潰瘍性大腸炎 診断
症状と便の検査により診断を確定します。
血液検査では貧血や、白血球数の増加、アルブミン(血液中のタンパク質)濃度の減少、
赤血球沈降速度(ESR)の上昇がみられ、これらは炎症が活発になっていることを示します。
S状結腸鏡検査(柔軟な観察用チューブを用いたS状結腸の検査)を行うと、
炎症の重症度を直接観察し、診断を確定できます。
症状がない時期でも、腸全体が正常にみえることはほとんどなく、
病理組織診でも慢性炎症が認められます。
腹部X線検査では、炎症の程度と広がりがわかります。
バリウム注腸後のX線検査や大腸内視鏡検査は、
この病気の活動期に行うと穿孔を起こすリスクがあるので、
通常は治療を開始する前には行いません。
しかし大腸全体への炎症の広がりを診断するために時期をみて、
大腸内視鏡検査を行います。
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2011年5月2日月曜日
消化器の病気 『潰瘍性大腸炎 続き』
潰瘍性大腸炎 症状
潰瘍性大腸炎の症状は再発します。突然重症の発作が起こり、激しい下痢、高熱、腹痛、腹膜炎を起こすことがあります。
このような再発の間は、重態になります。
より多いのは徐々に始まる再発で、便意が切迫するようになり、下腹部が軽くけいれんして、便には血と粘液が混じります。
再発は数日から数週間にわたって続き、いつでも再発する可能性があります。
炎症が直腸とS状結腸に限局している場合は、便は正常か硬く乾燥している状態になります。
しかし、排便中または排便と排便の間に、大量の赤血球と白血球を含む粘液が直腸から分泌されます。発熱などの全身症状はみられないか、あっても軽度です。
炎症が大腸の上の方へ広がると、便は軟らかくなり、1日に10~20回ほど排便します。
患者はしばしば重症の腹部けいれんに悩まされ、痛みを伴う直腸のけいれんにより便意を催します。
夜間も症状は緩和しません。
便は水っぽく、膿や血液、粘液を含んでいます。
しばしば便全体が血液と膿になることがあります。
また発熱や食欲不振が起こり、体重が減少します。
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潰瘍性大腸炎の症状は再発します。突然重症の発作が起こり、激しい下痢、高熱、腹痛、腹膜炎を起こすことがあります。
このような再発の間は、重態になります。
より多いのは徐々に始まる再発で、便意が切迫するようになり、下腹部が軽くけいれんして、便には血と粘液が混じります。
再発は数日から数週間にわたって続き、いつでも再発する可能性があります。
炎症が直腸とS状結腸に限局している場合は、便は正常か硬く乾燥している状態になります。
しかし、排便中または排便と排便の間に、大量の赤血球と白血球を含む粘液が直腸から分泌されます。発熱などの全身症状はみられないか、あっても軽度です。
炎症が大腸の上の方へ広がると、便は軟らかくなり、1日に10~20回ほど排便します。
患者はしばしば重症の腹部けいれんに悩まされ、痛みを伴う直腸のけいれんにより便意を催します。
夜間も症状は緩和しません。
便は水っぽく、膿や血液、粘液を含んでいます。
しばしば便全体が血液と膿になることがあります。
また発熱や食欲不振が起こり、体重が減少します。
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