2008年1月24日木曜日

免疫の病気 アレルギー

治療

抗ヒスタミン薬: アレルギーの症状を和らげるのに最もよく使われる薬は、抗ヒスタミン薬です。

抗ヒスタミン薬には、処方せんなしで薬局で購入できる市販薬と、医師が処方する処方薬とがありますが、特に高齢者の場合には市販薬に頼るのは問題があります。

抗ヒスタミン薬は適切に処方されれば、眠気、口の渇き、かすみ眼、便秘、排尿困難などの副作用を起こさずにすみます。

抗ヒスタミン薬はヒスタミンの影響を抑える薬で、ヒスタミンの生成を止める薬ではありません。

抗ヒスタミン薬を用いれば、じんま疹のかゆみが和らぎ、軽症の血管性浮腫の腫れも引きます。



クロモリン: アレルギー症状の軽減にクロモリンも有効です。

処方薬として、吸入器やネブライザーなどで肺に投与したり点眼薬として使用します。

スプレー式点鼻薬は、処方せんなしで使用できます。

クロモリンはのど、肺、眼、鼻など投与した部分だけに効果があります。

クロモリンは内服しても血液中には吸収されません。

肥満細胞による消化器症状を和らげます。

クロモリンは、肥満細胞による傷害性物質の放出を抑えるからです。

コルチコステロイド薬: 抗ヒスタミン薬やクロモリンでアレルギー症状を抑えることができないときは、コルチコステロイド薬を使います。

スプレー式点鼻薬として、あるいは喘息の治療には吸入薬として使用します。

症状が重かったり広範囲にわたる場合は、プレドニゾロンなどのコルチコステロイド薬を経口投与します。ただし、コルチコステロイド薬は、3~4週間以上続けて経口投与すると、さまざまな重い副作用が出ることがあります。

コルチコステロイド薬の経口投与は、重症で他の方法では治療効果がない場合に限るべきで、投与期間もできるだけ短くします。

救急処置: アナフィラキシー反応のような重症のアレルギー反応には、救急処置が必要です。

重症のアレルギー反応を起こす人は、常に、エピネフリンの自己注射用キットを携帯します。

さらに、すぐに服用できるように抗ヒスタミン薬の錠剤も携行します。

たいていのアレルギー反応は、エピネフリンと抗ヒスタミン薬で止まります。

重症のアレルギー反応を起こした患者は精密検査ができる病院の救急外来で診察を受けて、適切な治療を受ける必要があります。




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≪古くから愛飲されるチャーガ ≫
極寒地に生育する白樺(シラカバ)の養分を吸い上げて成長するチャーガ「カバノアナタケ」は、2万本に1本程にしか寄生することがなく非常に責重なキノコであることから、ロシアでは「幻のキノコ」と呼ばれ、ノーベル賞作家ソルジェニツィンの書いた名著にも紹介されるなど、古くから美容と健康維持のために親しまれていたキノコです。

≪チャーガの豊富な栄養バランス ≫チャーガの成分には、豊富な食物繊維のほかβ-クルカン・リクニンイノシトール・ポリフ工ノール・またミネラル分が多いのが特徴です。豊富な栄養バランスを誇るチヤーガの焙煎茶は、健康茶のマルチビタミン的な飲み物になっています。



≪品質へのこだわり焙煎チャーガ茶 ≫
もっとも栄養バランスがとれた良質なチャーガを厳選し使用。チヤーガが本来もつ風味・昧を引き立たせるために焙前をおこない、日々の健康を手軽においしく胃し上がっていただくために衛生面にもこだわつてます。

