肝癌治療は、
癌の種類によっては化学療法薬を投与して腫瘍を一時的に小さくし、
延命を図りますが、この方法で癌が根治することはありません。
化学療法薬は、肝臓内の癌細胞に高い濃度で直接到達するように、
肝動脈に注入することもできます。
肝臓への放射線療法は激しい痛みの緩和にはときに有効ですが、
それ以外の効果はほとんどありません。
肝臓内にみられる腫瘍が1つだけで、
特に腸管の癌から転移している場合は手術で切除します。
ただし、この手術の有効性については専門家の間でも異論があります。
癌が広範囲に広がった患者に対して医師ができるのは、
症状を緩和することだけです。
治療方針に関して決定ができなくなる場合に備えて、
患者本人があらかじめ事前指示書を作成し、
どのような治療を望むかを明らかにしておくとよいでしょう。
2009年9月10日木曜日
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