2014年5月30日金曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>副鼻腔炎 ③
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>副鼻腔炎 慢性副鼻腔炎:
副鼻腔炎の症状が8~12週間以上続く場合を慢性副鼻腔炎といいます。
慢性副鼻腔炎の原因は明らかではありませんが、
ウイルスの感染、
重度のアレルギー、
環境汚染物質の影響などに引き続いて起こります。
家族が同じ症状をもつ場合も多く、
遺伝的素因も発症にかかわる要因の1つとみられます。
細菌や真菌による感染症にかかっている人では、
炎症はかなりひどくなります。
ときに、
上の歯にできた膿瘍(のうよう)がその上に位置する副鼻腔に広がり、
上顎洞の慢性副鼻腔炎を引き起こすことがあります。
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有機酸(酢酸)、高血圧、疲労回復、 セレン、大豆たんぱく、抗酸化、糖尿病
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ペプチド 、血中コレストロ-ル低下、血圧上昇抑制
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2014年5月29日木曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>副鼻腔炎 ②
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>副鼻腔炎 急性副鼻腔炎:
急性副鼻腔炎はさまざまな細菌によって引き起こされるもので、
副鼻腔の開口部に閉塞が生じた後によく発症します。
閉塞は主に、
かぜなど上気道のウイルス感染が原因で起こります。
かぜをひくと鼻腔の粘膜が腫れて、
副鼻腔の開口部がふさがりやすくなります。
閉塞を起こした副鼻腔では、
空洞内の空気が血流に吸収されると内部の圧力が低下します。
このために痛みが生じ、
副鼻腔内に分泌液がたまります。
たまった液は細菌の温床となり、
細菌と闘うために白血球やさらに多くの分泌液が副鼻腔に集まります。
この流入により空洞内の圧力がさらに上昇し、
痛みが増します。
アレルギーによる粘膜の腫れも、
副鼻腔の開口部がふさがる原因となります。
また、
鼻中隔弯曲症をもつ人では、
副鼻腔の閉塞をさらに起こしやすくなります。
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2014年5月28日水曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>副鼻腔炎 ①
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>副鼻腔炎
副鼻腔炎は、
副鼻腔が炎症を起こした状態で、
多くはアレルギーまたは感染が原因で起こります。
副鼻腔炎は最もよくみられる病気の1つで、
毎年約1000万~1500万人が発症します。
副鼻腔炎は、
上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)、
前頭洞、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)
という4種類の副鼻腔のどこにでも起こります。
多くは鼻炎を併発しているため、
鼻副鼻腔炎と呼ぶ場合もあります。
短期間に推移する急性副鼻腔炎と、
長期にわたる慢性副鼻腔炎があります。
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2014年5月27日火曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻炎 ④
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻炎 血管運動神経性鼻炎:
血管運動神経性鼻炎は慢性鼻炎の1種です。
アレルギーがあるようにはみえないのに、
鼻づまり、くしゃみ、鼻水
など一般的なアレルギー症状が発生します。
ほこりや花粉などによる刺激や香水の強い香り、
大気汚染などに強い反応を示す人もいます。
症状は現れたり消えたりしますが、
空気が乾燥すると悪化します。
粘膜が腫れ、
その色は赤から紫までさまざまです。
副鼻腔に軽い炎症がみられることもあります。
症状が長びく人では、
鼻の内視鏡検査または副鼻腔のCT検査が必要となる場合があります。
副鼻腔の炎症が軽ければ、
症状の緩和を目的とした治療を行います。
タバコの煙や刺激物を避け、
加湿機能付きの暖房装置や加湿器を使用することも効果的です。
