感染がなくても≫≫≫≫起こる≫≫≫≫≫間質性膀胱炎
間質性膀胱炎は、
感染の形跡を伴わない膀胱の炎症で、
痛みがあります。
原因は不明です。
尿中に感染性の微生物はみられません。
中年女性に多くみられ、男性がかかることはめったにありません。
痛みを伴う頻尿などの症状があり、
顕微鏡検査で尿中に膿や血液が認められます。
尿に血が混じっているのが肉眼で見えることもあります。
長期にわたる慢性的な炎症によって、
膀胱は萎縮します。
膀胱鏡検査で表層に小さな出血や潰瘍が見つかることがあります。
さまざまな治療法が試みられてきましたが、
万人に効く決定的な方法はありません。
場合によっては、
抗コリン薬や抗うつ薬など痛みを軽減する薬が有効です。
ペントサン多硫酸塩は新しい内服薬で、
痛みの軽減に役立ちます。
ジメチルスルホキシドは膀胱に直接注入する薬で、
一部の患者に治療効果があります。
症状がひどく治療が効かない場合には、
外科手術による膀胱の除去が必要になることもまれにあります。
この場合は小腸の一部（回腸）を使って代用膀胱を作るか、
腎臓にチューブを直接挿入し、
体の外に装着した袋に尿を排出します。
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