2011年4月9日土曜日

消化器の病気 『消化性の病気-胃 炎 続き』 

胃炎 診断

上腹部の不快感や、胃痛、吐き気がある場合に胃炎が疑われます。


普通、特別な検査は必要ありませんが、診断が確定しない場合や、


治療しても症状が改善されない場合には、内視鏡(柔軟な観察用のチューブ)で胃を調べます。


必要であれば、胃の粘膜の生検(組織のサンプルを採取して顕微鏡で観察する検査)を行います。

胃炎 治療

胃炎の症状は、その原因にかかわらず、


胃酸を中和する薬や胃酸の分泌を減少させる薬で改善します。


すでに産生されて胃の中に放出された胃酸を中和する薬を制酸薬といい、


症状が軽い場合はこの制酸薬で十分効果が得られます。


しかし、制酸薬は1日数回服用する必要がある上、しばしば下痢や便秘を起こします。


胃酸の分泌を減少させる薬には、


ヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)やプロトンポンプ阻害薬などがあります。


H2ブロッカーは制酸薬より症状を軽くする効果が大きく、


服用も簡単です。プロトンポンプ阻害薬は特に強力な治療が必要な場合に使われます


。胃炎に細菌感染症を伴っている場合は抗生物質も投与されます。


胃粘膜を保護する薬であるスクラルファートを使うこともあります。


胃炎が胃潰瘍になり穿孔した場合は緊急手術が必要です。


びらん性胃炎では、


非ステロイド性抗炎症薬など胃粘膜を刺激する薬を避ける必要があります。


胃粘膜を保護するためにプロトンポンプ阻害薬やミソプロストールが処方されることもあります。


コキシブ系薬剤(セレコキシブ[商品名セレブレックス:CELEBREX]などのCOX-2阻害薬)


はそれ以前のNSAIDsよりも胃壁を刺激する可能性は低いものの、


最近の種々の試験では、


コキシブ系薬剤は長期使用により心発作および脳卒中のリスクを高めることが示されています。


したがって、コキシブ系薬剤の投与は慎重に行う必要があります。


急性ストレス性胃炎は、ほとんどの場合、


そのもとになっている病気や外傷、出血が治ると治ります。


しかし集中治療室で治療を受けている患者では、


2%が急性ストレス性胃炎から多量の出血を起こし、それがしばしば死亡の原因となります。


そのため大きな病気や外傷、重度のやけどの後には、


急性ストレス性胃炎が起きないよう医師は十分な注意を払います。


手術後の患者や集中治療室の患者には、普通、胃酸の分泌を抑制する薬が投与されます。


これらの薬は胃潰瘍の治療にも使用されます。


急性ストレス性胃炎による重度の出血に対してはさまざまな治療法が提案されていますが、


治療成績が良好な方法はあまりありません。


輸血すると出血がさらに悪化することもあります。


内視鏡で観察しながら出血部を熱で凝固させて(焼灼)一時的に止血する方法もありますが、


もとの病気が治らなければいずれ再出血を起こします。


出血が止まらない場合は、救命処置として胃を全部切除せざるをえないこともあります。


胃切除後胃炎と萎縮性胃炎には治療法がありません。


萎縮性胃炎によりビタミンB12の吸収不全がある場合は、


生涯を通じてビタミンB12を注射で補充する必要があります。


好酸球性胃炎では、


狭くなった胃の出口を広げるためコルチコステロイド薬の投与や手術が必要になることがあります。


メネトリエ病に対しては胃の部分切除か全体切除術が行われます。


メネトリエ病に有効な薬はありません。








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消化器の病気 『消化性の病気-胃 炎 続き』 

胃 炎 症状 合併症

ほとんどの場合、胃炎は特に症状を起こしません。症状がある場合は、


原因によって異なりますが、胃痛、不快感、吐き気、嘔吐などが起こります。


これらの症状は単なる消化不良と呼ばれることもあります。


胃炎は潰瘍へと進行することがあり、その場合はこれらの症状がひどくなります。


びらん性胃炎、放射線性胃炎、メネトリエ病、形質細胞性胃炎では、


吐き気が起こることがあり、嘔吐もときどきみられます。


胃の痛みや不快感(胸やけ)も生じることがあり、特にびらん性胃炎、


放射線性胃炎、胃切除後胃炎、萎縮性胃炎ではこうした症状がよくみられます。


急性ストレス性胃炎によっても、ごく軽度の胃痛や不快感が生じます。


一部の胃炎、特に急性ストレス性胃炎、びらん性胃炎、


放射線性胃炎では、胃潰瘍が生じることがあります。


胃潰瘍になるとその部分から出血し、吐血したり、タール状の黒い便(黒色便)が出たりします。


急性ストレス性胃炎ではわずか数日で胃潰瘍に進行して出血を起こすことがありますが、


びらん性胃炎や放射線性胃炎ではもっと長い期間を経てから出血に至る傾向があります。


出血が長びくと貧血を起こし、疲労感、脱力感、軽度のたちくらみなどの症状が現れます。


胃潰瘍が進行して胃壁に穴が開いた場合は(穿孔)、


胃の内容物で腹腔が汚染されて腹膜炎(腹腔内面の炎症と通常は感染症)


