2012年8月17日金曜日

『アルコール依存症』  Ⅳ

振戦せん妄(DT)はきわめて深刻な一連の症状で、


アルコール離脱症状を治療しないで放置した場合に起こることがあります。


通常、振戦せん妄はすぐには発症せず、


禁酒を開始してから約2~10日後に生じます。


振戦せん妄になると、まず不安が生じ、そ


の後ひどい錯乱、不眠、悪夢、大量の発汗、


重度の抑うつが生じます。


心拍数が速まりがちになります。発熱もみられます。


症状が高じると、現れては消える一過性の幻覚や、


恐怖感や不安をかきたてる幻想が現れ、


幻視を伴う失見当識がさらに恐怖感をあおります。


薄暗いところで何かが見えることなどが特に恐ろしく、


極度の錯乱状態に陥ります。


床が動く、壁が落ちる、


部屋が回転するなどという人もいます。


振戦せん妄が進行すると、手が絶えずふるえ、


それが頭や体に広がって重度の協調運動障害になります。


振戦せん妄は、


治療しないで放置すると死に至る場合があります。


このほか、


アルコールが脳や肝臓に及ぼす毒性作用に直接的に関係して起こる問題もあります。


アルコールを長期にわたって大量に摂取すると、


アルコール性肝疾患になります。


肝臓がアルコールで損なわれて有害物質を体外に排出できなくなると、


肝性昏睡が生じます。


肝性昏睡になると、動作が緩慢になったり、


眠気、昏迷、錯乱、羽ばたき振戦などの症状が現れます。


肝性昏睡は生命にかかわる状態であり、


ただちに治療する必要があります。


続きます>>
























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『アルコール依存症』  Ⅳ

振戦せん妄(DT)はきわめて深刻な一連の症状で、


アルコール離脱症状を治療しないで放置した場合に起こることがあります。


通常、振戦せん妄はすぐには発症せず、


禁酒を開始してから約2~10日後に生じます。


振戦せん妄になると、まず不安が生じ、そ


の後ひどい錯乱、不眠、悪夢、大量の発汗、


重度の抑うつが生じます。


心拍数が速まりがちになります。発熱もみられます。


症状が高じると、現れては消える一過性の幻覚や、


恐怖感や不安をかきたてる幻想が現れ、


幻視を伴う失見当識がさらに恐怖感をあおります。


薄暗いところで何かが見えることなどが特に恐ろしく、


極度の錯乱状態に陥ります。


床が動く、壁が落ちる、


部屋が回転するなどという人もいます。


振戦せん妄が進行すると、手が絶えずふるえ、


それが頭や体に広がって重度の協調運動障害になります。


振戦せん妄は、


治療しないで放置すると死に至る場合があります。


このほか、


アルコールが脳や肝臓に及ぼす毒性作用に直接的に関係して起こる問題もあります。


アルコールを長期にわたって大量に摂取すると、


アルコール性肝疾患になります。


肝臓がアルコールで損なわれて有害物質を体外に排出できなくなると、


肝性昏睡が生じます。


肝性昏睡になると、動作が緩慢になったり、


眠気、昏迷、錯乱、羽ばたき振戦などの症状が現れます。


肝性昏睡は生命にかかわる状態であり、


ただちに治療する必要があります。


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2012年8月15日水曜日

『アルコール依存症』  Ⅱ

アルコール障害 原因


アルコール障害には遺伝がある程度関係しています。


ある研究によると、


アルコール依存症になるリスクが高い人はアルコール依存症


ではない人と比べてなかなか酔わないとされています。


つまり、


アルコール依存症の人の脳はアルコールの作用に鈍感になっているといえます。


遺伝的リスクとは別に、


ある種の背景や人格特性がアルコール障害の要因になることがあります。


アルコール依存症の人では、


育った家庭や親との関係に問題があったというケースが多くみられます。


アルコール依存症の人には、


孤立感、孤独感、内気、抑うつ、


周囲に対する敵意などがよくみられます。


自己破壊的な行動を示すことがあり、


性的に未熟なこともあります。


