2012年1月27日金曜日

肝臓病≫肝硬変

肝硬変では正常な肝組織が破壊され、


      機能が保たれている肝組織の周辺に、


      機能を失った瘢痕組織が生じます。


      肝臓が傷つく原因はさまざまですが、


      損傷が繰り返されたり長期間続くと、


      ほとんどの場合は肝硬変になります。


      肝硬変の原因として最も多いのは、


      アジアやアフリカの多くの地域では、


      慢性肝炎が肝硬変の主な原因となっています。


      瘢痕ができて線維化した組織は、


      肝機能に障害をもたらし、


      門脈の血流を妨げます。


      門脈の血流抵抗が増大すると血圧の上昇が起こります。


      症状と合併症、


軽度の肝硬変の患者の多くは何年間も無症状のままで過ごし、


      元気そうにみえます。


      人によっては体調不良や食欲不振、気分が悪い、


      体重が減るなどの症状がみられる場合もあります。


      胆汁の流れが慢性的に滞っていると、黄疸、全身のかゆみ、


      まぶたの周辺などにできる小さい黄色の皮膚小結節


がみられることがあります。


      肝臓の障害により胆汁酸塩の生成が減少すると、


      脂肪や脂溶性ビタミンの吸収が低下します。


      ビタミン吸収の障害や食欲不振の結果、


栄養失調を起こすこともよくあります。


      肝硬変によるこのほかの影響としては、筋肉の萎縮、


      手のひらが赤くなる手掌紅斑、指が屈曲するデュピュイトラン拘縮、


      皮膚の小さなくも状静脈、ほおの唾液腺の腫大、腋窩の脱毛、


      末梢神経障害などがあり、


      男性では肝機能障害でエストロゲンが分解できないため


      乳房腫大や精巣の縮小が生じることがあります。


      これらの影響は肝硬変に限らず、


重症の肝不全の原因として共通にみられるものです。


      肝硬変の合併症には高血圧が原因で起こるものもあります。


      食道の下端寄りに静脈の拡張や屈曲が形成され、


      この静脈瘤から出血を起こして大量に血を吐くこともあります。


      門脈内の血圧が高く肝機能の障害を伴う場合は、


      腹部に体液がたまります。


      肝硬変のその他の合併症には、


腎不全や肝不全による脳の機能障害があります。


      肝臓癌も肝硬変の合併症の1つで、


特に肝硬変の原因がB型肝炎やC型肝炎の慢性感染、


      鉄分が蓄積するヘモクロマトーシス、


糖原病などの場合によくみられます。


      アルコールによる肝硬変から、肝臓癌になる場合もあります。


      続く>>>肝硬変Ⅱへ










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肝臓病≫脂肪肝 Ⅲ

脂肪肝は一般に無症状です。まれに黄疸、吐き気、嘔吐、痛み、


     腹部の圧痛を伴うこともあります。


     診察で肝臓の腫大がみられ、それ以外に症状がなければ脂肪肝と考えられます。


     肝機能検査を行って肝臓に炎症などの異常がないかを診断します。


     肝細胞内の過剰な脂肪の蓄積は炎症を伴うことがあり、


     炎症があれば肝硬変や非アルコール性脂肪肝炎へと進行するおそれがあります。


     肝臓内の脂肪の蓄積は、腹部超音波検査で検出できます。


     診断を確定するには肝生検を行います。


     これは長い中空の注射針を体の外から刺し、


     肝臓から小さな組織片を採取して顕微鏡で調べる検査です。


     治療、肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態そのものについては、


     あまり心配する必要はありません


     (たまった脂肪は、たとえば禁酒などで消失することもあります)。


     ただし、脂肪肝の原因となっている病気が重大な問題となる場合があります。


     たとえばアルコールのような毒性物質のために肝臓が繰り返し損傷を受けると、


     脂肪肝から肝硬変へと進行するおそれがあります。


     このため脂肪肝の治療では原因となる病気を完治させるか、


     最小限に抑えることが目標となります。











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屈折異常! ③

屈折異常 症状 診断


屈折異常があると、ものがぼやけて見えるようになります。


たとえば、近視の子供では、学校の勉強に支障が出てくることがあります。



眼の検査は、だれもが定期的に受ける必要があります。


眼の検査はかかりつけの医師、内科医、


眼科医(眼に関する診察、治療、手術を行える眼の専門医)、


オプトメトリストによって行われます。


視力検査にはスネレン視力検査表が使われます。


視力は、正常視力の人の見え方との比較によって測定されます。


たとえば、ある人が約6メートルの距離で見えるものが、


正常な視力の人では約18メートルの距離から見える場合、


この人の視力は20/60、つまり0.3と表現されます。


屈折異常は、眼にそのほかの異常がない場合にもよく起こりますが、


検査の際には通常、屈折異常に直接関係しない検査も同時に行っておきます。


具体的には視野検査、眼の動きの検査などです。



両眼同時に行う検査と、片眼ずつ行う検査があります。












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2012年1月26日木曜日

肝臓病≫脂肪肝 Ⅱ

脂肪肝の原因



       肥満

       糖尿病

       化学物質や薬物(アルコール、コルチコステロイド薬、

       テトラサイクリン系抗生物質、バルプロ酸、メトトレキサート、

       四塩化炭素、黄リンなど)

       栄養失調や低タンパク食

       妊娠

       ビタミンAの過剰摂取

       小腸バイパス手術

       嚢胞性線維症(多くは栄養失調を伴う)

       グリコーゲン、ガラクトース、チロシン、

ホモシスチンなどの代謝の遺伝性異常

       中鎖アリルデヒドロゲナーゼの欠損や活性低下

       コレステロールエステラーゼの欠損や活性低下

       フィタン酸の蓄積(レフサム症)