2008年1月23日水曜日

免疫の病気 アレルギー

アレルギー の予防

アレルゲンを避けることができれば、それが最善の予防策です。

アレルゲンを避けるには、特定の薬物の使用をやめたり、屋内で

ペットを飼わないようにしたり、高性能の空気浄化装置を取りい

れたり、アレルゲンとなる食物を食べないようにします。重症の

季節性アレルギーがある人には、アレルゲンのない地域へ引っ越

す方法も考えられます。ハウスダストにアレルギーがある場合は、

ほこりのつきやすい家具やカーペット、カーテンなどの使用をやめます。

アレルゲン免疫療法(減感作療法): 空気中にあるアレルゲンなど

は避けられないので、一般にアレルギー注射と呼ばれている

アレルゲン免疫療法によって、アレルゲンに対する過敏性を抑えます。

この治療法でアレルギー反応を防いだり、その程度や頻度を

軽くできる場合もありますが、すべての人に効果があるわけではありません。

効果は人により、またアレルギーの種類により変わってきます。

花粉、ダニ、昆虫の毒液、動物のフケなどのアレルギーにはよく

用いられますが、食物アレルギーの治療としては勧められません。

かえって、激しい反応を招くことがあり、効果もあまり期待できません。

食物アレルギーの場合は、その食品を食べなければ避けられます。

アレルゲン免疫療法では、ごく少量のアレルゲンを皮下に注射します。

症状をコントロールするのに十分な量である維持量に達するまで、

徐々に投与量を増やします。

徐々に増やしていくのは、短期間に多量のアレルゲンを投与すると

アレルギー反応を引き起こしてしまうからです。維持量に達するまで

週に1~2度注射し、その後は2~6週間ごとに注射します。

季節性鼻炎でも、1年を通じて治療を続けると最大の効果を得られます。

このアレルゲン免疫療法は完了するのに3~4年かかります。

アレルゲン免疫療法の注射は、まれに危険なアレルギー反応を引き起こす

ことがあります。

注射をしたあと最低20分間は患者が医師の管理下にとどまるようにします。

くしゃみ、せき、発赤、ヒリヒリ感、かゆみ、胸苦しさ、喘鳴(ぜんめい)、

じんま疹など軽度の反応が出た場合は、ジフェンヒドラミンかロラタジン

などの抗ヒスタミン薬が有効です。重い反応の場合はエピネフリン

(アドレナリン)を注射します。

アレルゲン免疫療法はアナフィラキシー反応(アナフィラキシー様反応と

アナフィラキシー反応を参照)の防止にも用いられます。

これは、虫刺されのような完全には避けられない原因に対してアレルギー

のある人が対象となります。

一方、ペニシリンなどの薬にアレルギーがある場合は、服用を避ければ

アレルゲンを排除できるので、免疫療法は用いられません。

しかし、アレルギーを起こす薬でも、どうしても服用する必要がある場合は、

脱感作の目的で、医師による厳密な監視の下、短期的に免疫療法を行うこと

もあります。



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免疫の病気 アレルギー

アレルギー 症状と診断

ほとんどのアレルギー反応は軽度で、涙目、眼のかゆみ、鼻水、

皮膚のかゆみ、くしゃみなどが起こります。じんま疹などの発疹や、

かゆみを伴うこともあります。

腫れは、じんま疹のように皮膚の一部に起こる場合もあれば、

血管性浮腫のように皮下のやや大きな領域に広がることもあります。

この腫れは血管から液体が漏れることによって起こります。

血管性浮腫は、発症した部位によっては深刻な結果を招きます。

アレルギーが喘息(ぜんそく)を引き起こすことがあります。

アレルギー反応のうちでも、アナフィラキシー反応と呼ばれ

るものは、命にかかわることがあります。気道が収縮して

ゼイゼイと息苦しくなり、血管が拡張し、血圧が低下します。

医師はまず、反応がアレルギー性かどうかを判断します。

近親者にアレルギーをもつ人がいるか尋ねて、もしいれば、

アレルギー性の反応である可能性が高くなります。

血液検査をして、好酸球と呼ばれる白血球を調べます。

アレルギー反応であれば好酸球の数が増加しています。

アレルギー反応は特定のアレルゲンにより引き起こさ

れるので、アレルゲンを特定することが、診断の主な

目的になります。

いつアレルギーが始まったか、どのくらいの頻度で起

きるのか、たとえば、ある特定の季節に起きるのか、

特別な食物を食べた後に起きるのかなどがわかれば、

アレルゲンを推定できます。

アレルゲンを特定するには、皮膚テストが最も有効

な方法です。

まず皮膚を針で刺すプリックテストを行います。

草木の花粉、カビの胞子、ほこり、動物のフケ、

昆虫の毒液、食物、ある種の薬などの抽出物から

希薄溶液をつくり、それぞれの液を皮膚の上に落とし、

そこを針で刺します。これらの物質に対してアレルギー

があれば、膨疹がでて発赤反応が起きます。

15~20分で、針を刺した場所は赤味を帯び、わずかに

盛り上がってきます。これを膨疹といい、その周囲の

明らかに赤くなっている部分をフレアと呼びます。

この部分の大きさは直径1.3センチメートルくらいです。

大半のアレルゲンはプリックテストで特定できます。

これで特定できなかった場合は、それぞれの溶液を少量

ずつ皮膚に注射します。こちらの皮膚テストの方が、

プリックテストよりも、アレルゲンと反応の関連をよく

検知できるようです。これらの皮膚テストの前には

抗ヒスタミン薬は飲んではいけません。

テストでの反応を抑えてしまう場合があるからです。

発疹がすでに広範囲に広がっている場合など皮膚テスト

ができない場合は、放射性アレルゲン吸着試験(RAST)

