2018年12月4日火曜日

心臓・血管>>感染性心内膜炎>>急性心膜炎

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心膜炎の最も重篤な合併症、心タンポナーデについて

心タンポナーデは、
主に癌、外傷、手術の結果、
2層の心膜の間に体液や血液が貯留することによって起こります。
ウイルスや細菌への感染、
腎不全も主な心タンポナーデの原因です。
心膜腔に貯留した体液や血液は、
心臓を圧迫し、
血液を送り出す心機能が損なわれます。
その結果、息を吸いこむと、
血圧が急速に異常なレベルまで低下し、
脈拍が弱まります。
息を吐くと、血圧が上昇して、脈拍が強まります。
呼吸によって起こる血圧と脈拍のこのような異常な変化は、
奇脈と呼ばれています。
超音波を利用して心臓の像を描出する心エコー検査が、
診断を確定するために用いられます。
この検査では、
呼吸によって起こる心臓の圧迫や心臓内の
血流の変化といった特徴的な異常を検出できます。
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