2013年7月17日水曜日
消化器≫胃腸炎≫出血性大腸炎 ②
胃腸炎≫出血性大腸炎≫ 症状
腹部の強いけいれん痛と水様性の下痢が突然始まり、
便には24時間以内に血液が混じってきます。
下痢は通常1〜8日間続きます。
普通、
発熱はなく、
あっても軽度ですが、
まれに39℃以上になることもあります。
出血性大腸炎を起こした人の約5%に、
溶血性尿毒症症候群という重い合併症がみられます。
その症状は、
(1)赤血球が破壊されることによる貧血(溶血性貧血)からくる疲労、脱力、たちくらみなど、
(2)血小板減少症、
(3)急性腎不全などです。
また、けいれん発作や脳卒中など、
神経や脳の障害に関する合併症も起きる場合があります。
これらの合併症は出血性大腸炎の症状が出てから2週間目ごろに現れます。
その前兆として体温が上昇することもあります。
溶血性尿毒症症候群は5歳未満の乳幼児と高齢者に起こりやすい合併症です。
溶血性尿毒症症候群がない場合でも、
高齢者では出血性大腸炎が死亡の原因になることがあります。
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