胃切除後胃炎は、
胃の一部を切除する手術(胃部分切除術)
を受けた人にみられる胃炎で、
多くは手術で縫合した部分に起こります。
胃切除後胃炎は、
手術によって胃粘膜への血流が減少したり、
胃粘膜が胆汁(肝臓で生成される緑黄色の消化液)
に過剰に接することによって起こると考えられています。
萎縮性胃炎は、
抗体が胃粘膜を攻撃することによって起こる胃炎で、
粘膜層が非常に薄くなり、
胃酸と酵素を産生する細胞が多数あるいは完全に失われます。
この病気は高齢者によく起こり、
特にH.ピロリの慢性感染がある高齢者に多くみられます。
また胃を部分切除した人にも起こる傾向があります。
好酸球性胃炎は、
回虫が体内に侵入したときのアレルギー反応によって起こることがありますが、
それ以外の場合の原因はわかっていません。
この胃炎では白血球の1種である好酸球が胃壁に蓄積します。
メネトリエ病は原因不明の病気で、
胃壁が肥厚して大きなひだができ、
胃腺が腫れ、
液体で満たされた嚢胞が形成されます。
免疫反応の異常が原因だと考えられていますが、
H.ピロリ感染とも関連があるといわれています。
形質細胞性胃炎では、
白血球の1種である形質細胞が胃壁やその他の臓器に蓄積します。
原因はわかっていません。
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2013年6月9日日曜日
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