眼の診断 色覚検査
特定の色を認識する能力が弱い状態(色覚異常)を調べるには、さまざまな検査法があります。
最も広く使われているのは石原式検査法で、これは白い背景に、
色のついた小さな丸い点がぎっしりと並んで大きな円を形づくっている図を見る検査です。
色のついた小さな丸は、
色覚が正常な人が見た場合にはその中にある数字が読み取れるような形で並べられています。
色覚異常のある人では、別の数字が見えるか、または数字が読み取れません。
どのように見えるかは色覚異常のタイプにより異なります。
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2012年1月17日火曜日
目の病気!『眼の診断』 ②
眼の診断 視野検査
視野とは、眼の端で見える範囲(周辺視野)も含めて、片方の眼で見ることのできる範囲を指します。
視力検査の一環として視野検査を行うこともよくあります。
また、左右どちらかの側でだけよくものにぶつかるなど、
見え方に偏った変化が生じた場合もこの視野検査を行います。
周辺視野を検査する最も簡単な方法は、医師が検査を受ける人と向き合って座り、
その人の顔の高さで1本の指を立てて左から(あるいは右から)
視野の真ん中へゆっくりと指を動かしてくるやり方です。
検査を受ける人は、指が見えたら医師に合図をします。
このとき、視線を医師の顔に定めて、指の方は見ないようにします。
そうしないと正しい検査結果が得られないからです。
左眼、右眼それぞれ別に検査をします。
視野をより正確に測定するには、平面視野計やゴールドマン視野計を用います。
この検査では、検査を受ける人は黒いスクリーンまたは丸い凹面型の白い装置
(小さな衛星放送受信アンテナに似た形)の中心を見つめます。
周辺部から視野の中心に向かって、さまざまな方向から点または光がゆっくりと動いてきます。
検査を受ける人は、その点や光が眼の端で最初に見えたときに合図します。
見えた位置がスクリーンまたは視野計にマークされます。このようにして、
見えていない部分がどこにあるかが調べられます。
視野検査には、コンピューターを使った自動視野計も使われています。
この機器は大きくて浅い皿のような形をしています。検査を受ける人はその中心を見つめ、光のまたたきが見えたときにボタンを押して知らせます。
アムスラーグリッドは中心視野の検査に使われます。
黒い紙の上に、白い線で格子が書かれているもので、その中央に白い点が1つあります。
検査を受ける人はこの白い点を片眼だけで見つめます。この状態で、
格子の線がゆがんで見える個所があれば、それを知らせます。
検査は片眼ずつ行い、紙と眼の距離は普通に何かを読むときの距離にします。
また、普段ものを読む際に眼鏡をかけている人は眼鏡をかけたまま検査をします。
格子の見えない部分がある場合は、
視野欠損の可能性があります(視神経が眼球から出ていく位置には小さな盲点がありますが、
これは正常なものです。
普段この盲点に気づくことはありません)。
格子の線が波打って見える場合は、黄斑に障害がある可能性があります。
これは自宅でも行える簡単な検査で、黄斑変性の自己チェックにも役立ちます。
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視野とは、眼の端で見える範囲(周辺視野)も含めて、片方の眼で見ることのできる範囲を指します。
視力検査の一環として視野検査を行うこともよくあります。
また、左右どちらかの側でだけよくものにぶつかるなど、
見え方に偏った変化が生じた場合もこの視野検査を行います。
周辺視野を検査する最も簡単な方法は、医師が検査を受ける人と向き合って座り、
その人の顔の高さで1本の指を立てて左から(あるいは右から)
視野の真ん中へゆっくりと指を動かしてくるやり方です。
検査を受ける人は、指が見えたら医師に合図をします。
このとき、視線を医師の顔に定めて、指の方は見ないようにします。
そうしないと正しい検査結果が得られないからです。
左眼、右眼それぞれ別に検査をします。
視野をより正確に測定するには、平面視野計やゴールドマン視野計を用います。
この検査では、検査を受ける人は黒いスクリーンまたは丸い凹面型の白い装置
(小さな衛星放送受信アンテナに似た形)の中心を見つめます。
周辺部から視野の中心に向かって、さまざまな方向から点または光がゆっくりと動いてきます。
検査を受ける人は、その点や光が眼の端で最初に見えたときに合図します。
見えた位置がスクリーンまたは視野計にマークされます。このようにして、
見えていない部分がどこにあるかが調べられます。
視野検査には、コンピューターを使った自動視野計も使われています。
この機器は大きくて浅い皿のような形をしています。検査を受ける人はその中心を見つめ、光のまたたきが見えたときにボタンを押して知らせます。
アムスラーグリッドは中心視野の検査に使われます。
黒い紙の上に、白い線で格子が書かれているもので、その中央に白い点が1つあります。
検査を受ける人はこの白い点を片眼だけで見つめます。この状態で、
格子の線がゆがんで見える個所があれば、それを知らせます。
検査は片眼ずつ行い、紙と眼の距離は普通に何かを読むときの距離にします。
また、普段ものを読む際に眼鏡をかけている人は眼鏡をかけたまま検査をします。
格子の見えない部分がある場合は、
視野欠損の可能性があります(視神経が眼球から出ていく位置には小さな盲点がありますが、
これは正常なものです。
普段この盲点に気づくことはありません)。
