キーンベック病は、手の中の月状骨への血流が阻害されて
骨が壊死を起こす病気です(無血管性壊死)。
この病気は比較的まれで原因は不明です。
20~45歳の男性の利き手に最も多くみられます。
症状は手首の痛みから始まることが多く、
手首の付け根の中央にある月状骨が徐々に痛みはじめるようになります。
最終的に手首の甲側が腫れて、こわばりが出現します。
本人はけがをした覚えはありません。
患者の10%は両手に起こり、
最も多いのは手首を酷使する職業の労働者です。
MRI検査やCT検査を使えば早期診断が可能で、
後になるとX線検査で診断を確定できます。
月状骨の圧迫を緩和するために外科手術が行われます。
これに代わる治療として骨への血行再建も試みられます。
もしも月状骨が崩壊した場合は、
痛みを軽減する最後の手段として、
手首の骨を切除するか、手術でつないで固定します。
この病気に対する手術以外の治療の試みは、成功していません。
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2011年8月11日木曜日
手の障害!『撓骨管症候群 』
撓骨管(とうこつかん)症候群は、
腕の後ろ側、前腕、ひじを走っている撓骨神経の分枝が圧迫された状態です。
撓骨神経がひじで圧迫される原因には、
外傷、ガングリオン、脂肪腫(非癌性)、骨腫瘍、
周囲の滑液包や筋肉の炎症などがあります。
撓骨神経が圧迫された結果、前腕の上部や手の甲に、
切られるような、または突き刺すような痛みがあります。
手首を伸ばしたり手を広げようとすると痛みます。
感覚障害は認められませんが、
それは撓骨神経は基本的に筋肉につながっているからです。
この病気はバックハンドテニスひじ(上腕骨外側上顆炎)としばしば混同されます。
撓骨神経への圧迫を取り除き、症状を早く改善するためには、
手首を回したり、ひじを曲げるのを避けるべきです。
手首の筋力が低下し、手首が下に下がってしまう下垂手が認められた場合は、
外科手術で撓骨神経の圧迫を取り除くことが必要となります。
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撓骨神経が圧迫された結果、前腕の上部や手の甲に、
切られるような、または突き刺すような痛みがあります。
手首を伸ばしたり手を広げようとすると痛みます。
感覚障害は認められませんが、
それは撓骨神経は基本的に筋肉につながっているからです。
この病気はバックハンドテニスひじ(上腕骨外側上顆炎)としばしば混同されます。
撓骨神経への圧迫を取り除き、症状を早く改善するためには、
手首を回したり、ひじを曲げるのを避けるべきです。
手首の筋力が低下し、手首が下に下がってしまう下垂手が認められた場合は、
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