


副鼻腔にほこりの粒子が入ると粘液にとらえられ、線毛の働きで、


副鼻腔口という小さな穴から鼻腔へ運ばれます。


これらの穴は非常に狭いため、


かぜやアレルギーなどで粘膜が腫れるとすぐに詰まってしまいます。


副鼻腔から正常に排液できなくなると、


副鼻腔の炎症や感染が生じます(副鼻腔炎)。


嗅覚は、鼻の最も重要な働きの1つです。


においを受け取る嗅細胞は線毛をもつ特殊な神経細胞で、


鼻腔の上部にあります。


嗅細胞の線毛はさまざまな化学物質に反応し、


激を受けると神経インパルスを生じます。


神経インパルスは鼻のすぐ上の頭蓋内にある嗅球の神経細胞へと送られ、


嗅神経によって脳に直接伝えられ、においとして認識されます。


嗅覚はまだ完全には解明されていませんが、


そのしくみは味覚に比べてかなり複雑です。


人間が識別できるにおいの数は、味よりもはるかにたくさんあります。


食べているときの主観的な味覚、すなわち風味には、


舌ざわりや温度とともに、味やにおいがかかわっています。


かぜなどで嗅覚が鈍ると、食べものの味があまりしなくなるのはそのためです。


嗅細胞は鼻腔の上部にあるため、普通に呼吸をしているだけでは


空気がたくさん届くことはありません。


しかし、鼻をクンクンさせて鼻から空気を吸いこむようにすると、


嗅細胞へ届く空気が増え、嗅細胞とにおいの接触が増します。







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耳、鼻、のどの病気!「鼻・副鼻腔」

鼻は嗅覚器官であるとともに、


肺に出入りする空気の主な通り道にもなっています。


鼻は、肺に向かう空気を温め、加湿し、きれいにします。


鼻の周囲の骨には副鼻腔と呼ばれるいくつもの空洞があり、


上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)、


前頭洞、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)の4種類があります。


これらの空洞部分は、骨の強さや形を保ちつつ顔の


骨全体の重量を軽くするのに役立っています。


鼻と副鼻腔の空洞部分には、声を響かせる働きもあります。


鼻の上部は骨で支えられ、下部は軟骨で支えられています。


鼻の内側の空間を鼻腔といい、鼻中隔によって左右2つの通り道に分かれています。


鼻中隔は骨と軟骨からなり、鼻孔からのどの奥まで伸びています。


鼻腔の空気の通り道には、鼻甲介という骨がひだ状に突き出し、


鼻腔の表面積を大きくしています。


鼻腔は血管が密集した粘膜に覆われています。


広い表面積とたくさんの血管があるおかげで、


鼻は外から入ってくる空気を素早く温め加湿することができます。


粘膜の細胞は粘液を分泌し、表面にはうぶ毛のような小突起(線毛)があります。


鼻の中に入ってきたほこりの粒子を粘液がとらえると、


線毛がそれを鼻孔またはのどの方向へと運び、気道から除去します。


この働きで、肺に入る空気はあらかじめきれいにされています。


くしゃみは刺激に反応して鼻の通り道を自動的にきれいにする働きで、


せきが肺をきれいにするのと同様の働きです。





続きます>>






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2011年3月30日水曜日

耳、鼻、のどの病気!「耳・構造機能 3」

内耳


内耳は複雑な構造をもち、聴覚器官である蝸牛(かぎゅう)と、


平衡器官である前庭という2つの部分から構成されています。


内耳の前庭は、水平・垂直方向の位置を感知する卵形嚢(らんけいのう)、


球形嚢(きゅうけいのう)と、


回転を感知し体のバランスを保つ半規管で構成されています。


蝸牛はカタツムリのような渦巻き形の器官で、


リンパ液で満たされています。


蝸牛の中のコルチ器には、有毛細胞(聴細胞)