       無ベータ‐リポタンパク血症

       ライ症候群


       症状と診断、脂肪肝は一般に無症状です。まれに黄疸、吐き気、嘔吐、痛み、


       腹部の圧痛を伴うこともあります。


       診察で肝臓の腫大がみられ、それ以外に症状がなければ脂肪肝と考えられます。


       肝機能検査を行って肝臓に炎症などの異常がないかを診断します。


       肝細胞内の過剰な脂肪の蓄積は炎症を伴うことがあり、


       炎症があれば肝硬変や非アルコール性脂肪肝炎へと進行するおそれがあります。


       肝臓内の脂肪の蓄積は、腹部超音波検査で検出できます。


       診断を確定するには肝生検を行います。


       これは長い中空の注射針を体の外から刺し、


       肝臓から小さな組織片を採取して顕微鏡で調べる検査です。


       経過の見通しと治療、肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態そのものについては、


       あまり心配する必要はありません。


       ただし、脂肪肝の原因となっている病気が重大な問題となる場合があります。


       たとえばアルコールのような毒性物質のために肝臓が繰り返し損傷を受けると、


       脂肪肝から肝硬変へと進行するおそれがあります。


       このため脂肪肝の治療では原因となる病気を完治させるか、


       最小限に抑えることが目標となります。
















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肝臓病≫脂肪肝

脂肪肝、肝硬変、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、


        アルファ1‐アンチトリプシン欠損症は、


        いずれも肝臓の障害が原因で生じる病気です。


        肝臓の障害は毒性物質、たとえばアルコールや薬、食物中の不純物、


        血液中に通常含まれる物質の異常な蓄積などが原因で起こります。


        また感染症や、免疫システムが自分の組織を攻撃する病気が原因の場合もあります。


        障害の原因がはっきりしない場合もあります。





        脂肪肝は、肝細胞の内部に脂肪(中性脂肪)が過剰に蓄積した状態です。


        先進諸国では脂肪肝の原因として、アルコール依存症、肥満、糖尿病、


        血清中性脂肪値の上昇が多くみられます。


        このほか栄養失調、遺伝性の代謝障害など、薬物も原因となります。


        このような原因で肝細胞内に脂肪の蓄積が引き起こされるメカニズムは、


        まだ解明されていません。


        単に脂肪分を多く含む食事をすれば脂肪肝になるというわけではありません。


        1つの説明としては、


        これらの要因によって体内で脂質が代謝されて排出される速度が遅くなり、


        その結果体内に蓄積した脂肪が肝細胞内にたまると考えられています。


        脂肪肝は、特に新生児に起きた場合などで原因がはっきりしないこともありますが、


        肝細胞のミトコンドリアの異常が原因の可能性があります。


        アルコールや薬物、毒性物質とは関係がなく、肥満や糖尿病、


        血清中性脂肪値の上昇によって起こる脂肪肝でも、


        病気の基礎に炎症があると線維化が進み、


        肝硬変へと進行することがあります。


        このような脂肪肝は非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と呼ばれることがあります。









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屈折異常! ②

屈折異常 原因


水晶体と角膜による光の屈折がうまくいかなくなるには、さまざまな原因があります。


焦点を合わせるための眼の屈折率に対して眼球が大きすぎる場合は、


光が網膜上ではなく網膜より前で焦点を結ぶため、遠くのものが見えにくくなります。