で検査を行います。

この検査では、それぞれのアレルゲンに特有なタイプの

IgEの血中濃度を測定し、その結果を基に医師はアレルゲン

を特定します。


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免疫の病気 アレルギー

アレルギー反応(過敏性反応)とは、通常は無害な物質に対する異常な免疫応答です。

正常な免疫システムは、抗体、白血球、肥満細胞、補体タンパクなどからなり、

抗原と呼ばれる異物から体を守っています。

しかし敏感な人の免疫システムは、多くの人にとって無害である抗原に対しても

過剰に反応します。

これがアレルギー反応です。ある1つの物質のみにアレルギーを起こす人もいれば、

いくつもの物質に対して発症する人もいます。米国では国民のおよそ3分の1が

アレルギーをもっています。

アレルギー誘発物質(アレルゲン)が皮膚や眼に付着したり、吸いこまれたり、

食べものとして摂取されたり、注射されたりすると、アレルギー反応が起きます。

干し草やブタクサ花粉のような物質に接することで引き起こされる花粉症のような

季節性アレルギーもあります。

薬やある種の食物の摂取、ほこりや動物のフケなどの吸引がきっかけで引き

起こされるアレルギーもあります。

ほとんどのアレルギー反応では、免疫システムが最初にアレルゲンに接した

ときに免疫グロブリンE(IgE)と呼ばれる抗体がつくられます。

このIgEは、血流中の好塩基球と呼ばれる白血球の1種と組織の肥満細胞とに結合します。

最初の接触によりアレルゲンに感作されて過敏になりますが、この段階では

アレルギー症状は起こりません。

その後、再度アレルゲンに接すると、表面にIgEをもつ細胞はヒスタミン、

プロスタグランジン、ロイコトリエンのような物質を放出し、周囲の組織に

炎症を起こします。これらの物質は反応の連鎖を引き起こし、組織を刺激し続けて傷つけます。

この反応の程度は軽度から重度までさまざまです。


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2008年1月22日火曜日

免疫の病気

加齢による影響
免疫システムは一生にわたって変化しつづけます。
誕生時の特異免疫はまだ完全には出来上がっていませんが、
新生児もある種の抗体をもっています。
妊娠期間中に胎盤を介して母体から受け取ったものです。
これらの抗体は、新生児自身の免疫システムが完全に出来
上がるまで、感染症から新生児を保護します。
母乳で育った新生児は、母乳に含まれる母親からの抗体を
引き継ぎます。
年をとるとともに免疫システムも衰弱し、徐々に自己と異物
とを区別できなくなります。その結果、自己免疫疾患が起き
やすくなります。
マクロファージが細菌や癌細胞、その他の抗原を破壊する
スピードも落ちてきます。
これが、年をとると癌になりやすい理由の1つです。Tリンパ球
は抗原に対して反応が緩慢になります。
新しい抗原に反応できるリンパ球はほとんどなくなります。
したがって、年をとってから新しい抗原に出会った場合には、
それを認識して身を守ることが難しくなります。
高齢者は、若い人より補体タンパクが少なく、特に細菌に感染
した場合、さらに少なくなります。
抗原に反応してつくられる抗体の量が減少し、抗体の抗原に結合
する能力も低下します。
高齢者が肺炎、インフルエンザ、感染性心内膜炎、破傷風に
かかりやすく死亡率も高いのは、こうした免疫システムの
変化が一因と考えられます。
また、ワクチンによる免疫も高齢者ではできにくくなります。
このような免疫機能の変化によって、高齢者は感染症や
癌にかかりやすくなります。

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2008年1月21日月曜日

免疫の病気

非特異免疫   勉強≫ 勉強≫

非特異免疫(自然免疫)は、生まれたときにすでに備わっています。
「非特異免疫」と呼ばれるのは、どんな異物に対してもほぼ同じ方法で対応するからです。
非特異免疫に関与する白血球には、マクロファージになる単球、好中球、好酸球、好塩基球、
NK(ナチュラルキラー)細胞があります。
それぞれ少しずつ機能が違います。補体系とサイトカインも非特異免疫に関係しています。