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2014年5月26日月曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻炎 ③
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻炎 萎縮性鼻炎:
萎縮性鼻炎(いしゅくせいびえん)は慢性鼻炎の1種で、
鼻の粘膜が薄く硬くなり、
鼻腔が広がって乾燥が進みます。
鼻の粘膜には通常は、
ほこりなどの粒子を取り除く毛様の突起(線毛)
をもち粘液を分泌する細胞がありますが、
萎縮性鼻炎になるとこれらの細胞が失われ、
皮膚にみられるような細胞に置き換わってしまいます。
この鼻炎は、副鼻腔の手術で鼻の内部や粘膜のかなりの部分を切除した人に発生することがあります。
鼻の粘膜に長期にわたる細菌感染があった場合も発症しやすくなります。
鼻の内側にかさぶたができ、悪臭を生じます。
大量の鼻出血が繰り返しみられ、
ときに嗅覚(きゅうかく)が失われます。
治療では、
かさぶたの形成を減らし、
悪臭をなくし、
感染を抑えることが主眼となります。
バシトラシンなどの抗生物質の局所用薬を鼻の内側に塗って、
細菌を殺します。
エストロゲンやビタミンA・Dをスプレー式点鼻薬または内服薬で投与すると、
粘液分泌が促進されてかさぶたが減ります。
このほか、内服または静脈から投与するタイプで有効な抗生物質もあります。手術で鼻腔を狭くすると、
鼻の中を通る空気の量が少なくなって、
薄くなった粘膜の乾燥が防がれるため、
かさぶたの形成が減ります。
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BR
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2014年5月23日金曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻炎 ②
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻炎 アレルギー性鼻炎:
アレルギー性鼻炎は、
外部環境中の原因物質に対して体の免疫システムが反応することによって引き起こされます。
原因物質としては、
ほこり、カビ、花粉、草、樹木、動物
などが一般的です。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみ、涙目
などの症状がみられます。
アレルギー性鼻炎は、それまでに起きた症状に基づいて診断されます。
多くの場合、
家族にもアレルギーのある人がいます。
さらに詳しい情報を得るには、
血液検査やパッチテストを行います。
アレルギーを引き起こす物質を避ければ症状の予防はできますが、
実際に行うのは難しい場合もあります。
ステロイドのスプレー剤はさまざまな原因で生じる鼻の炎症を和らげ、
長期間使用しても比較的安全です。
抗ヒスタミン薬はアレルギー反応とそれによる症状を抑えます。
抗ヒスタミン薬は鼻の粘膜を乾燥させますが、
多くの薬は同時に眠気などの副作用をもたらし、
特に高齢者で顕著です。
新しい種類の抗ヒスタミン薬は医師の処方せんが必要な処方薬ですが、
これらの副作用がありません。
アレルゲン注射(減感作療法)は、
特定の原因物質に対する長期的な免疫寛容
(免疫反応を起こすことなく異物を受け入れる状態)
を導くものですが、
十分な効果が現れるまでには数カ月から数年を要します。
抗生物質はアレルギー性鼻炎の症状緩和には無効です。
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2014年5月22日木曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻炎
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻炎
鼻炎は鼻の粘膜が炎症を起こして腫れた状態で、
鼻水や鼻づまりといった症状が特徴です。
通常はかぜ(感冒)やアレルギーが原因で起こります。
鼻は上気道の中で最も感染を起こしやすい部位です。
鼻炎には、短期間に推移する急性鼻炎と、
長期にわたる慢性鼻炎があります。
急性鼻炎の原因としてはウイルスの感染が一般的ですが、
アレルギーやその他の原因によって起こることもあります。
慢性鼻炎は概して慢性副鼻腔炎を伴います。
ウイルス性鼻炎:
急性のウイルス性鼻炎(かぜ)はさまざまなウイルスが原因で起こります。
症状には、
鼻水、
鼻づまり、
鼻汁がのどに回る後鼻漏、せき、
微熱などがあります。
鼻づまりを和らげるには、
フェニレフリンのスプレー式点鼻薬かプソイドエフェドリンの内服薬を用います。
これらは薬局で入手できる市販薬で、
鼻粘膜の血管を収縮させる効果があります。
