2019年2月11日月曜日

心臓・血管>>アテローム動脈硬化 危険因子 Ⅳ

心臓・血管>>アテローム動脈硬化 危険因子 Ⅳ


総コレステロール値が300mg/dLに達すると、

心臓発作のリスクは2倍以上になります。

LDLコレステロール値が130mg/dL未満になり、

HDLコレステロール値が40mg/dLを超えると、

リスクは減少します。

総コレステロール値やLDLコレステロール値よりも、

総コレステロール中に占めるHDLコレステロールの割合が、

さらに信頼性の高いリスクの指標です。

HDLコレステロールは総コレステロールの25%以上を占めていなければなりません。

中性脂肪の高値は、

HDLコレステロールの低値とよく相関します。

しかし、

中性脂肪値が高いだけでも、

アテローム動脈硬化のリスクは上昇します。

コレステロールや他の脂肪性物質の血中濃度を上昇させる一部の遺伝性疾患も、

アテローム動脈硬化のリスクを増大させます。

たとえば、

コレステロール値を極度に上昇させる家族性高コレステロール血症は、

主に冠動脈にアテロームの形成を引き起こします。

この病気の人が治療を受けずにいると、若いうちに冠動脈疾患で死亡します。

>>>次へ続く