格子の線が波打って見える場合は、黄斑に障害がある可能性があります。
これは自宅でも行える簡単な検査で、黄斑変性の自己チェックにも役立ちます。
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目の病気!『眼の診断』
眼の病気の診断は、眼の外観を見ることと患者の訴える症状を聞くことから始まります。
そして確定診断のため、あるいは病気の重症度や広がりを診断するため、さまざまな検査が行われます。
屈折検査
屈折検査(いわゆる視力検査)は、焦点を合わせる機能の異常を測定するための検査です。
近視や遠視、乱視、老視といった、屈折異常によって起こる視力障害(像の鮮明度の障害)は、
この屈折検査で診断されます。
視力検査では通常、
約6メートルの距離から見たときに正常な視力の人との対比でどの程度見えるかを比較します
(訳注:日本では5メートルの距離での検査が標準的です)。
つまり、約6メートル(20フィート)の距離から、
正常な視力の人と同じに視標を読み取れる人の視力は、20/20、つまり1.0と表現されます。
約6メートルの距離から視標を見て、正常な視力の人が約60メートル(200フィート)
離れた距離から読み取れるものしか見えない人の視力は、20/200、つまり0.1と表現されます。
視力検査でよく用いられるのはスネレン視力検査表です。これは、大きめの紙や、
照明をあてて見やすくした箱の上に、大きさがだんだん小さくなっていくように文字が書かれた表です。
視力検査を受ける人は、一定の距離からその文字を読んでいき、
どの大きさの字まで読めたかで視力の値が決定されます。
字を読めない人が検査を受ける場合は、
大文字の「E」の字がさまざまな向きに並んでいる表を使い、
その「E」の字がどちらの方向を向いているかを答えます
(訳注:日本では「ランドルト環」という「C」の字型のリングが一般的に使用されています)。
自動屈折検査とは、機器を使って屈折異常を自動的に調べる方法で、
眼に光が入ったときにその光がどのように変化するかを調べます。
検査を受ける人がオートレフラクトメーターという機器の前に座ると、眼に光線があてられ、
眼の反応が測定されます。
オートレフラクトメーターはこの情報をもとに計算を行い、
その人の屈折異常を矯正するために必要なレンズの処方を自動的に割り出します。
この検査はほんの数秒で行えます。
フォロプターという眼鏡状の器具は、スネレン視力検査表と一緒に使われるもので、
眼鏡やコンタクトレンズの処方時にその人に最も合ったレンズを決めるのに使われます。
フォロプターには矯正用レンズ一式がセットされていて、
検査を受ける人は検査表を見ながらさまざまな度数のレンズを試すことができます。
通常、レンズの処方を決定するときはこのフォロプターを使って、
オートレフラクトメーターで計算されたレンズ処方の微調整を行います。
≪高品質健康食品 ≫≫ ≫≫
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そして確定診断のため、あるいは病気の重症度や広がりを診断するため、さまざまな検査が行われます。
屈折検査
屈折検査(いわゆる視力検査)は、焦点を合わせる機能の異常を測定するための検査です。
近視や遠視、乱視、老視といった、屈折異常によって起こる視力障害(像の鮮明度の障害)は、
この屈折検査で診断されます。
視力検査では通常、
約6メートルの距離から見たときに正常な視力の人との対比でどの程度見えるかを比較します
(訳注:日本では5メートルの距離での検査が標準的です)。
つまり、約6メートル(20フィート)の距離から、
正常な視力の人と同じに視標を読み取れる人の視力は、20/20、つまり1.0と表現されます。
約6メートルの距離から視標を見て、正常な視力の人が約60メートル(200フィート)
離れた距離から読み取れるものしか見えない人の視力は、20/200、つまり0.1と表現されます。
視力検査でよく用いられるのはスネレン視力検査表です。これは、大きめの紙や、
照明をあてて見やすくした箱の上に、大きさがだんだん小さくなっていくように文字が書かれた表です。
視力検査を受ける人は、一定の距離からその文字を読んでいき、
どの大きさの字まで読めたかで視力の値が決定されます。
字を読めない人が検査を受ける場合は、
大文字の「E」の字がさまざまな向きに並んでいる表を使い、
その「E」の字がどちらの方向を向いているかを答えます
(訳注:日本では「ランドルト環」という「C」の字型のリングが一般的に使用されています)。
自動屈折検査とは、機器を使って屈折異常を自動的に調べる方法で、
眼に光が入ったときにその光がどのように変化するかを調べます。
検査を受ける人がオートレフラクトメーターという機器の前に座ると、眼に光線があてられ、
眼の反応が測定されます。
オートレフラクトメーターはこの情報をもとに計算を行い、
その人の屈折異常を矯正するために必要なレンズの処方を自動的に割り出します。
この検査はほんの数秒で行えます。
フォロプターという眼鏡状の器具は、スネレン視力検査表と一緒に使われるもので、
眼鏡やコンタクトレンズの処方時にその人に最も合ったレンズを決めるのに使われます。
フォロプターには矯正用レンズ一式がセットされていて、
検査を受ける人は検査表を見ながらさまざまな度数のレンズを試すことができます。
通常、レンズの処方を決定するときはこのフォロプターを使って、
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