2011年1月12日水曜日

感染症の病気 『細菌感染症 レンサ球菌感染症 』

レンサ球菌感染症はグラム陽性球菌のレンサ球菌属が起こす感染症です。


病気を起こすレンサ球菌にはさまざまなタイプがあり、性状、化学的性質、外観によっていくつかのグループに分かれます。


各グループは特定の種類の感染症や症状を引き起こす傾向があります。


レンサ球菌の多くは人の体内や表面に害を及ぼすことなくすみついています。


また病原性をもつタイプの菌が、健康な人の体内にいることもあります(保菌者、キャリアなどと呼ばれる状態)。


病気の人にこうした菌が見つかった場合、その菌が病気の原因かどうかを判定するのは難しいことがあります。


ある種のレンサ球菌に感染すると、体が自分自身の組織を攻撃する自己免疫反応を誘発することがあります。


自己免疫反応は咽頭炎などの感染症の後に起こって、リウマチ熱や糸球体腎炎などの原因となります。


症状


レンサ球菌は主にのどと皮膚に感染しますが、心臓に起こる心内膜炎など、他の部位にも感染します。


皮膚の感染症には、蜂巣炎、丹毒、とびひ、壊死性筋膜炎などがあります。


咽頭炎はレンサ球菌感染症の中で最もよくみられます。


突然のどが痛くなり、悪寒、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、心拍数増加、全身のけん怠感などを伴います。


のどは真っ赤になり、扁桃が腫れ、首のリンパ節も腫れて押すと痛みます。


せき、喉頭炎、鼻づまりはレンサ球菌感染症ではあまりみられない症状なので、そういった症状がある場合には、かぜやアレルギーなど別の原因が疑われます。


ただし、4歳以下の小児の場合は、鼻水がレンサ球菌感染症の唯一の症状であることもあります。


猩紅熱(しょうこうねつ)はのどに感染したレンサ球菌が毒素を出すことによって起こります。


濃いピンク色の発疹が腹部や胸の両側、皮膚のしわの部分に広く現れます。


この発疹は痛くもかゆくもありません。ほかには、口の回りが青白くなる、顔がほてって赤くなる、皮膚のしわが赤黒い筋になるなどの症状が出ます。


さらに、舌が赤い斑点を残して白い苔に覆われたようになります(イチゴ舌)。


数日すると、この苔状のものは消えて、舌は真っ赤になります。赤くなった皮膚は熱が下がるとはがれます。


診断


蜂巣炎やとびひなどのレンサ球菌感染症は症状に特徴があるので、検査をせずに診断することが可能です。


一方、レンサ球菌咽頭炎は他の細菌やウイルスによって起こる病気と症状が似ているので、感染部位のサンプルを培養して診断します。


ただし、特に皮膚感染症の場合、培養は容易ではありません。


多くの細菌がもとからすみついているので、培養して検出したものが感染の原因菌とはいい切れないからです。


また、培養には1晩かかるので、すぐに結果が出ないということもあります。数時間で結果が出る別の検
査法があるので、そちらが陽性ならば培養検査は行わず、陰性の場合のみ培養を行います。


こうした検査が必要なのは、のどの痛みは大半がウイルスによって引き起こされるものであり、どんなに症状がひどくみえても、ウイルス感染症は抗生物質で治療すべきではないからです。


治療


レンサ球菌咽頭炎と猩紅熱は、たいていの場合は治療をしなくても2週間ほどで良くなります。


しかし、抗生物質を使うと症状のある期間を短くし、リウマチ熱などの重い合併症を防ぐことができます。


また、中耳、副鼻腔、乳様突起や、他の人へ感染症が広がるのを予防できます。


症状が出たらすぐにペニシリンVなどの抗生物質の内服を始め、10日間続けます。


蜂巣炎、壊死性筋膜炎、心内膜炎などはレンサ球菌感染症の中でも大変重いもので、ペニシリンを単独あるいは他の抗生物質と併用して静脈注射します。


壊死性筋膜炎の場合は、感染して壊死した組織を外科的に切除する必要があります。


ペニシリンはほとんどのレンサ球菌に有効ですが、ペニシリンや多くの抗生物質に対して耐性をもった菌も増えています。


熱、頭痛、のどの痛みには、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬などの解熱鎮痛薬を使います。


安静や隔離の必要はありません。


ただし、家族や友人などに同じような症状がある人や、以前にレンサ球菌感染症で合併症が出たことのある人は、予防治療を受けた方がよいでしょう。















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感染症の病気 『細菌感染症 ブドウ球菌感染症』

ブドウ球菌感染症はグラム陽性球菌のブドウ球菌属が起こす感染症です。


ブドウ球菌は、健康な成人の20〜30%の体内に普通にすみついている菌です。


鼻や皮膚に多く、口内、乳腺、尿管、腸管、上気道にいることもあります。


普段は害を及ぼすことはほとんどありませんが、皮膚にやけどや傷があると、そこから体の防御機構を破って侵入し、感染症を起こします。


ブドウ球菌は膿のかたまり(膿瘍)をつくることが多く、その範囲は皮膚だけでなく内臓にも及びます。


感染症の症状は、軽度から命にかかわるものまでさまざまです。


ブドウ球菌感染症に特にかかりやすいのは、新生児、注射針を使う麻薬常習者、授乳中の女性、皮膚障害や手術創がある人、免疫力が低下している人、慢性疾患がある人(特に糖尿病、肺疾患、静脈や動脈の疾患、癌)です。


