2015年1月15日木曜日
口・歯の病気!>>>唾液腺の障害>>診断 治療
口・歯の病気!>>>唾液腺の障害>>診断 治療
唾液腺の機能異常の診断に有効な検査はありませんが、
唾液腺を「ウシの乳搾り」をするように搾って、
唾液管内の唾液の流れの状態を観察することができます。
食事中に痛みが増す場合は、
唾液管閉塞による腫れだと診断できます。
その他の原因の診断には、
生検によって唾液腺組織の検体を採取して顕微鏡検査を行います。
唾液管に結石が詰まっているときには、
唾液管の両側に圧を加えて結石を押し出す治療が行われます。
この方法で効果がない場合は、
細いワイヤ状の器具を使って結石を引き出します。
それでも取れない場合は、
最後の手段として、手術で除去します。
粘液瘤が自然に消えず、
生活する上で邪魔になる場合には、
手術で取り除きます。
また悪性や良性の唾液腺腫瘍も手術で摘出します。
その他の原因に対しては、
唾液腺の腫れの治療は原因別に行われます。
病気療養中の人や薬の服用による口腔乾燥症が起きている人は、
歯ブラシやデンタルフロス(歯間ブラシや糸ようじ)による歯磨き、
フッ素水(フッ化物添加洗口液)によるうがいなど、
口の中を清潔にするためのケアをていねいに行うとともに、
糖分の摂取を控え、
3~4カ月ごとに歯科健診、
プラーク除去(歯のクリーニング)、
フッ素の歯面塗布などを受ける必要があります。
どの治療も行えない場合は、
人工唾液がわずかながら効果があります。
ピロカルピンは一部の人には効果がありますが、
放射線による唾液腺損傷のケースにはほとんど効果はありません。
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