2009年8月3日月曜日

糖尿病

糖尿病は、体がインスリンを十分に産生しないために血糖(ブドウ糖)値が異常に高くなる病気です。


インスリンは膵臓から放出されるホルモンで、血液中の糖量を制御しています。食べたり飲んだりした食べものは、体が機能するために、糖も含め必要な成分に分解されます。

吸収された糖が血液中に入ると、膵臓が刺激されてインスリンが産生されます。インスリンは糖を細胞に取りこみ、取りこまれた糖はエネルギーに変換され、すぐに消費されるか、必要なときまで蓄えられます。




正常な人では、血糖値は1日を通して変化しています。食後は血糖値が上昇し、食後約2時間以内に正常に戻ります。

血糖値が正常に戻ると、インスリン産生は低下します。

血糖値の変動幅は狭く、約70〜110mg/dLです。

炭水化物を大量に食べた場合、血糖値はより高くなります。

65歳以上の人は、特に食後の血糖値がやや高くなる傾向があります。




糖を細胞に移動させるインスリンが体内で十分につくられない場合は、血糖値が高くなり、細胞内の糖の量は不足して、これらが原因で糖尿病の症状と合併症を引き起こします。




糖尿病のことを真性糖尿病と呼ぶことがありますが、これは尿崩症という血糖値には影響のない比較的まれな病気と区別するためです。

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