潰瘍性大腸炎 診断
症状と便の検査により診断を確定します。
血液検査では貧血や、白血球数の増加、アルブミン(血液中のタンパク質)濃度の減少、
赤血球沈降速度(ESR)の上昇がみられ、これらは炎症が活発になっていることを示します。
S状結腸鏡検査(柔軟な観察用チューブを用いたS状結腸の検査)を行うと、
炎症の重症度を直接観察し、診断を確定できます。
症状がない時期でも、腸全体が正常にみえることはほとんどなく、
病理組織診でも慢性炎症が認められます。
腹部X線検査では、炎症の程度と広がりがわかります。
バリウム注腸後のX線検査や大腸内視鏡検査は、
この病気の活動期に行うと穿孔を起こすリスクがあるので、
通常は治療を開始する前には行いません。
しかし大腸全体への炎症の広がりを診断するために時期をみて、
大腸内視鏡検査を行います。
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2011年5月2日月曜日
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