2018年11月7日水曜日

心臓・血管>>感染性心内膜炎>> 症状Ⅱ

心臓・血管>>感染性心内膜炎>> 症状Ⅱ

数日のうちに、心臓弁に穴が開き、
明らかな逆流を起こすような漏れが始まります。
一部の人はショック状態になり、
腎臓やその他の臓器の機能不全が起こります。
動脈の感染症は、
動脈壁をもろくして、
膨隆や破裂を引き起こします。
特に脳内や心臓の近くの動脈が破裂した場合は致死的です。
急性および亜急性感染性心内膜炎のほかの症状としては、
寒け、関節痛、顔が青白くなる(蒼白)、
痛みを伴う皮下結節、
錯乱などがあります。
そばかすのような小さな赤い斑点が皮膚と白眼に出現します。
細い赤い線(線状出血)が爪の下に出現します。
これらの点状あるいは線状の出血は、
心臓弁がちぎれてできた小さな塞栓によって生じます。
大きな塞栓は、
心臓発作や脳卒中はもちろんのこと、
胃痛、血尿、腕や脚の痛みやしびれなどを引き起こします。
心雑音が生じたり、
または以前から心雑音があった場合には、
変化がみられます。
脾臓が腫大することもあります。
人工心臓弁に生じる心内膜炎は、
急性あるいは亜急性の感染症によります。
通常の心臓弁への感染症に比べると、
人工心臓弁への感染症は弁の底部の心筋に広がりやすく、
心臓弁を伸ばして開いてしまいます。
あるいは、
心臓の電気刺激伝導系が阻害されて、
心拍が遅くなり、
その結果、
突然に意識を失ったり、
場合によっては死亡することさえあります。
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