2011年1月13日木曜日

感染症の病気 『細菌感染症 毒素性ショック症候群 』

毒素性ショック症候群とは、ブドウ球菌やレンサ球菌がつくる毒素によって起こる危機的な血圧低下など、一連の重い症状をいいます。


毒素性ショック症候群は、主にブドウ球菌がつくる毒素によって引き起こされます。


この毒素は、体に感染した細菌がつくることもあれば、体表にいるだけの細菌(腟に挿入した吸収力が高いタイプのタンポンで増殖する菌など)がつくることもあります。


この理由で、吸収力が高いタイプの数種類のタンポン、特に高分子吸収体入りのタンポンは市場から撤去されました。


毒素は腟の壁の小さな傷から血流に入り、子宮からは腹腔へ入ります。


しかしながら、毒素性ショック症候群はタンポンを使用しない女性や男性にも起こっており、この症候群を起こすブドウ球菌のタイプはわかっているものの、何が引き金になって起こるのかはまだ解明されていません。


毒素性ショック症候群に一度かかると、再びかかりやすくなります。


毒素性ショック症候群 症状と診断


症状は突然始まり、熱が約39〜40.5℃まで上がります。


激しい頭痛、のどの痛み、眼の充血、極端な疲労感、混乱、嘔吐、激しい水性の下痢、日焼けしたようにみえる全身の発疹が次々に起こります。


48時間以内に意識消失し、血圧が危機的に低下してショックを起こすこともあります。


3〜7日目に手のひらや足の裏の皮がむけてきます。


毒素性ショック症候群は体の多くの部分を侵します。


腎臓、肝臓、筋肉などの障害が多く、特に最初の1週間によくみられます。


心臓や肺の障害や貧血も起こります。


大半の臓器は、症状が治まると元通りに回復します。


この病気は症状から診断されます。


毒素性ショック症候群を特定できる検査法はありませんが、通常は症状が他の原因によるものである可能性を排除するため、血液検査を行います。


毒素性ショック症候群予防、治療、経過の見通し


タンポンを使用しない女性や男性の場合には、これといった予防法はありません。


タンポンと関連した症例は、生理中にタンポンを使うのを控えると減ります。


毒素性ショック症候群との相関を考えると、量が少なめのときは、吸収力が高いタイプのタンポンは使わない方がよいでしょう。


毒素性ショック症候群の疑いがある場合は、ただちに入院することが望まれます。


タンポンやペッサリーなどの異物を腟から取り出し、抗生物質による治療を始めます。


重症の毒素性ショック症候群の場合は、約8〜15%の人が死亡します。


回復してもタンポンを使用し続けると、抗生物質でブドウ球菌が根絶されていない限り、病後4カ月で再発するケースが多くみられます。











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感染症の病気 『細菌感染症 破傷風 』

破傷風は嫌気性細菌の破傷風菌がつくる毒素によって激しい筋肉のけいれんが起こる病気です。


破傷風はほとんどみられなくなりましたが、今でも世界各地、特に開発途上国で発生しています。


毎年、世界中で5万人もの人が破傷風で亡くなっています。


破傷風菌の芽胞は動物の糞(ふん)や土の中で何年も生きることができます。


この芽胞が傷口を通して人体に入ると増殖を始めます。


病気を起こすのは破傷風菌自体ではなくて、増殖中の破傷風菌がつくり出す毒素です。


破傷風は、さびたり汚れている物体によって受けた切り傷や、くぎを踏んでしまったために受けた深い刺し傷などから起こりますが、清潔な浅い傷からでも起こることがあります。


注射針を使う麻薬常習者や、やけどや手術創がある人が破傷風になる危険があります。


出産後に、母親の子宮や新生児のへその緒が感染することもあり、破傷風感染症は開発途上国では脅威となっています。


破傷風 症状


通常、症状は感染の5〜10日後に現れますが、早ければ2日後、遅ければ50日後までは発症の可能性があります。

最もよくみられる症状はあごのこわばりで、口が開きにくくなります(開口障害)。


そのほか、落ち着きがなくなる(不穏)、ものを飲みこみにくくなる、刺激過敏になるなどの症状や、頭痛、発熱、のどの痛み、悪寒、筋肉のけいれん、首、腕、脚のこわばりが起こります。