スプレー剤の使用は3~4日以内にとどめます。
これは、それ以上長く使うと薬の効果が薄れ、
鼻の粘膜が薬を使う前よりも腫れてしまうリバウンド現象が起こるためです。
抗ヒスタミン薬には鼻水を抑える効果がありますが、
眠気などの副作用があり、
特に高齢者で強くみられます。
抗生物質は急性のウイルス性鼻炎には無効です。
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2014年5月21日水曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻前庭炎
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻前庭炎
鼻前庭炎は、
鼻孔の開口部のすぐ内側(鼻前庭)が感染により炎症を起こした状態です。
軽い感染の場合には、
鼻毛の根元に吹き出ものができたり(毛包炎)、
鼻孔の周辺にかさぶたができたりします。
多くの場合、
ブドウ球菌という細菌が原因です。
これらの感染は通常、
バシトラシン軟膏で治癒します。
より重度の感染では、
鼻の前庭部におでき(鼻せつ)ができます。
おできが進行すると、
鼻の先端で皮下組織に感染が広がることがあります(蜂巣炎[ほうそうえん])。
顔のこの部分の静脈は脳へとつながっているため、
感染を起こした場合は注意が必要です。
静脈を通ってブドウ球菌が脳に広がると、
生命の危険を伴う海綿静脈洞血栓が起こるおそれがあります
鼻前庭炎の治療では、
抗生物質を内服し、
患部を蒸しタオルで1日3回15~20分ずつ温めます。
おできが大きい場合や抗生物質が効かない場合は、
手術で膿(うみ)を排出する必要があります。
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2014年5月20日火曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻出血 ② -Ⅱ
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻出血 予防 治療 Ⅱ
鼻の奥で出血が生じる後鼻出血は、
高齢で動脈硬化(動脈が狭くなった状態)がある人などにみられます。
この部位からの出血は止血がきわめて難しく、
生命の危険を伴います。
後鼻出血の場合は、
特殊な形のバルーン(小さな風船状の器具)を鼻に入れ、
鼻腔内でふくらませて出血部位を圧迫します。
なお、鼻腔内に詰めものやバルーンを入れる処置はかなりの不快感を伴い、
呼吸もしづらくなります。
こうした処置を受けた人は入院し、
酸素を吸入したり、
副鼻腔の感染を予防するため抗生物質の投与を受けることになります。
詰めものやバルーンがもたらす不快感や呼吸に関連したリスクを避けるため、
内視鏡で鼻腔内を見ながら出血している血管を焼灼するか、
クリップで止血するという処置を行う場合もあります。
X線画像を確認しながら、
血管内に細いカテーテルを通して出血部位に薬を注入し、
出血している血管をふさいで止血する方法もあります。
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2014年5月19日月曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻出血 ②
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻出血 予防 治療 1
鼻出血を予防するには、
鼻をほじらないようにし、
冬には室内を加湿します。
鼻の中が乾きやすい人は、
ワセリンを塗って保湿します。
鼻出血の処置は通常は家庭でできます。
指で鼻をつまみ、
左右から5~10分間圧迫していれば出血は止まります。
指で鼻をしっかり圧迫し、
10分経過するまで絶対に手を離さないことが重要です。
家庭ではよく、氷のうで鼻を冷やす、
ティッシュペーパーを丸めて鼻に詰める、
頭をさまざまな位置に向けるといった処置が行われますが、
あまり効果はありません。
鼻をつまむ方法で出血が止まらない場合は、
医師に診てもらう必要があります。
鼻孔の中に、
フェニレフリンなど血管を収縮させる薬をしみこませた綿を詰めて出血を止めます。
リドカインなどの局所麻酔薬で鼻を麻痺(まひ)させ、
鼻の中を調べて出血部位を見つけます。
出血が少ない場合はこの処置だけで十分です。
出血の量や頻度が多い場合には、
薬品(硝酸銀)による焼灼(しょうしゃく)または、
電気メスなどを用いた電気焼灼を行い、
出血部位の組織を破壊します。
吸収性のある長いスポンジを鼻孔に詰める方法もあります。
スポンジは水分を吸ってふくらみ、
出血部位を圧迫します。
スポンジは2~4日後に取り除きます。
まれに、
長いガーゼを片側の鼻腔全体に詰める処置が必要になります。
このガーゼは3~4日後に取り除きます。