このような特性がアルコール依存症の原因なのか、


それとも結果なのかは不明です。


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2012年8月14日火曜日

『アルコール依存症』

アルコール依存症

アルコール依存症(アルコール中毒)は最も極端なアルコール障害です。

大量に酒を飲む、飲酒をやめられない、

社会的にも仕事にも悪い影響が出ているにもかかわらず飲酒を続けるなどの特徴があります。

男性がアルコール依存症になる率は女性の4倍です。

飲酒をする人のうち、約10%がアルコール依存症になります。

アルコール依存症になる人は大量のアルコールを長期間にわたって定期的に飲んでいて、

アルコールに依存しています。

1日平均どの程度の量を飲むとアルコール依存症になるかは人によって異なりますが、

女性で1日2杯、

男性で3杯程度の少ない量でもアルコール依存症になることもあります(1杯とは、ビールなら約350ミリリットル、

ワインなら約150ミリリットル、ウイスキーなどの蒸留酒なら約45ミリリットル)。

アルコール依存症の人には、

飲むなら5杯以上徹底的に飲む日が多く、

ほとんど飲まないか、

まったく飲まない日は数日しかないというタイプも多くみられます。

アルコール依存症やその他のアルコール障害は、

あらゆる年齢層の人に生じる可能性があります。

血のつながった家族や親族にアルコール依存症の人がいる人は、

一般の平均に比べてアルコール障害になる率が高く、

親がアルコール依存症の場合、

その実子は養子の場合より高い確率でアルコール障害になります。

若い人のアルコール問題は年々増加し、

特に悲惨な結果を生んでいます。

年をとっていると、

アルコール摂取量に対する血中アルコール濃度が若い人より高くなります。
その主な原因は、

加齢とともに大半の人に起こる筋肉組織の減少と脂肪組織の増加です。

アルコール依存症は多くの破滅的行為を引き起こします。

酒に酔うことが原因で家族や社会的な人間関係が崩壊することもあれば、

夫婦が離婚する場合もあります。

欠勤があまりに多くなり失職することもあります。

アルコール依存症の人は自分の行動をコントロールできないことが多く、

飲酒運転をしたり、転倒、けんか、交通事故でけがをしたりします。

暴力的になる人もいます。

男性の場合は女性に暴力を振るうことがよくあります(配偶者からの暴力)。

このほか、アルコール依存症の定義には満たないものの、

さまざまなアルコール障害があります。

飲み方にかなりの問題があっても、

仕事や家族への責任は果たしている人もいます。

しかし、大量の飲酒は体に大きな負担を強いることになり、

体や精神にさまざまな問題を生む原因となります。

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2012年8月13日月曜日

『妄想性障害』 Ⅱ

妄想性障害 症状 診断


妄想性障害は、


もともと妄想性人格障害がある人に発症します。


妄想性人格障害の人は、


成人期初期から他者の行動や行動理由に対して全般的な不信と疑い深さを示します。


発症初期には、人に利用されていると感じる、


友人の誠実さや信頼に執着する、


悪意のない言葉や出来事の中に自分を脅す意味が隠されていると読む、


うらみを抱き続ける、


軽視されていると感じるとすぐに反応するなどの症状がみられます。


妄想を伴うような他の病気や状態がないことが確認されれば、


本人の病歴に基づいて妄想性障害の診断を下します。


医師は患者の危険性がどの程度か評価する必要があります。


特に、本人がどの程度妄想にとらわれていて、


自分の妄想に基づいてどのような行動をするつもりなのかを評価することが重要です。


妄想性障害  経過 見通 治療


妄想性障害から重度の障害に至ることはまずありません。


しかし、次第に妄想に深くのめりこむようになることがあります。


たいていの場合、仕事を続けることができます。


医師と患者の良好な関係は、妄想障害の治療に役立ちます。


危険な患者だと判断される場合には、入院が必要です。


一般に、抗精神病薬は用いられませんが、


場合によっては症状を抑える効果があります。


