2014年1月21日火曜日
消化器≫≫消化器系腫瘍 ≫≫小腸の良性腫瘍 ②
消化器≫≫消化器系腫瘍 ≫≫小腸の良性腫瘍 症状 診断
腺癌を発症すると腸管から出血するために血便が出ます。
また腸管が閉塞すると、
急激な腹痛、
腹部膨張、
嘔吐を呈します。
内視鏡を口から挿入して十二指腸と空腸の一部(小腸の上部)
まで移動させて腫瘍の位置を確認し、
生検(組織サンプルを採取して顕微鏡で観察)を実施します。
回腸(小腸の下部)で腫瘍が見つかることもあります。
この場合は、
大腸内視鏡(下部消化管の検査と治療に使用される内視鏡)
を肛門から挿入して、
大腸を通って回腸まで移動させます。
バリウムX線検査は、
小腸全体を描出し腫瘍の輪郭がわかります。
腫瘍に出血が認められれば、
小腸の動脈造影検査(造影剤を動脈に注射後X線撮影します)を行います。
ほかにも、
放射性物質であるテクネシウムを動脈に注射後、
腸内に流れるテクネシウムをX線撮影すると、
出血部位を特定することができます。
出血の治療は外科的に処置します。
小腸の腫瘍を確認するためには試験開腹が必要なこともあります。
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