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2014年5月16日金曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻出血 ①
鼻出血耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻出血
鼻出血(鼻血)の原因はさまざまですが、
最も多いのは鼻のほじりすぎと、
けがです。空気が冷たく乾燥する冬には、
鼻出血を起こしやすくなります。
アスピリンなど血液を固まりにくくする薬(抗凝固薬)を使用している人にも、
よく鼻出血がみられます。
鼻出血を起こしやすい人もいれば、
めったに起こさない人もあり、
その頻度には個人差があります。
出血は通常、
血管が多く分布している鼻中隔の前部から生じます。
血がポタポタとしたたる程度の場合もあれば、
勢いよく流れ出る場合もあります。
鼻出血を起こすと驚いたり心配になりますが、
たいていは見た目ほど深刻なものではありません。
ただし鼻の奥からの出血は、
めったに起こりませんが、
普通の鼻出血に比べて危険を伴い治療も難しくなります。
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2014年5月14日水曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻中隔穿孔
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻中隔穿孔
鼻中隔に、
潰瘍(かいよう)や穿孔(せんこう)ができることがあります。
鼻の手術、
繰り返し鼻を傷つける行為(鼻をほじるなど)、
ヴェーゲナー肉芽腫症や梅毒といった病気などが原因で起こります。
また、
鼻から吸引する方法でコカインを頻繁に使用していると、
血流が減少し、
潰瘍や穿孔が生じます。
鼻孔の周辺にかさぶたができたり、
鼻出血を繰り返すなどの症状がみられます。
穿孔が小さい場合は、
呼吸時にヒューヒューと音がすることもあります。
かさぶたはバシトラシン軟膏(抗生物質を含む軟膏剤)
を用いると軽減します。
穿孔を修復する手術もときに行われ、
患者自身の鼻のほかの部分から採取した組織片か、
弾性のある軟らかいプラスチックでできた人工粘膜を使って穴をふさぎます。
鼻血やかさぶたの症状が深刻でない限り、
たいていの穿孔は手術で修復する必要はありません。
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2014年5月13日火曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻中隔弯曲症
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻中隔弯曲症
鼻中隔は、
通常は左右の鼻孔のほぼ真ん中に、
おおむね真っすぐに伸びています。
ときに、
生まれつきの奇形やけがなどで鼻中隔が弯曲(わんきょく)し、
一方の鼻孔が他方に比べて大幅に小さくなっていることがあります。
もっとも、
たいていの人の鼻中隔は多少は曲がっているため、
左右の鼻孔の大きさが多少異なるのはよくあることです。
わずかな弯曲であれば症状もみられず、
治療は不要です。
しかし、
大きな弯曲があると、
鼻孔の一方がふさがれてしまいます。
こうした人は副鼻腔炎を起こしやすく、
特に副鼻腔から鼻腔への排液が妨げられるとその傾向が強まります。
また、
鼻中隔が曲がっているとカーブの部分に空気があたって粘膜が乾燥し、
鼻出血を起こしやすくなります。
呼吸が妨げられるほどの弯曲があれば、
手術で矯正します。
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2014年5月12日月曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>> 鼻骨の骨折 ②-2
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>> 鼻骨の骨折 治療 Ⅱ
医師は普通、
3~5日ほど待って腫れが引いてから、
骨折した骨を正しい位置に押し戻す整復処置をします。
腫れが治まってから処置をすることで、
折れた骨が正しい位置に戻ったかどうかを眼と指先で判断しやすくなります。
鼻骨骨折では骨の位置が正常のまま保たれていることも多く、
その場合には整復の必要はありません。
整復を行うときは、
まず、
成人には局所麻酔、
小児には全身麻酔を行います。
鼻中隔に血液がたまっている場合は、
鼻中隔の粘膜を小さく切開して排出し、
軟骨の壊死を防ぎます。
次に、
指で骨を正しい位置に戻します。
その後、
鼻の外側からプレート状の添え木をあてたり、