本人の関心を妄想からもっと建設的で満足感のあるものへ移すことが長期治療の目標とされますが、


かなり難しい目標です。























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2012年8月12日日曜日

『妄想性障害』

妄想性障害


妄想性障害は、1つまたは複数の誤った思いこみがあり、


それが少なくとも1カ月間持続するのが特徴です。


一般に、妄想性障害は成人期中期から後期にかけて発症します。

妄想は奇異な内容のものではなく、


後をつけられている、毒を盛られる、感染させられる、


だれかが遠くから自分のことを愛している、


配偶者や恋人に裏切られるなど、


実生活でも起こり得るような状況を含んでいます。


妄想性障害の亜型もいくつか知られています。

色情型の場合は、


だれかが自分と恋愛関係にあるというのが妄想の中心的なテーマになります。


電話、手紙、


さらには監視やストーカー行為などで妄想の対象と接触を図ろうとします。


妄想から出た行動が法律に触れることもあります。


誇大型の場合は、自分には偉大な才能があるとか、


重要な発見をしたなどと思いこみます。


嫉妬型の場合は、



配偶者または恋人が浮気をしていると思いこみます。


あいまいな「証拠」から誤った推測をして思いこみます。


このような状況では、傷害事件に発展するおそれがあります。


被害型の場合は、だれかが自分に対して陰謀をたくらんでいる、


見張られている、中傷されている、


嫌がらせをされているなどと思いこみます。


裁判所など行政機関に訴えて、


繰り返し正当性を主張しようとします。


まれに、想像上の迫害に報復しようとして、


暴力的な手段に訴えることがあります。


身体型の場合は、体に異常があるとか体臭がするなど、


体の機能や特性にとらわれています。


妄想が、寄生虫感染といった想像上の身体疾患の形を取る場合もあります。

 
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2012年8月11日土曜日

統合失調症 Ⅷ

抗精神病薬作用


抗精神病薬は、幻覚、妄想、支離滅裂な思考、


攻撃性などの治療に最も有効とみられる薬です。


抗精神病薬は統合失調症に対して処方されるのが最も一般的ですが、


これらの症状が躁病、痴呆、


アンフェタミンなどの薬物による急性中毒など、


統合失調症以外の障害に起因する場合にも効果があるとみられています。

抗精神病薬は脳細胞の間の情報伝達機能に作用し
ます。


成人の脳は100億以上のニューロンと呼ばれる細胞で構成されています。


各ニューロンには軸索(アクソン)と呼ばれる1本の細長く伸びた枝があり、


そこから別のニューロンに情報が伝達されます。


まるで巨大な電話交換装置内で互いに接続された無数の回線のように、


1つのニューロンは他の数千ものニューロンと接続されています。


情報は電気的な信号となって神経細胞の軸索を伝わります。


信号が軸索の先端に達すると、


神経伝達物質という化学物質が少量放出され、


次の神経細胞に情報が伝達されます。


情報を受ける側の細胞にある受容体がその神経伝達物質を感知すると、


その細胞が新しいシグナルを生成します。


幻覚など精神病性の症状は、


神経伝達物質であるドパミンやセロトニンを感知する細胞が活性化しすぎたために生じると考えられています。


抗精神病薬はこの前提に基づき、


こうした物質の受容体をブロックすることによって、


神経細胞のグループ間の情報伝達を抑制する薬です。


抗精神病薬の種類により、


ブロックする神経伝達物質の種類が異なります。


これまで有効とされてきた従来の抗精神病薬は、


すべてドパミン受容体をブロックします。


新しい抗精神病薬(リスペリドン、オランザピン、クエチアピン、ジプラシドン、クロザピン)はセロトニン受容体もブロックするため、


高い効果が期待されます。


副作用も少ないとされています。

























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