2014年5月19日月曜日
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻出血 ②
耳、鼻、喉病気>>鼻,副鼻腔>>鼻出血 予防 治療 1
鼻出血を予防するには、
鼻をほじらないようにし、
冬には室内を加湿します。
鼻の中が乾きやすい人は、
ワセリンを塗って保湿します。
鼻出血の処置は通常は家庭でできます。
指で鼻をつまみ、
左右から5~10分間圧迫していれば出血は止まります。
指で鼻をしっかり圧迫し、
10分経過するまで絶対に手を離さないことが重要です。
家庭ではよく、氷のうで鼻を冷やす、
ティッシュペーパーを丸めて鼻に詰める、
頭をさまざまな位置に向けるといった処置が行われますが、
あまり効果はありません。
鼻をつまむ方法で出血が止まらない場合は、
医師に診てもらう必要があります。
鼻孔の中に、
フェニレフリンなど血管を収縮させる薬をしみこませた綿を詰めて出血を止めます。
リドカインなどの局所麻酔薬で鼻を麻痺(まひ)させ、
鼻の中を調べて出血部位を見つけます。
出血が少ない場合はこの処置だけで十分です。
出血の量や頻度が多い場合には、
薬品(硝酸銀)による焼灼(しょうしゃく)または、
電気メスなどを用いた電気焼灼を行い、
出血部位の組織を破壊します。
吸収性のある長いスポンジを鼻孔に詰める方法もあります。
スポンジは水分を吸ってふくらみ、
出血部位を圧迫します。
スポンジは2~4日後に取り除きます。
まれに、
長いガーゼを片側の鼻腔全体に詰める処置が必要になります。
このガーゼは3~4日後に取り除きます。
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