を起こし、突然激しい腹痛が生じます。


胃炎の合併症の中にはゆっくりと進行するものもあります。


胃炎のため胃の出口が瘢痕(はんこん)化して狭くなることがあります。


これは放射線性胃炎と好酸球性胃炎でよくみられ、強い吐き気があり頻繁に嘔吐します。

メネトリエ病では、炎症を起こした胃粘膜からタンパク質が失われ、


そのため体内に水分が貯留して組織の浮腫(むくみ)が生じることがあります。


メネトリエ病患者の約10%が、数年後に胃癌を発症します。


胃切除後胃炎と萎縮性胃炎では内因子の産生が減少し、


そのため疲労感や脱力感などの貧血症状が現れることがあります


(内因子とは胃壁の細胞でつくられるタンパク質で、


ビタミンB12が吸収され赤血球産生に利用されるように


、ビタミンB12と結合する働きをします)。


萎縮性胃炎の患者のうち数パーセントは、腸上皮化生と呼ばれる状態に進行します。


これは胃の内面を覆っている細胞が変化し前癌状態になることです。


その中のさらに少数の患者では、腸上皮化生が胃癌へと進行します。




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消化器の病気 『消化性の病気-胃 炎 』 

胃炎は胃の粘膜の炎症です。


胃の粘膜は刺激に対する抵抗力があり、強い酸にも耐えられます。


しかしときとして、刺激を受けて炎症を起こすことがあります。


胃 炎  原因

胃炎は感染症、外傷、免疫異常などのさまざまな原因によって起こります。


胃炎を起こす感染源には、細菌、ウイルス、真菌などがあります。


世界的に胃炎の原因として最も多いのはH.ピロリによる感染です。


ウイルスや真菌による胃炎は、慢性疾患がある人や、


エイズや癌(がん)などで免疫機能が弱くなっている人、


あるいは免疫抑制薬を服用している人に起こります。


びらん性胃炎では、胃の粘膜に炎症が起こり、そのため粘膜が失われます。


アスピリンやその他の非ステロイド性抗炎症薬などの服用、


クローン病、細菌やウイルスによる感染症、


腐食性物質の服用などによる刺激がその原因となります。


人によっては、乳児の1日用量のアスピリンでも胃の粘膜が傷つくことがあります。


びらん性胃炎は急激に起こる場合もありますが、普通は、


胃炎以外の病気がない健康な人でゆっくりと進行します。


急性ストレス性胃炎はびらん性胃炎の1種で、急性疾患や外傷で起こります。


胃以外の部分の外傷でも起こることがあります。


たとえば、広範囲な皮膚のやけどや大量出血を伴う外傷がその典型的な例です。


なぜ重症疾患が胃炎を引き起こすのかは正確にわかっていませんが、


胃の血液循環量の減少や、


胃粘膜の保護力と修復力の低下に関係があるのではないかといわれています。


胸部左下や上腹部への放射線照射により胃の内面が刺激を受けると、放射線性胃炎が生じます。


胃切除後胃炎は、胃の一部を切除する手術(胃部分切除術)


を受けた人にみられる胃炎で、多くは手術で縫合した部分に起こります。


胃切除後胃炎は、手術によって胃粘膜への血流が減少したり、


胃粘膜が胆汁(肝臓で生成される緑黄色の消化液)


に過剰に接することによって起こると考えられています。


萎縮性胃炎は、抗体が胃粘膜を攻撃することによって起こる胃炎で、


粘膜層が非常に薄くなり、胃酸と酵素を産生する細胞が多数あるいは完全に失われます。


この病気は高齢者によく起こり、特にH.ピロリの慢性感染がある高齢者に多くみられます。


また胃を部分切除した人にも起こる傾向があります。


好酸球性胃炎は、回虫が体内に侵入したときのアレルギー反応によって起こることがありますが、


それ以外の場合の原因はわかっていません。


この胃炎では白血球の1種である好酸球が胃壁に蓄積します。


メネトリエ病は原因不明の病気で、胃壁が肥厚して大きなひだができ、胃腺が腫れ、


液体で満たされた嚢胞が形成されます。


免疫反応の異常が原因だと考えられていますが、H.ピロリ感染とも関連があるといわれています。


形質細胞性胃炎では、白血球の1種である形質細胞が胃壁やその他の臓器に蓄積します。


原因はわかっていません。





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