静脈内カテーテル、中でも体内に1〜2日以上留置するタイプはブドウ球菌に汚染されやすく、カテーテルから菌が血流に入ると菌血症を起こします。


通常、手術後のブドウ球菌感染症は数日から数週間後に起こりますが、手術の際に抗生物質の投与を受けている場合は、さらに遅れて発症することがあります。


ブドウ球菌は皮膚に感染する傾向がありますが、血流に入ると全身に回り、特に心臓では心内膜炎、骨では骨髄炎を起こすことがあります。


ブドウ球菌性心内膜炎は、注射針を使う麻薬常習者によくみられます。


ブドウ球菌性骨髄炎は小児に多くみられますが、高齢者、特に床ずれ(褥瘡[じょくそう])などの深い皮膚潰瘍がある場合にもみられます。


ブドウ球菌性肺炎は重い感染症で、慢性気管支炎や肺気腫などの慢性肺疾患がある人やインフルエンザに併発して起こります。


ブドウ球菌の中には毒素をつくるタイプもあり、ブドウ球菌性食中毒、毒素性ショック症候群、熱傷様皮膚症候群の原因となります。


ブドウ球菌感染症 症状


ブドウ球菌はさまざまな皮膚感染症を起こしますが、最も軽いものは毛包炎という毛根の感染症で、毛の根元に小さな白い吹き出ものができ、痛みも少しあります。


とびひ(伝染性膿痂疹[でんせんせいのうかしん])は浅い水疱がつぶれて周りに黄色いかさぶたができるもので、かゆみや痛みがあります。


皮膚膿瘍は皮下にできる膿のかたまりで、熱をもち、痛みがあります。


蜂巣炎は皮下に広がる感染症で、患部が赤くなり痛みます。


ブドウ球菌による皮膚感染症のうち特に重症なのが、中毒性表皮壊死症と新生児の熱傷様皮膚症候群で、どちらも広い範囲で皮膚がむけます。


ブドウ球菌の皮膚感染症は、すべて感染性が非常に高いものです。


乳房のブドウ球菌感染症(乳腺炎)と膿瘍は分娩の1〜4週間後に起こり、患部が赤くなり痛みます。


膿瘍から母乳に大量の菌が混じり、母乳を通して乳児に感染することもあります。


ブドウ球菌性肺炎は、高熱が出て息苦しく、呼吸が速くなり、血の混じったたんを伴うせきが出ます。


新生児と成人の両方に肺膿瘍をつくります。


膿瘍は肺を覆う膜へ広がり(膿胸)、肺炎による呼吸困難をさらに悪化させます。


重いやけどの場合、ブドウ球菌性の菌血症を起こし、死亡することがあります。菌血症になると高熱が続き、ショックを起こすこともあります。


ブドウ球菌性心内膜炎は、短期間に心臓弁を侵して心不全を引き起こし、呼吸が弱く苦しくなり、死に至ります。


ブドウ球菌性骨髄炎は、悪寒、発熱、骨の痛みなどの症状を引き起こします。


患部の上の皮膚が赤く腫れ、近くの関節に水がたまります。


ブドウ球菌感染症 診断・治療


たいていの場合、ブドウ球菌による皮膚感染症は検査をしなくても外観で診断がつきます。


重症の場合は血液や体液の培養が必要です。


検査結果により診断を確定し、どの種類の抗生物質が有効かを決めます。


X線検査などの画像で感染部位を確認できることもありますが、一般に初期診断の決め手にはなりません。


毛包炎や小さなとびひなど軽症の場合は、市販の外用薬で3種の抗生物質(バシトラシン、ネオマイシン[別名フラジオマイシン]、ポリミキシンB)を含むものや、処方薬のムピロシンで治療します。


その他の皮膚感染症には、クロキサシリン、ジクロキサシリン、セファレキシンなどの抗生物質を内服します。


血液感染症のような重症例には、静脈注射による抗生物質治療を最長6週間続けます。


どの抗生物質を使うかは、感染部位、重症度、抗生物質に対するそれぞれの菌の感受性によります。


多くの種類の抗生物質に耐性を示す菌(多剤耐性菌)もいます。


メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、ほとんどの抗生物質に対して耐性をもち、大都市の病院や大学病院で現在増えつつあります。


かろうじてバンコマイシンとトリメトプリム‐スルファメトキサゾール(ST合剤)がMRSAに対して効力を保っています。


膿瘍は抗生物質だけでは治らず、膿を排出しなくてはなりません。深部にできた膿瘍は、場合によっては外科的に取り除く必要があります。













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