これが近視と呼ばれる状態です。


一方、屈折率に対して眼球が小さいために、


光が網膜よりも後ろで焦点を結んでしまう人もいます。


これが遠視と呼ばれる状態で、近くにあるものがはっきり見えなくなります。


また、角膜の形にゆがみがあると、距離にかかわらずものがぼやけて見えます。


これが乱視です。


40代前半にさしかかると、水晶体は徐々に硬くなり、形が変化しにくくなります。


そうなると、近くのものに焦点が合わせづらくなります。


これが老視(老眼)と呼ばれる状態です。


白内障の治療のために水晶体を取り除くことがありますが、


その後、人工水晶体(眼内レンズ)を移植しなかった場合は、


距離にかかわらずものがぼやけて見えるようになります。


先天性障害、眼の外傷、


白内障の手術などが原因で水晶体がない状態を無水晶体症といいます。











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2012年1月25日水曜日

肝臓病≫不全 Ⅱ

肝不全症状と診断

       肝性脳症の症状は、意識の障害をはじめとする脳の機能の低下です。


       発症初期の段階では論理的思考、人格や行動に微妙な変化が現れます。


       気分が変化したり、判断力が鈍ることもあります。


       また正常な睡眠パターンが崩れます。


       息がカビ臭く甘ったるいにおいになることもあります。


       腕を伸ばすと、手をじっと静止させていることができず、


       バタバタと羽ばたくような動きをします。


       障害が進行するにつれて、一般に眠気や錯乱がみられるようになり、


       動作や発語が緩慢になります。


       多くの場合、見当識障害がみられます。


       脳症の患者は激高したり興奮したりすることもありますが、ごくまれです。


       けいれん発作もまれです。


       患者は徐々に意識を失い、昏睡に陥ります。


       脳波(EEG)は、早期の脳症を診断するのに役立ちます。


       障害が軽度な場合でも脳波には異常がみられます。血液検査では、


       アンモニア値が異常に高くなります。


       高齢者では、肝性脳症の初期症状が痴呆のせいにされたり、


       誤ってせん妄とみなされやすく、このことが早期の診断を難しくしています。


       治療、感染症や服用中の薬など、


       脳の機能低下の原因を見つけて取り除くための治療を行います。


       また食事制限などを行って腸から毒性物質を除去します。


       食事からのタンパク質摂取を制限または禁止し、


       代わりに主なカロリーの供給源として炭水化物を経口摂取するか静脈内に点滴します。


       その後、


       動物性タンパクよりも大豆タンパクなど植物性タンパクの摂取量を増やすことで、


       脳症を悪化させずにタンパク質のバランスを改善します。


       植物性の繊維質を多く含む食品は、腸内での食物の通過を速め、


       腸内の酸性度を変え、アンモニアの吸収を減らします。


       合成糖(ラクツロース)の経口摂取にも同様の効果があり、


       腸管の酸性度を変化させるほか、


       下剤のように作用して食物の腸内通過速度を速め、


       アンモニアの吸収量を減らします。


       腸洗浄を行うこともあります。抗生物質のネオマイシンを服用することもあります。


       ネオマイシンは、


       正常な状態ではタンパク質の消化を助けている腸内細菌の量を減らしますが、


       長期間服用すると腎臓の機能障害や難聴を起こすことがあります。


       肝性脳症は多くの場合、治療をすれば治ります。


       特に脳症の原因が完全に取り除けるものであれば、


       元通りに回復することもあります。ただし、


       急性肝炎が原因で重度の昏睡に陥った患者では現在も、


       集中治療を行っても致死率は80%にも上ります。












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