心臓・血管>>アテローム動脈硬化 危険因子 Ⅱ
喫煙は、
「善玉」コレステロールと呼ばれる高密度リポタンパク(HDL)値を低下させ、
「悪玉」コレステロールと呼ばれる低密度リポタンパク(LDL)値を上昇させます。
喫煙は、
動脈内壁が損傷する危険性を高める一酸化炭素の血中濃度を上昇させます。
喫煙は、
アテローム動脈硬化によってすでに狭くなっている動脈を収縮させ、
組織に供給される血液の量をさらに減少させます。
加えて、
喫煙は血小板の粘着性を高めることで血液を固まりやすくさせるため、
末梢動脈疾患、
冠動脈疾患、
脳卒中、
バイパス術で移植したグラフトの閉塞などの危険性が高まります。
禁煙した人のリスクは、
禁煙までの喫煙期間の長さにかかわらず、
喫煙を続けている人の半分になります。
また、禁煙は、冠動脈バイパス術や心臓発作後の死亡リスク、
末梢動脈疾患の悪化および死亡リスクを減少させます。
禁煙の有益性はすぐに現れ、
時間がたつにつれて増大します。
他人が吸っているタバコの煙を吸いこむ受動喫煙もリスクを上昇させます。
タバコの煙は避ける必要があります。
>>>次へ続く
2019年2月6日水曜日
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