2019年1月14日月曜日

心臓・血管>>心臓の腫瘍>>粘液腫

心臓・血管>>心臓の腫瘍>>粘液腫 

粘液腫は、
一般的に形状が不規則でゼリー状の非癌性原発性腫瘍です。
原発性心臓腫瘍の半数は粘液腫です。
粘液腫の4分の3は、
肺から酸素の豊富な血液を受け取る左心房に発生します。
粘液腫の中には、
家族間で遺伝するものがあります。
遺伝性の粘液腫はたいてい、
20代半ばの男性に多く発生します。
遺伝性ではない粘液腫は女性に多く、
特に40〜60歳の女性によく発生します。
遺伝性ではない粘液腫は、
遺伝性の粘液腫に比べ、
左心房により多く生じる傾向があります。
 左心房の粘液腫は、
根元が細い茎状のところから成長して、
テザーボールのように、
血流に乗って自由に揺れ動きます。
粘液腫は揺れながら、
その近くにある、
左心房から左心室に向けて開く僧帽弁を出たり入ったりします。
このような動きのたびに、
弁が何度も繰り返しふさがったり開いたりするため、
血流が断続的に止まったり再開したりします。
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