2018年6月14日木曜日

心臓・血管>>心不全 予防 治療Ⅷ

心臓・血管>>心不全 予防 治療Ⅷ

ベータ遮断薬(ベータ‐ブロッカー)は、
以前は心不全の治療に使われていませんでしたが、
現在はACE阻害薬と併用して使用されています。
ベータ遮断薬は心拍を遅くして心臓の収縮力を弱めるため、
最初は症状を悪化させる可能性があります。
しかし、心臓の拍出力をより速く力強くする
ホルモンであるエピネフリンの作用を阻害することによって、
心機能を長期にわたって改善し、
寿命を延ばす効果があります。
ジゴキシンは、
最も以前から使われている心不全の治療薬の1つで、
心拍出力を強め、
速くなりすぎている心拍を遅くします。ジゴキシンは、
特に心房細動がみられる収縮期機能不全を起こしている人の症状を和らげますが、
寿命を延ばす効果はありません。
ワルファリンなどの抗凝固薬は、
心室内で血液のかたまりができるのを防ぎます。
不整脈がある場合は、抗不整脈薬か、
埋めこみ型除細動器の使用が考慮されます。
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