2015年9月22日火曜日
消化器≫≫炎症性腸疾患の病気≫≫クローン病は限局性腸炎
消化器≫≫炎症性腸疾患の病気≫≫クローン病は限局性腸炎
クローン病は限局性腸炎あるいは肉芽腫性回腸炎や回結腸炎ともいわれ、
腸壁に起こる慢性炎症で消化管のどの部位にも起こります。
クローン病の原因はわかっていません。
研究者たちは、
免疫系の機能不全により環境、
食事、
感染などの要因に対して
腸が過剰に反応するためと考えています。
一部の人はこの免疫系の機能不全に対する遺伝的素因をもっています。
タバコの喫煙もクローン病の発症と、
定期的な症状の再発に関連しているようです。
過去数十年間に、
クローン病は世界中で一般的にみられるようになりました。
男女間に頻度の差はなく、
ほとんどの場合35歳よりも前、
普通は15~25歳の間に発症します。
クローン病が最もよく起こる場所は、
小腸の最後の部分の回腸と大腸です。
しかし口から肛門までの消化管のどの部分にも起こることがあり、
肛門周囲の皮膚にまで及びます。
クローン病が小腸だけに起こるのは全体の35%、
大腸だけに起こるのが20%、
小腸の後半と大腸にまたがるものが45%となっています。
クローン病は、
正常な部分を間に挟んで消化管の数カ所に起こることがあります。
クローン病に罹患した腸の部分は非常に厚くなります。
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短鎖脂肪酸の働き
大腸からの水やナトリウムの吸収を維持。
大腸の持続性収縮の維持。
粘膜細胞の増殖維持。
消化管運動の改善(蠕動運動を活発にする)。
大腸の粘液分泌を起こさせる。
カルシウム、マグネシウムの吸収を助ける。
膵液の分泌を助ける。
直腸の壁が刺激されることで排便反射が生まれる。
抗炎症作用。
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