鼻の中にガーゼなどを詰めて固定します。
鼻骨の骨折は約6週間で治癒しますが、
鼻中隔の軟骨が折れた場合は整復が難しく、
後で手術が必要となることもよくあります。
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2014年5月9日金曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>> 鼻骨の骨折 ②
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>> 鼻骨の骨折 治療
鼻に鈍い衝撃を受けた後に
鼻出血、
痛み、
腫れ
がみられる場合は、
骨折している可能性があります。
2時間ごとに15分間ずつ患部を氷のうなどで冷やし、
頭を高くして寝ていると痛みと腫れが軽減しますが、
必ず医師の診察を受ける必要があります。
粘膜などの軟らかい組織はすぐに腫れるため、
骨折してから時間がたつと患部が診察しにくくなります。
このため、
けがをした直後の数時間以内に受診するか、
さもなければ腫れが引きはじめてから、
骨がずれた位置で固定しないうちに診察を受ける必要があります。
医師は鼻梁にそっと触れ、
形や骨の配列の異常、
骨の異常な動き、
折れた骨が動いて触れ合う感触、圧痛などを確認することによって、
骨折を診断します。
骨の位置を調べる精度において、
鼻のX線検査は、
医師の眼と指先の正確さには及びません。
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2014年5月8日木曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>> 鼻骨の骨折 ①
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>> 鼻骨の骨折 ①
鼻骨は顔の中で最も折れやすい骨です。
鼻骨が折れると、
鼻の内側を覆う粘膜が破れて鼻出血が起こります。
たいていは、鼻梁(びりょう)が左右のどちらかに曲がってしまいます。
ときには鼻中隔の軟骨が破損することもあり、
鼻中隔の軟骨周辺に血液がたまると、
軟骨が壊死(えし)してしまいます。
壊死した軟骨は次第に崩れ、
鼻梁の中央がへこんだ鞍鼻(あんび)
と呼ばれる鼻の変形を起こします。
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2014年5月7日水曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>
鼻の上部は主に骨で構成され、
下部は軟骨に支えられています。
鼻の内側の空洞部分を鼻腔(びくう)といい、
薄い板状の軟骨と骨でできた鼻出中隔によって左右に分かれています。
顔の骨には鼻の周囲にいくつかの空洞があり、
これらを副鼻腔といいます。
副鼻腔はそれぞれ鼻腔につながっています。
鼻は顔面から突き出しているため、
骨折などのけがをしやすい器官です。
感染、
鼻出血、
ポリープ
などもみられます。
鼻の粘膜が炎症を起こすと鼻炎になります。
炎症が副鼻腔内の粘膜へ広がり、
副鼻腔炎になることもあります。
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2014年5月6日火曜日
耳、鼻、喉病気>>中内耳>>耳鳴 ②
耳、鼻、喉病気>>中内耳>>耳鳴 診断 治療
耳鳴りがする人には通常、ある程度の難聴がみられます。
このため徹底的な聴覚検査を行うほか、
頭部のMRI検査や側頭骨(外耳道の一部と中耳、
内耳を取り囲む頭蓋骨)のCT検査を実施します。
耳鳴りの原因となっている病気を特定できなかったり、
治療がうまくいかないこともよくあります。
耳鳴りを我慢できる程度は人によって異なりますが、
耳鳴りへの耐性を高めるための方法がいくつかあります。
補聴器を使うと耳鳴りが抑えられることがよくあります。
音楽が流れていると耳鳴りが気にならなくなる人もいます。
一定音量で雑音を発生させる補聴器に似た装置(耳鳴りマスカー)を装着する方法もあります。
非常に重度の難聴の人では、
人工内耳を使用すると耳鳴りが軽減されることがあります。
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2014年5月5日月曜日
耳、鼻、喉病気>>中内耳>>耳鳴 ①
耳、鼻、喉病気>>中内耳>>耳鳴 ①
耳鳴りとは、
周囲の音とは無関係に、
耳の中や頭の中でさまざまな音が聞こえるように感じる状態をいいます。
耳鳴りは症状の1つであり、
それ自体は病気ではありません。
非常によくみられる症状で、
程度の差はありますが、
10~15%の人が何らかの耳鳴りを経験しています。
大きな騒音や爆発音などによる損傷、
耳の感染、
外耳道や耳管の閉塞、
