2015年10月15日木曜日
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消化器≫≫炎症性腸疾患の病気≫≫抗生物質に起因する大腸炎
抗生物質に起因する大腸炎は、
抗生物質の服用によって
常在菌以外の細菌が増殖したために起こる大腸の炎症です。
多くの抗生物質が、
腸内細菌の量と種類のバランスを崩してしまうため、
病原性の細菌の増殖を許してしまい、
それが他の種類に置き換わってしまいます。
過剰繁殖し感染の原因となる最も一般的な細菌は、
クロストリジウム‐ディフィシルです。
クロストリジウム‐ディフィシル感染症では、
大腸の保護粘膜を損傷する2種類の毒素を産生します。
ほとんどの抗生物質がこの病気を起こすことがありますが、
クリンダマイシン、
アンピシリンなどのペニシリン、
セファレキシン
などのセファロスポリン系が最も多くかかわっています。
ほかによく関係する抗生物質には、
エリスロマイシン、
スルファメトキサゾール
などのスルフォンアミド系、
クロラムフェニコール、
テトラサイクリン、
ノルフロキサシン
などのキノロン系があります。
クロストリジウム‐ディフィシル感染症は抗生物質が経口投与された場合に最もよく起こります。
しかし、注射や静脈投与でも起こることがあります。
抗生物質に起因する大腸炎を起こすリスクは、
年齢とともに上昇します。
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短鎖脂肪酸の働き
大腸からの水やナトリウムの吸収を維持。
大腸の持続性収縮の維持。
粘膜細胞の増殖維持。
消化管運動の改善(蠕動運動を活発にする)。
大腸の粘液分泌を起こさせる。
カルシウム、マグネシウムの吸収を助ける。
膵液の分泌を助ける。
直腸の壁が刺激されることで排便反射が生まれる。
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