2018年11月29日木曜日

心臓・血管>>感染性心内膜炎>>急性心膜炎 治療 経過Ⅱ

心臓・血管>>感染性心内膜炎>>急性心膜炎 治療 経過Ⅱ

先端にバルーンのついたカテーテルを皮膚から挿入し、
バルーンをふくらませて心膜に穴を開けて心膜から心膜液を排出させます。
この手法は経皮的バルーン心膜切開術と呼ばれ、
普通は、
癌やその再発による滲出液がみられる場合に行います。
また、胸骨の下を小さく切開し、
心膜の一部を切除し、
そこからチューブを心膜腔に挿入して心膜液を排出させる方法もあります。
この手法は剣状突起下心膜切開術と呼ばれ、
細菌感染症による滲出液がみられる場合によく行われます。
どちらの方法も局所麻酔が必要ですが、
病室で行うことができ、
継続的に排液できて、有効です。
ウイルス、外傷、
原因不明の病気の再発などによる心膜炎であれば、
アスピリン、イブプロフェン、
ステロイド薬によって症状を軽減します。
一部の患者にはコルヒチンが有効です。
薬物療法が無効な場合は、
普通、心膜を外科的に切除します。
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