マクロファージ
マクロファージは、単球と呼ばれる白血球の一種が血流からさまざまな組織に移行した後、
単球から分化します。感染が起こると単球は血流を離れて組織に入ります。
そこで約8時間の間、単球は肥大し内部に顆粒をつくります。顆粒には酵素やその他の物質が
詰まっていて、これらが細菌や異物細胞を消化するのを助けます。
この肥大し顆粒を内蔵した単球がマクロファージです。マクロファージは組織内にとどまり、
細菌、異物細胞、損傷した細胞、死んだ細胞などを食べ尽くします。
このように細胞が細菌やさまざまな細胞や細胞片などを食べるプロセスを貪食作用と呼び、
このような細胞を食細胞と呼びます。

好中球
好中球は、細菌やさまざまな異物細胞を捕食します。
内包している顆粒が、これらの細胞を殺したり消化したりするのを助ける酵素を放出します。
好中球は血流とともに体内を循環していますが、特別な信号を受けると血流を離れ組織に入り
こみます。
これらの信号は細菌そのものから、あるいは補体タンパク、マクロファージなどから発信され
ますが、そのすべてが好中球を問題部位に引き寄せる物質をつくります。
この細胞を引き寄せるプロセスは走化性と呼ばれます。

好酸球
好酸球も細菌やその他の異物細胞を捕食します。捕食した細菌や細胞を消化する
酵素を含む顆粒をもち、血流とともに体内を循環しています。
しかし、好酸球は細菌に対して好中球やマクロファージほど活発ではありません。
主な役目は寄生虫に取りついて動けなくし、殺すのを助けることにあります。
また好酸球は喘息(ぜんそく)のようなアレルギー反応にも関与しています。

好塩基球
好塩基球は異物細胞を捕食しません。
好塩基球には、アレルギー反応を起こす物質であるヒスタミンを放出する顆粒があります。
好塩基球は好中球と好酸球を問題部位に引き寄せる物質をつくります。

NK(ナチュラルキラー)細胞
NK(ナチュラルキラー)細胞は、白血球の1種でリンパ球です。この細胞は、形成された
瞬間から外敵を殺す能力を備えているので、生まれつきの殺し屋(キラー)という意味で
ナチュラルキラー細胞と呼ばれます。NK細胞は、異物細胞に付着し、酵素などの物質を放出
して異物細胞の外側の膜を破壊し、ある種の微生物、癌細胞、ウイルス感染細胞などを殺します。
NK細胞はウイルス感染に対する防衛の最前線に立ちます。また、NK細胞はTリンパ球、Bリンパ球、
マクロファージなどの働きをコントロールするサイトカインをつくります。

補体系
補体系は、連鎖反応をする30以上のタンパク質から成り立っていて、1つのタンパク質が次々
と他のタンパク質を活性化させていきます。この一連の作用は、補体カスケードと呼ばれます。
補体タンパクは細菌を直接殺傷することもできるし、細菌に付着して好中球やマクロファージ
に細菌の存在を認識させて、捕食を容易にすることで細菌の殺傷を助けることもできます。
その他の働きとしては、マクロファージや好中球を問題部位に引き寄せることによって、
細菌を凝集させ、ウイルスを制圧します。また補体系は特異免疫にも関与します。

サイトカイン
サイトカインは免疫システムの情報伝達物質です。体内で抗原が見つかると、
免疫システムを構成する白血球やある種の細胞がサイトカインをつくります。
サイトカインには多くの種類があり、それぞれ免疫システムのさまざまな働きに
影響を及ぼします。あるものは活性化を促し、たとえば白血球を刺激してその
殺傷力を高めたり、白血球を問題部位に引き寄せたりします。
あるものは活性を抑えて免疫反応を終結させます。サイトカインのうち
インターフェロンはウイルスの増殖を抑えます。サイトカインは特異免疫にも関与します。