病気が進むと、あごが開けにくくなる開口障害が強くなり、顔の筋肉がけいれんするためまゆがつり上がり、引きつって笑っているような表情になります。


さらに、腹部、首、背中の筋肉がけいれんし、頭とかかとが後につり、胴体が前に出て体全体が弓なりに反る「反弓緊張」という姿勢がみられるようになります。括約筋もけいれんし、便秘が起こり、尿が出なくなります。



物音、すき間風、ベッドのきしみといったようなささいな刺激が引き金となって、強い痛みを伴った筋肉のけいれんと多量の発汗が起こります。


全身けいれんが起こっている間は、胸筋が硬直し、のどもけいれんするので、叫んだり、声を出したりすることさえできなくなります。


この状態では呼吸も十分にできなくなり、酸素欠乏や致死的な窒息につながります。


傷の近くの筋肉だけにけいれんが起こる場合もあります。


このように破傷風の症状が限局している場合は、症状が何週間にもわたって続くことがあります。


破傷風 診断・経過見通し


けがをした後で筋肉のこわばりやけいれんがみられた場合は、破傷風が疑われます。


破傷風菌は傷口から綿棒で採取したサンプルで培養できますが、結果が陰性でも、必ずしも菌がいないとはいい切れません。


破傷風の死亡率は世界で平均して50%で、その多くは、注射針を使う麻薬常習者、乳幼児、高齢者です。


症状が急速に悪化した場合や治療が遅れた場合は、経過の見通し(予後)は悪くなります。


破傷風 予防


破傷風はいったんかかってから治療するより、予防することの方がはるかに効果的です。


一連の初回接種(注射を3回以上)を受けておけば、破傷風になることはまずありません。


破傷風ワクチンは、体に細菌自体を攻撃させるのではく、細菌が出す毒素を中和する力を高めます。


小児には、ジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種混合ワクチンで接種されます。


一連の初回接種を済ませた成人は、10年に1回追加接種を受ける必要があります。


けがをした人に対する予防接種の方法は複雑です。一般に、一連の初回接種を済ませている場合は、過去5年以内に追加接種を受けていれば接種の必要はありません。


一連の初回接種を完了してない場合や、追加接種を受けてから10年以上たっている場合は、追加接種に加えて、破傷風免疫グロブリンも必要となります。


そのほか、汚れたり死んでいる組織は破傷風菌の増殖を促すので、傷口、特に深い刺し傷をすみやかに徹底的に洗浄することも予防対策になります。


異物や損傷した組織は、必要があれば外科的に取り除きます。



破傷風 治療

破傷風の症状が現れたら、入院させて静かな部屋で安静を保ちます。


メトロニダゾール、ペニシリン、テトラサイクリンなどの抗生物質を投与して細菌を殺し、毒素が増えるのを抑えますが、すでにつくられた毒素に対しては、抗生物質は効力がありません。


毒素の中和には破傷風免疫グロブリンを使います。

そのほか、鎮静、筋肉の弛緩(しかん)、痛みの緩和、けいれんの抑制、心拍数や血圧のコントロールに役立つ薬剤を使います。

中度から重度の感染症では、呼吸を補助するために人工呼吸器が必要となります。


破傷風になると食べものを飲みこむのが難しくなるので、栄養剤を点滴静注したり、鼻から胃へチューブを通して補給します。


水ぼうそう(水痘)などの他の多くの病気では、一度かかればその病気に対する免疫ができて二度とかからなくなりますが、破傷風の場合は、治ったとしても免疫はできないので、回復後に破傷風の予防接種を一通り受けなければなりません。









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