心臓・血管>>心臓の腫瘍>>症状
心臓腫瘍では、
症状がみられない場合もあれば、
軽度の症状がみられる場合もあり、
突然発症する他の心臓病と共通するような致死的な心機能不全がみられる場合もあります。
たとえば、腫瘍は、心不全、不整脈、
心臓を覆う心膜内への出血による血圧低下などを引き起こします。
粘液腫や線維腫のように、
心臓弁の上部やその近くに発生する腫瘍がある場合は、
その約半数で心雑音が聞かれますが、
これは血液が弁を正常に通過できなくなるためです。
非癌性腫瘍でも、
癌性腫瘍と同じく心機能を低下させるものは致死的です。
心臓腫瘍、
特に粘液腫は退縮して砕かれ、
小片となり血流に乗って移動し、
塞栓となる可能性があります。
塞栓が細動脈に詰まると血流を遮断します。
さらに、
粘液腫などの腫瘍の表面で形成された血液のかたまりがはがれて塞栓となり、
動脈を閉塞させる可能性もあります。
塞栓による症状は、
閉塞した動脈がどの組織あるいはどの臓器に血液を供給しているかによって異なります。
>>>次へ続く
2018年12月25日火曜日
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