病院内または老人ホームの施設内などで感染した肺炎は、
市中感染肺炎よりも重症化する傾向があります。
こうした病院内や施設内の微生物はより病原性が強く、
治療が難しいことがよくあります。
また、入院患者や老人ホームの入所者は、肺炎にかかっていなくても、
普通に生活している人に比べて健康状態が悪く、
感染症に対抗する力が弱くなっています。
ブドウ球菌性肺炎: 黄色ブドウ球菌は、
市中感染肺炎の原因としては2%にすぎませんが、
病院内感染肺炎では原因の10〜15%を占めます。
ブドウ球菌性肺炎は、別の病気で入院している患者に発症することが多く、
乳児、高齢者、他の病気による衰弱が著しい患者などに発症する傾向があります。
アルコール依存症の患者でも発症します。あまり一般的な肺炎ではありませんが、
ブドウ球菌性肺炎を発症する患者は普通、すでに重い病気にかかっているため、
死亡率は約15〜40%と高くなっています。
2009年9月5日土曜日
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