2019年2月1日金曜日

心臓・血管>>アテローム動脈硬化 Ⅳ

心臓・血管>>アテローム動脈硬化 Ⅳ


アテローム動脈硬化により、

動脈は弾力性を失うため、

それが高血圧の原因となる可能性があります。

アテロームが大きくなるにつれて、

動脈内腔は狭くなります。

やがて、カルシウムがアテローム内に蓄積すると、

アテロームはもろくなって破れます。

破れたアテロームに血液が流れこみ、

アテロームを増大させるので、

動脈内腔はますます狭くなります。

また、破れたアテロームから脂肪性の内容物も血流中に流れ出します。

この脂肪性のかたまり(脂肪塞栓)が血流に乗って移動し、

全身のどこかの動脈を詰まらせることになります。

アテロームの破裂は血液のかたまり(血栓)の形成を誘発することも多く、

心臓発作や脳卒中の主な原因となります。

血液のかたまりは動脈内腔をさらに狭めたり閉塞させたり、

あるいは血液のかたまりがはがれて塞栓となり、

血流に乗って下流の動脈を詰まらせます。

>>>次へ続く