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2008年1月20日日曜日

生活習慣病

高リポタンパク血症 3

高リポタンパク血症診断
 総コレステロール値、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値、

中性脂肪値は、血液検査で測定します。食べものや飲みものを摂取す

ると中性脂肪値が一時的に上がるため、検査用の血液を採取する前の、

少なくとも12時間はものを食べてはいけません。

 血液中の脂質濃度が非常に高い場合は、特別な血液検査を行い、

原因疾患を特定します。原因疾患には、遺伝性高リポタンパク血症

(脂質異常を引き起こし、さまざまな疾患の原因になる)、甲状腺機

能低下症などがあります。

成人における望ましい脂質値

脂質の種類          目標値(mg/dL)*

総コレステロール                200mg/dL未満

低密度リポタンパク(LDL)コレステロール   100mg/dL未満

高密度リポタンパク(HDL)コレステロール   40mg/dL超

中性脂肪 150mg/dL未満

※ mg/dL=血液1デシリットルあたり1ミリグラム

 コレステロール値や中性脂肪値が高い場合には、太っていたら

減量する、喫煙者はタバコをやめる、脂肪やコレステロールの

摂取量を減らす、運動量を増やす、そして必要であれば脂質低

下薬を服用するのが最善の治療法です。

 脂肪やコレステロールが少ない食事をすることで、

LDLコレステロール値を下げることができます。脂肪から

摂取するカロリーを、総摂取カロリーの25?35%以内に抑

えることが推奨されています。
 摂取する脂肪の種類も重要です

脂肪には、飽和脂肪、多価不飽和脂肪、一価不飽和脂肪があります。


 飽和脂肪は他のタイプの脂肪よりコレステロール値を高めるので、

このタイプの脂肪から摂取するカロリーは、1日の総摂取カロリーの

7~10%以下に抑える必要があります。

 多価不飽和脂肪(オメガ3とオメガ6を含む)と一価不飽和脂肪には、

血液中の中性脂肪値とLDLコレステロール値を下げる働きがあります。

ほとんどの食品ラベルに、脂肪の含有量が表示されています。

 飽和脂肪は、肉、卵の黄身、全脂肪乳製品、マカデミアナッツなど一部

のナッツ類、ココナツに多く含まれています。植物油は飽和脂肪の量が少

ない油ですが、含有量が本当に少ないのは、一部の植物油に限られます。

 多価不飽和脂肪を含む植物油から作られるマーガリンは、飽和脂肪が

およそ60%と高いバターよりも健康的な食品だと以前は考えられていました。

 しかし、一部のマーガリンおよび加工食品には、LDLコレステロール値を

上昇させ、HDLコレステロール値を低下させてしまうトランス脂肪酸が含ま

れています

 主に液状油から作られたマーガリン(チューブ状のマーガリン)は、バター

に比べて飽和脂肪が少なく、コレステロールを含まず、トランス脂肪酸も少

なめです。

 植物スタノールやステロールを含むマーガリンは、総コレステロール値と

LDLコレステロール値を下げる働きがあります。


 果物、野菜、穀類は脂肪が少なくコレステロールを含まないので、たくさん

食べることが推奨されます。

 また、腸で脂肪に結びついてコレステロール値を下げるのに役立つ可溶性

繊維が豊富な食物も推奨されます。このような食物には、オート麦、オートミール、

豆類、ふすま、大麦、かんきつ類、イチゴ、リンゴなどがあります。

 定期的な運動は、LDLコレステロール値を下げ、HDLコレステロール値

を上げる効果があります。たとえば、週に3?4回、速足で30?45分間程度

のウオーキングをするとよいでしょう。

 脂質低下薬による治療を行うかどうかは、患者の脂質濃度だけでなく、

冠動脈疾患や糖尿病にかかっているかどうか、あるいは冠動脈疾患

になる他の主な危険因子があるかどうかにより異なります。

 冠動脈疾患や糖尿病の場合は、LDLコレステロール値を100mg/dL

以下に下げることが目標になります。したがって、このような場合には薬

による治療が必要です。

 冠動脈疾患や糖尿病はないが、冠動脈疾患になる危険因子が複数あ

る場合には、130mg/dL以下が目標になります。危険因子が1つまたは

まったくない場合は、160mg/dL以下が目標になります。

脂質低下薬にはいくつかの種類があります。胆汁酸結合薬、フィブラート

誘導体、ナイアシン(リポタンパク合成阻害薬)、

スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)は、それぞれ異なる機序で脂質濃度

を下げる働きをします。

 したがって、それぞれ異なる副作用があり、脂質濃度に与える影響もそれ

ぞれ異なります。薬を服用する場合は、併せて低脂肪食を実行することが

推奨されます。

 脂質低下薬には、脂質濃度を下げるだけでなく、冠動脈疾患を予防する

働きもあります。さらに、ナイアシンとスタチンは早期の死亡リスクを減らす

ことが証明されています。



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