という特殊な細胞がおよそ2万個集まっています。


有毛細胞には、うぶ毛のような小突起(感覚毛)があり、


リンパ液の中へ伸びています。


中耳の耳小骨から内耳の前庭窓へ伝えられた音の振動は、


このリンパ液と感覚毛を揺らします。


蝸牛の各所にある有毛細胞は、それぞれ異なる周波数の音に反応し、


その振動を神経インパルスに変換します。


神経インパルスは蝸牛神経を伝わり、脳へと伝達されます。


聴覚反射による防御作用があってもなお、


大きな音は有毛細胞を傷つけたり破壊することがあります。


有毛細胞は一度壊れると再生しません。


大きな騒音に長いことさらされていると、


有毛細胞の損傷が進み、やがて聴覚が失われたり、


耳鳴りが起きたりします。


半規管は、リンパ液で満たされた3つの管が互いにほぼ直角に交わったもので、


三半規管ともいいます。


頭を動かすと、管の中のリンパ液も動きます。


頭が動く方向によって、1つの管のリンパ液が他の2つより大きく動きます。


管の中の有毛細胞がこのリンパ液の動きに反応して神経インパルスを生じさせ、


頭がどの方向に動いているかを脳に伝えます。


これによって、体のバランスを保つ動作を取ることができます。


上気道感染やその他の一過性または永続性の病気によって、


半規管がうまく働かなくなると、平衡感覚が失われたり、


めまいを感じることがあります。









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耳、鼻、のどの病気!「耳・構造機能 2」

中耳


中耳は鼓膜の奥に位置し、


空気で満たされた小さな空間(鼓室)に、


鼓膜と内耳を結ぶ、


互いに連結した小さな3つの骨(耳小骨)があります。


3つの耳小骨はそれぞれの形から、


(1)つち骨(鼓膜の中耳側に付着)、


(2)きぬた骨(つち骨とあぶみ骨の中間にあり両者を連結)、


(3)あぶみ骨(内耳の入り口にある前庭窓という薄い膜に接続)と名づけられています。


鼓膜の振動はこれらの耳小骨の作用によって増幅され、


前庭窓へと伝えられます。


中耳には2つの小さな筋肉(耳小骨筋)もあります。


このうち、つち骨に付着した鼓膜張筋は音の調子を整え、


耳を保護する働きをもっています。


あぶみ骨筋は、あぶみ骨と前庭窓につながっています。


あぶみ骨筋は大きな音に反応して収縮することで、


耳小骨の動きを抑え、音を伝わりにくくします。


この反応は聴覚反射といい、


大きな音によるダメージから繊細な内耳を守るのに役立っています。


耳管は中耳と鼻の奥を結ぶ細い管で、


外の空気を中耳の中に取り入れる働きがあります。


ものを飲みこむと耳管が開き、


鼓膜の内外の空気圧を等しくして、


中耳に水がたまるのを防ぎます。


空気圧に差が生じると鼓膜は圧の低い側にふくらみ、


耳が詰まったような不快感や痛みが生じたり、


音が聞こえにくくなります。


飛行機などでよくありますが、


急な気圧の変化で鼓膜にこのような圧力がかかったときは、


つばなどを飲みこむと自然に耳の中に空気が入り、


鼓膜が元に戻ります。


かぜなどの上気道感染で耳管が炎症を起こしてふさがってしまうと、


中耳にも感染が及んだり、


中耳の空気圧が変化して耳が痛くなったりします。


これらはいずれも耳管と中耳がつながっているために起こることです。








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耳、鼻、のどの病気!「耳・構造機能」

耳、


耳は聴覚と平衡感覚をつかさどる器官で、外耳、中耳、内耳で構成されています。


音波は外耳、中耳、内耳の働きによって電気信号(神経インパルス)に変換されて脳に伝えられ、


脳で音として認識されます。


内耳は体のバランスを保つ機能にもかかわっています。



外耳


外耳は、耳介(じかい)と呼ばれる耳の外側部分と外耳道で構成されています。


耳介は軟骨組織が皮膚で覆われたもので、


音波をとらえて外耳道から鼓膜へと送るのに適した形をしています。


薄い膜でできた鼓膜が、外耳と中耳を分けています。








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