2019年2月20日水曜日

心臓・血管>>アテローム動脈硬化 危険因子 Ⅶ

心臓・血管>>アテローム動脈硬化 危険因子 Ⅶ


高ホモシステイン血症の原因が遺伝性ホモシステイン尿症ではない場合、

脳へ続く動脈や末梢動脈と同様に、

冠動脈を傷害するアテローム動脈硬化が起こる危険性が高くなります。

血液中のホモシステイン濃度を上昇させる原因には、

葉酸欠乏症、

ビタミンB6あるいはB12欠乏症、

腎不全、

乳癌など一部の癌、

乾癬、

大量の喫煙、

特定の薬剤の使用などがあります。

こうした薬剤には、葉酸やビタミンB6、

ビタミンB12と相互作用する癌を治療するメトトレキサート、


抗けいれん薬のフェニトインやカルバマゼピンのような薬剤;

脂質低下薬のコレスチポール、

コレスチラミンおよびナイアシン

のようなホモシステインの吸収に干渉する薬剤;

抗生物質のイソニアジドのようなホモシステインの代謝に干渉する薬剤などがあります。

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