2019年1月15日火曜日

心臓・血管>>心臓の腫瘍>>粘液腫 症状

心臓・血管>>心臓の腫瘍>>粘液腫 症状


左心房に粘液腫のある人が立ち上がると息切れを感じたり、

失神したりします。

立っている状態では、

重力によって粘液腫が開いている僧帽弁の中に引っぱりこまれるため、

心臓を通る血流が遮断されます。

そのため一過性の心不全が起こります。

横になると、粘液腫が僧帽弁から離れるため、

症状が軽くなります。

粘液腫の破片や粘液腫の

表面に形成された血液のかたまりが砕かれて塞栓となって血流に乗り、

他の臓器に移動し、

そこの動脈を詰まらせる可能性があります。

その結果生じる症状は、

どの動脈が遮断されるかによって異なります。

たとえば、脳内の動脈が詰まると脳卒中が起こり、

肺の中の動脈が詰まると痛みや喀血を起こします。

粘液腫のその他の症状として、

発熱、体重減少、

レイノー現象、

赤血球数の低下(貧血)、

白血球数の上昇、

血小板数の低下などがあります。

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