心臓・血管>>心臓の腫瘍>>Ⅱ
粘液腫は、
心臓壁の内層にある胚細胞から発生し、
左心房内で増殖します。
群発性でみられる横紋筋腫は、
心筋細胞から直接的に発生し、
心臓壁に付着して増殖します。
横紋筋腫は、
乳児や小児によくみられますが、
結節硬化症と呼ばれるまれな病気の一部として発生することがあります。
単発性でみられる線維腫は、
心臓の線維性組織細胞から発生し、
心臓弁上で増殖します。
体のほかの部分、
主に肺、乳房、血液、皮膚から増殖が始まり、
心臓へと広がった(転移した)腫瘍は続発性腫瘍と呼ばれ、常に癌性です。
続発性心臓腫瘍は、
原発性心臓腫瘍の30〜40倍多くみられますが、
それでもあまり頻繁にみられる病気ではありません。
最も発生率の高い癌である肺癌や乳癌の患者で約10%、
徐々に発生率が高くなっている悪性黒色腫の患者では約75%に心臓への転移がみられます。
>>>次へ続く
2018年12月21日金曜日
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