2012年7月14日土曜日

心の健康-性・精神!『性嗜好異常』

性嗜好異常 小児性愛


小児性愛とは幼い小児と性的関係をもちたいという嗜好です。


13歳未満の小児を空想上の性的対象または実際の性的行為の対象とすることと定義されています。


小児性愛では、特定の年齢層や発達段階の小児だけに性的関心をもつ人もよくみられますが、


中には小児にも成人にも関心をもつ人もいます。


18歳を超える人が16歳以下の小児に性的暴行を加えると一般に法律上の強姦(法定強姦)とみなされます。


法定強姦のケースは小児性愛の定義にあてはまらないことが多く、


医学上の定義も法律上の定義も便宜上、


ある特定年齢で区切っていることは否めません。


小児性愛は女性よりも男性にはるかに多くみられます。


少年と少女のいずれも犠牲者になる可能性がありますが、


少女が暴行されるケースの方が多く報告されています。


小児性愛者は、自分の身内の子供だけを対象にする場合もあれば(近親相姦)、


近隣に住む子供がその犠牲になる場合もあります。


子供に力ずくで性的行為を強要し、


被害を受けた子供を脅迫して口封じをすることもあります。


小児性愛は、心理療法と薬物療法によって性衝動を変える方法で治療が可能で、


さまざまな成果が報告されています。


本人が自発的に治療を受けに来る場合もありますが、犯罪を起こして逮捕され、


法的処分を受けた後になって初めて治療を受けることもあります。


投獄などの刑罰はたとえ長期間行われた場合でも、


小児愛への願望や空想に変化をもたらすことはありません。