2018年5月31日木曜日

心臓・血管>>心不全 診断Ⅱ

心臓・血管>>心不全 診断Ⅱ

超音波を使って心臓の画像を描き出す心臓超音波検査(心エコー)は、
心拍出量や心臓弁の働きなど、
心機能を評価するのに最も優れた検査法の1つです。
この検査で、心臓の壁が厚くなっているかどうか、
心臓弁が正常に機能しているかどうか、
心臓が正常に収縮しているかどうか、
異常な収縮をする心臓の部位があるかどうかなどがわかります。
心エコーは、
心臓の壁の厚さと駆出分画を評価することで、
心不全が収縮期機能不全によるものか、
拡張期機能不全によるものかを判断するのに役立ちます。
駆出分画とは、
1回の拍動で心臓から送り出される血液の割合のことで、
心機能を測る重要な方法です。
正常な左心室の駆出分画は約60%です。
駆出分画が低い場合は収縮期機能不全を、
正常または高い場合は、
拡張期機能不全を疑います。
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