耳硬化症、
中耳の腫瘍、
メニエール病など、
耳に関連する病気やけがの75%以上が症状として耳鳴りを伴います。
アミノグリコシド系抗生物質の投与や
アスピリンの大量投与なども耳鳴りの原因となります。
耳鳴りは耳以外の障害によっても生じることがあり、
貧血、高血圧
や動脈硬化といった心臓や血管の病気、
甲状腺機能低下症、
頭部のけがなどが原因となります。
片耳だけの耳鳴りや、
音の大きさが変わる拍動性の耳鳴りは、
より重症の可能性があります。
拍動性の耳鳴りは、
腫瘍、
動脈の閉塞や動脈瘤、
その他の血管の異常によって生じることがあります。
耳鳴りには、
さまざまな音(ジー、キーン、ザー、ヒュー、シューなど)があります。
時とともに音が変化するなど、
複雑な耳鳴りが聞こえる人もいます。
これらの音は静かな場所で、
特に何かに集中していないときに聞こえやすくなります。
そのため、眠ろうとしているときに最も気になります。
耳鳴りは個人差が大きく、
症状にひどく悩まされる人もいれば、
それほど苦痛に感じない人もいます。
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2014年5月3日土曜日
耳、鼻、喉病気>>中内耳>>聴神経腫瘍
耳、鼻、喉病気>>中内耳>>聴神経腫瘍
聴神経腫瘍
(聴神経腫、聴神経鞘腫、前庭神経鞘腫、第8脳神経腫)は、
聴神経を取り囲むシュワン細胞から発生する非癌性の良性腫瘍です。
聴神経腫瘍は通常、
前庭神経から生じます。
難聴、
耳鳴り、
めまい、
ふらつき
などの症状が早期にみられます。
腫瘍が大きくなって顔面神経や三叉神経(さんさしんけい)
といった脳の他の部分を圧迫すると、
顔の筋肉に脱力や麻痺が生じます。
耳鳴り(片側の耳のみ)や難聴、
急に向きを変えるとバランスを失ったりふらつくなどの症状が早期にみられます。
早期診断はMRI検査と聴覚検査に基づいて行われます。
腫瘍は手術で取り除きます。
顔面神経を傷つけないように、
顕微鏡を用いた手術(マイクロサージャリー)を行うこともあります。
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2014年5月2日金曜日
耳、鼻、喉病気>>中内耳>>側頭骨骨折
耳、鼻、喉病気>>中内耳>>側頭骨骨折
頭部の強打により、
側頭骨(外耳道の一部と中耳、内耳を取り囲む頭蓋骨)が折れたり、
ひびが入ることがあります。
側頭骨を骨折すると、
しばしば鼓膜が破れ、
耳小骨や蝸牛にも損傷が及ぶことがあります。
骨折した側に、
顔面神経麻痺や重度の難聴などの症状が現れます。
難聴のタイプには伝音性、
感音性、
あるいは両者の混合型があります。
耳から出血したり、
鼓膜の奥に血がたまったり、
耳の裏側にあざができることがあります。
ときに骨折部から脳脊髄液が漏出することがあり、
透明な液体が耳や鼻から出てきます。
脳脊髄液の漏出がある場合は、
脳が感染を起こすおそれがあります。
診断はCT検査によって行います。
治療では通常、
髄膜炎(脳を覆っている組織の感染)
を防ぐために抗生物質を静脈から投与します。
顔面神経が圧迫されていて顔面の麻痺が長びく場合は、
手術を行って症状を緩和します。
鼓膜や耳小骨の損傷がある場合は、
数週間から数カ月後に必要に応じて再建手術を行います。
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2014年5月1日木曜日
耳、鼻、喉病気>>中内耳>>前庭神経炎
耳、鼻、喉病気>>中内耳>>前庭神経炎
前庭神経炎は突然の激しいめまい発作を特徴とする病気で、
半規管につながる神経の炎症によって引き起こされます。
前庭神経炎はウイルスが原因で起こると考えられています。
数日間続くめまいの発作が1回だけ単発的に起こる場合もありますが、
多くの人では最初の発作から数週間にわたって
軽いめまい発作が何度も繰り返し起こります。
通常は最初のめまい発作が最も重く、
吐き気や嘔吐を伴って3~7日間続きます。
炎症のある耳の側から反対側へ、
眼球が不随意に速い動きを繰り返す症状(眼振)もみられます。
めまい発作は回数を重ねるごとに緩和し期間も短くなります。
また、
一般的に頭を特定の向きにしたときに起こります。
聴力の低下はみられません。
診断では聴力検査と眼振検査を行います。
頭部MRI検査で、
症状の原因が腫瘍など他の病気ではないことを確認する場合もあります。
めまいの治療は
メニエール病の場合と同様で、
メクリジン、
ロラゼパム、
スコポラミン
などの薬を用います。
吐き気や嘔吐は、
プロクロルペラジンが入った座薬で軽減されます。
嘔吐が長く続く場合は、
静脈からの点滴で水分と電解質を補います。
前庭神経炎は最終的には自然に治癒します。
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