2012年8月8日水曜日

統合失調症 Ⅴ

統合失調症  治療


統合失調症の治療では、全般的な目標として、


精神症状を軽減させ、症状の再発とそれに伴う機能低下を防ぎ、


機能をできるだけ高いレベルに維持することを目指します。


抗精神病薬、リハビリテーションと地域支援活動、


そして心理療法が治療の柱となります。



抗精神病薬:


薬は、妄想、幻覚、支離滅裂な思考などの症状を軽減するのに効果があります。


急性の症状が治まった後、


抗精神病薬を継続的に使用すると再発の可能性をかなりの割合で抑えることができます。


ただし残念なことに、


抗精神病薬には、鎮静作用、筋肉の硬直、ふるえ、体重増加、


動作不穏などの副作用があります。


また、くちびるや舌をすぼめる、


腕や足をねじるなどの動作を特徴とする遅発性ジスキネジーという不随意運動障害が生じることがあり、


ときには薬を中止しても治りません。


遅発性ジスキネジーが長びく場合、


効果的な治療法はありません。


このほか、


抗精神病薬が原因で起こる悪性症候群という副作用があります。


この副作用はまれですが、死亡する可能性があり、


筋肉の硬直、発熱、高血圧、


精神機能の変化(錯乱、眠りがちになるなど)などが特徴です。


副作用が少ない新しい抗精神病薬も、数多く開発されています。


これらの新しい薬は従来の抗精神病薬に比べて、


陽性症状(幻覚など)、陰性症状(感情喪失など)、


認知障害(精神機能の低下、


注意持続時間の短縮)をかなり広い範囲にわたって軽減します。


クロザピンは、


他の薬が効かなかった人の半数に効果があることが示されています。


ただし、発作や骨髄抑制(ときに死に至る)など、


重大な副作用を引き起こすことがあります。


このためクロザピンは一般に、


他の抗精神病薬が効かなかった人に対してのみ使用します。


クロザピンを服用する場合、少なくとも最初の6カ月間は、


白血球数を毎週測定しなければなりません。


白血球数が減少している徴候が少しでもあれば、


ただちにクロザピンを中止します。



リハビリテーションと地域支援活動:


職場訓練などの地域支援活動は、


地域社会で生きて行くのに必要な技能を教えることを目的として行われています。


仕事、買い物、身なりなど自分の身の回りを整えること、


家事、協調性などを学びます。


重度の再発を起こした場合は入院が必要で、


特に自分を傷つけたり他者に危害を加えるおそれがある場合は強制入院となりますが、


地域社会で生活できるようにすることが全般的な目標です。


そのために、


処方通りに薬が服用されているかどうか確認できる監督者付きの住宅や


グループホームで生活する必要がある人もいます。


統合失調症の人の中には、重度で治療に反応しない症状があったり、


地域社会で生活していくために必要な能力が欠如しているために、


自立して生活できない人も少数います。


そういう場合は、安全でサポート体制の整った施設での完全看護が必要です。


心理療法: 心理療法では一般に、本人、家族、


そして医師との間に協力関係を築くことを目標とします。


そうすることにより、本人が自分の障害を理解してコントロールし、


処方通りに抗精神病薬を服用し、


障害を悪化させる可能性のあるストレスを管理する方法を学びます。


医師と患者の間に良好な関係が築けるかどうかが、


しばしば治療の成否を握る鍵となります。


心理療法で症状が治まるケースもあれば、


再発防止に役立つ場合もあります。


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