2011年2月13日日曜日

感染症の病気 『真菌感染症 ヒストプラスマ症 』

ヒストプラスマ症はヒストプラスマ‐カプスラーツムという真菌が起こす感染症で、主に肺を侵しますが、全身に広がることもあります。


農作業に従事する人などが胞子を吸いこむことが多く、大量の胞子を吸いこんだ場合には重症になります。

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染している人は、全身性のヒストプラスマ症によくかかります。


ヒストプラスマ症 症状 診断


ヒストプラスマ症にかかっても、ほとんどの人は症状がありません。


しかし、急性、進行性播種性、慢性空洞性の3種類のタイプでは、症状が現れます。


急性ヒストプラスマ症では、胞子を吸いこんでから3〜21日後に具合が悪くなり、熱やせきなどの症状が出ます。


たいていの場合、治療しなくても2週間もすれば症状は消え、6週間以上続くことは非常にまれです。


このタイプの場合、命にかかわることはまずありません。



進行性播種性ヒストプラスマ症は、健康な成人がかかることはほとんどなく、たいていは乳児や、エイズ患者など免疫機能が低下している人に起こります。


症状は初めのうちははっきりせず、疲労感、脱力感、全身のけん怠感から始まってゆっくり進行することもあれば、急激に悪化することもあります。


肝臓、脾臓、リンパ節の腫れがみられ、口の中や腸に潰瘍(かいよう)ができることもあります。


まれなケースでは、副腎が侵され、アジソン病を発症することがあります。


治療を行わないと、このタイプのヒストプラスマ症は致死率が90%と非常に高く、治療を行っても、エイズ患者では急速に死に至ることがあります。


慢性空洞性ヒストプラスマ症は数週間かけてゆっくり進行する肺の感染症で、せきが出て、呼吸がだんだん苦しくなってきます。


体重減少、軽い発熱、全身のけん怠感などの症状もみられますが、多くは治療をしなくても2〜6カ月以内に回復します。


ただし、呼吸困難が次第に悪化することがあり、大量喀血が起こる場合もあります。


こうした肺の障害や細菌による肺感染症が起こると、やがて死に至ることがあります。


診断には、感染した人からたん、骨髄、尿、血液などのサンプルを採取します。


肝臓、リンパ節、口内の潰瘍からサンプルを採取することもあります。


これらのサンプルは培養検査に出し、調べてもらいます。


ヒストプラスマ症 経過 治療


急性のヒストプラスマ症では、薬物治療が必要になることはめったにありません。


進行性播種性の場合は治療が必要で、アムホテリシンBの静脈内投与やイトラコナゾールの内服が有効です。


慢性空洞性のヒトプラスマ症では、イトラコナゾールやアムホテリシンBで真菌を除去することはできても、


感染症により破壊された部分が瘢痕(はんこん)になり、慢性閉塞性肺疾患にみられるような呼吸困難が残ります。


たがって、できるだけ早く治療を開始して、肺の障害を最小限にする必要があります。












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感染症の病気 『真菌感染症 クリプトコッカス症 』

クリプトコッカス症は、クリプトコッカス‐ネオフォルマンスという真菌が起こす感染症です。


クリプトコッカスは世界中に存在していますが、エイズの流行が始まるまでは、この感染症は比較的まれでした。

エイズのほか、ホジキン病やサルコイドーシスの患者、長期にわたってコルチコステロイド薬による治療を受けている人も感染することがあります。


クリプトコッカス症は主に脳と脊髄を覆っている組織(髄膜)に起こります。


髄膜炎のほか、肺や皮膚にも発症し、それ以外の器官を侵すこともあります。


クリプトコッカス症 症状と診断


クリプトコッカス症の症状は概して軽く、はっきりしないことが多いですが、髄膜炎の場合は頭痛と錯乱が起こります。


肺に感染した場合も、症状はまったくないか、せきや胸痛があるくらいです。


肺の重症感染症の場合は、呼吸困難が起こります。


診断には、組織と体液のサンプルを採取して調べます。


血液と髄液の検査で、クリプトコッカスに対する抗体を調べることもあります。


クリプトコッカス症 経過 治療


免疫機能が正常であり、クリプトコッカスによる感染が肺の一部に限られている人では、通常は治療の必要はありません。


免疫機能が低下している人では、フルコナゾール、アムホテリシンB、あるいはフルシトシンなどを用いて治療します。








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感染症の病気 『真菌感染症 コクシジオイデス症 』

コクシジオイデス症はサンホアキン熱や渓谷熱とも呼ばれ、コクシジオイデス‐イミティスという真菌によって主に肺に起こる感染症です。



旅行中に感染した場合、旅行先を離れてから初めて症状が出るケースも多くあります。

コクシジオイデス症には、軽度の肺感染症で治療をしなくても自然に治るもの(急性原発性コクシジオイデス症)と、重症で進行性の感染症で全身に広がりしばしば致死性のもの(進行性コクシジオイデス症)があります。


進行性のタイプは、エイズなどで免疫機能が低下していることを示す徴候になります。


コクシジオイデス症 症状 診断


急性原発性コクシジオイデス症の場合、ほとんど症状はありません。


症状が出るとすれば、感染の1〜3週間後に、せき、発熱、悪寒、胸痛、息切れなど軽い症状がみられる程度です。


せきはたんを伴い、血が混じることもあります。


眼の表面の炎症(結膜炎)、関節の炎症(関節炎)、皮膚に結節ができる結節性紅斑などの症状がみられる人もいます。


一方、進行性コクシジオイデス症はまれな疾患で、急性原発性コクシジオイデス症にかかってから数週間、数カ月、ときには数年もたってから発症します。


軽い発熱、食欲減退、体重減少、精力の低下などの症状が出ます。肺の感染症が悪化すると、息切れが強くなります。


感染症が肺から骨、関節、肝臓、脾臓、腎臓へ広がることもあります。


脳と脳を覆っている膜(髄膜)の感染症は、しばしば慢性の経過をたどります。


コクシジオイデス症がよくみられる地域に住んでいた人や、そういった地域を最近旅行した人に特有の症状がみられた場合は、コクシジオイデス症が疑われます。


通常はX線検査で異常が見つかりますが、診断の確定には、血液、たん、膿などのサンプルについてさらに検査が必要になります。


コクシジオイデス症 経過 治療


急性原発性コクシジオイデス症は治療をしなくても自然に良くなり、たいていは完全に回復します。


ただし、肺に生じたコクシジオイデス症は、治療をした方がよいとする医師もいます。


進行性コクシジオイデス症の場合には、フルコナゾールを内服させるか、アムホテリシンBを静脈注射します。


イトラコナゾールまたはケトコナゾールで治療することもあります。


髄膜炎(脳と脊髄[せきずい]を包む膜の感染症)を起こした場合には、フルコナゾールを静脈注射するか、アムホテリシンBを髄液中に注射します。


治療をしないと、髄膜炎の場合は死に至ります。


薬物治療は皮膚、骨、関節など局所の感染症には効果的ですが、治療をやめると再発することが多いので、何年もの間、多くは一生続ける必要があります。









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