2018年6月18日月曜日

心臓・血管>>心不全 予防 治療Ⅹ

心臓・血管>>心不全 予防 治療Ⅹ

急性心不全の治療:
突然発症した心不全や急激に悪化した心不全に対しては、
病院での緊急治療が必要です。
急性肺水腫を起こしている場合は、
酸素吸入を行います。
利尿薬を静脈内注射し、
ニトログリセリンなどの薬を静脈内投与するか舌下投与することで、
症状は急速かつ劇的に改善します。
モルヒネは、
急性肺水腫に伴って生じる不安感を和らげるだけでなく、
呼吸数や心拍数を低下させ、
血管を拡張させて心臓にかかる負担を軽減します。
これらの治療を行っても呼吸が十分に改善しない場合は、
気管内挿管を行い、人工呼吸器によって呼吸を補助します。
より症状が重く、
治療がうまくいかない場合は、
心臓の収縮を刺激するために、
ドパミンやドブタミンといった、
エピネフリンやノルエピネフリンと似た作用のある薬や、
ミルリノンやアムリノンといった心筋の収縮力を高める薬を短期間使用する場合もあります。
これらの薬は長期間の治療には有用ではありません。
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