2018年11月28日水曜日

心臓・血管>>感染性心内膜炎>>急性心膜炎 治療 経過

心臓・血管>>感染性心内膜炎>>急性心膜炎 治療 経過

その原因にかかわらず、
心膜炎の患者は入院して、
アスピリン、
イブプロフェンといった非ステロイド性抗炎症薬などの投与によって炎症と痛みを軽減し、
心タンポナーデなどの合併症の経過をみます。
激痛がある場合は、
モルヒネなどのオピオイドや、
プレドニゾロンなどのコルチコステロイド薬が必要になります。
プレドニゾロンは、
直接痛みを軽減するのではなく、
炎症を軽減することで痛みを和らげます。
心膜炎を起こし得る薬を服用している場合は、
可能な段階で服用を中止すべきです。
その後の治療法は、
急性心膜炎の原因によって異なります。
腎不全の患者では、
透析の回数を増やすことで症状の改善がみられます。
癌の患者では、
化学療法や放射線療法に反応する場合もありますが、
しばしば心膜を外科的に切除します。
細菌感染症が原因の場合は、
抗生物質の投与と、
心膜にたまった膿を外科的に排出する処置(ドレナージ)を行います。
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