2011年11月20日日曜日

末梢神経障害!『神経筋接合部障害-ボツリヌス中毒』 Ⅳ

ボツリヌス中毒 予防 治療

ボツリヌス菌の芽胞は、熱に非常に強く数時間煮沸しても死滅しませんが、ボツリヌス毒素は熱で容易に破壊されます。


したがって約80℃で食品を30分加熱調理すれば、毒素は常にほとんど破壊されて、ボツリヌス食中毒を防ぐことができます。


保存食品については、保存前の調理が不十分だとボツリヌス中毒の原因となります。

ボツリヌス菌は、一般の冷蔵庫内温度の3℃という低温下でも、一部が毒素をつくります。


家庭でも市販品でも、必ず食品は適切な方法で缶詰し、食べる直前に十分に加熱することが必須です。


家庭で缶詰した保存食品は、10分間煮沸すれば毒素が破壊されます。


変色したり異臭がする缶詰は破棄しましょう。


容器の缶がふくれていたり、中身が漏れ出したりしているときも食べずに捨てましょう。


ニンニクやハーブのオイル漬けは、冷蔵保存が必要です。


アルミホイルで包み焼きしたジャガイモは、食べる直前まで熱くしておきます。


はちみつにはボツリヌス菌の芽胞が存在する可能性があるので、2歳未満の小児には与えないようにしましょう。


汚染食品の廃棄は注意深く行う必要があります。

毒素を微量でも食べたり、吸いこんだり、あるいは眼や皮膚の傷口から毒素が吸収されると、深刻な病気を引き起こします。


皮膚に毒素が触れないように注意し、食品にさわった手はすぐに洗うようにしましょう。


傷口から感染した場合は大至急治療を受ければ、創傷ボツリヌス中毒のリスクを抑えることができます。


ボツリヌス中毒を発症した場合は、ただちに病院に行く必要があります。


診断確定のための検査が行われますが、その検査結果を待たずに治療はただちに開始されます。


まだ体内に吸収されていない毒素を取り除くために、吐かせる、胃を洗浄する、下剤で腸の内容物を早く排泄させるなどの処置が取られます。


脈拍、呼吸数、血圧、体温などのバイタルサインが測定されます。


呼吸困難が始まったら患者は集中治療室に移され、一時的に人工呼吸器が装着されます。


ボツリヌス中毒の死亡率は、20世紀の初めには約70%もありましたが、治療の進歩により10%未満にまで減少しました。


ボツリヌス中毒と診断されるとすぐに、毒素の作用を遮断する抗毒素が投与されます。


発症後72時間以内に投与できれば、ほぼ助かります。


抗毒素はそれ以上の身体的低下を遅くしたり食い止めるため、体は数カ月で自然に回復します。


しかし、抗毒素には、すでに起きてしまった障害を元に戻す効果はありません。


抗毒素は、乳児ボツリヌス中毒には勧められませんが、このタイプの中毒に対する効果は、現在試験中です。


患者は、静脈のチューブから体内に栄養を送る必要があるでしょう。


乳幼児には、鼻とのどに細いプラスチック製の鼻腔栄養チューブを通して、そこから栄養分が送られます。


ボツリヌス中毒から回復した患者の一部は、その後何年間も、疲労や息切れを起こします。


これらの患者は、長期の理学療法が必要になります。




イートン‐ランバート症候群


イートン‐ランバート症候群は、脱力を起こす自己免疫疾患です。


イートン‐ランバート症候群の原因は、重症筋無力症のようにアセチルコリン受容体を攻撃する抗体ではなく、アセチルコリンの分泌を妨げる抗体です。


イートン‐ランバート症候群は、ある種の癌(がん)、特に肺癌に伴って起こります。









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末梢神経障害!『神経筋接合部障害-ボツリヌス中毒』 Ⅲ

ボツリヌス中毒 診断


医師はボツリヌス食中毒を、症状から診断できます。


しかし、症状はしばしば、脳卒中などの筋力低下のより一般的な原因によるものと誤解されます。


診断の手がかりは、食べた食品から得られます。


たとえば、同じ場所で同じものを食べた2人以上の人に、ボツリヌス中毒が起きた場合は、診断はより明白になります。


ボツリヌス食中毒の診断は、患者の血液から毒素が検出されるか、便の培養サンプルからボツリヌス菌が検出されると確定します。


毒素は、ボツリヌス菌に汚染された食品中にも検出されます。


創傷ボツリヌス中毒の診断は、発症者の血液中にボツリヌス毒素が検出されるか、あるいは傷口の組織の培養サンプルからボツリヌス菌が検出されると確定します。


乳児ボツリヌス中毒の診断は、乳児の便のサンプルからボツリヌス菌またはボツリヌス毒素が検出されると確定します。


筋肉の電気活動を記録する筋電図も、診断に役立ちます。


ボツリヌス中毒のほとんどの症例で、電気刺激の後に異常な波形が現れます。

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末梢神経障害!『神経筋接合部障害-ボツリヌス中毒』 Ⅱ

ボツリヌス中毒 症状


一般的に、ボツリヌス食中毒の症状は、毒素が体内に取りこまれてから18~36時間後に突然現れます。


ただし、毒素の摂取後わずか4時間で現れたり、逆に8日もたってから現れることもあります。


毒素を多く摂取するほど早く発症するため、汚染食品を食べた後24時間以内に発症した人が最も重い中毒を起こします。


ボツリヌス食中毒や創傷ボツリヌス中毒の初期症状は、口内の乾燥、複視、まぶたが垂れる(眼瞼下垂)、手元のものが見えにくいことなどです。


眼の診察では眼に光をあてても瞳孔が正常に収縮しません。


しかしボツリヌス食中毒では、初期に吐き気、嘔吐、胃けいれん、下痢がしばしば最初の症状になります。


創傷ボツリヌス中毒では消化器系の症状はまったく現れません。


毒素による神経の損傷で筋力は侵されますが、感覚には影響ありません。


話すことと飲みこむことは困難になります。


腕や脚の筋肉と呼吸をつかさどる筋肉の衰えが進行し、症状は徐々に体の下部に広がっていきます。


呼吸の問題は生命にかかわります。精神は通常明せきなままです。


乳児ボツリヌス中毒では、約3分の2は最初の症状が便秘です。


筋肉の麻痺はその後で、顔と頭から始まり、最終的に腕、脚、呼吸を行う筋肉にも起こります。


問題は、軽い嗜眠(しみん)や授乳速度の遅れから、広範囲の筋肉の緊張消失や呼吸困難まで、さまざまです。


成人の腸内コロニー形成ボツリヌス中毒でも、同様の症状が遅れて現れます。


芽胞の摂取から47日もたってから発症した例もあります。

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