2011年1月22日土曜日

皮膚の病気 『 皮膚かゆみ&非感染性発疹 皮膚のかゆみや発疹 』

皮膚のかゆみや発疹は、感染や炎症、免疫反応などが原因で起こります。発疹の種類によっては、主に子供に生じるものや、ほとんど成人にしかみられないものがあります。

食べたものや触れたものが原因で免疫システムが反応してかゆみや発疹が出ることもありますが、診察しても、免疫反応を引き起こした原因はわからないこともよくあります。


感染症ではない発疹の診断は、主に発疹の様子を診察して行います。血液検査をしても発疹の原因は特定できず、それ以外の検査もほとんど行いません。

しかし、発疹が長い期間消えない場合、特に治療の効果がみられない場合には皮膚の組織検査、つまり、皮膚の小片をメスなどで採取してそれを顕微鏡で調べる検査を行います。

また、接触アレルギーが疑われる場合も、検査を行います。


かゆみ(そう痒感)とは、思わずその部分をかきたくなるような感覚のことをいいます。


かゆみは、皮膚の病気や全身に影響を与える病気によって引き起こされます。ひどいかゆみを引き起こす皮膚の病気には、ヒゼンダニ(疥癬虫)、ダニ、シラミといった寄生虫によるものや、虫刺され、じんま疹、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、接触皮膚炎などがあります。

これらの病気は、かゆみに加えて発疹も引き起こします。かゆみを引き起こす全身性の病気には、肝臓病、腎不全、リンパ腫、白血病などの血液の病気があります。

甲状腺の病気、糖尿病、癌(がん)でも皮膚にかゆみが出ることがあります。このような全身の病気が原因のかゆみの場合、発疹は伴わないのが普通です。


多くの薬がかゆみの原因になりえます。たとえばバルビツール酸、アスピリンなどです。特定の薬に対するアレルギーがある場合は、どんな薬でもかゆみの原因になることがあります。


妊娠の後期にも、かゆみはよくみられます。妊娠中のかゆみは、異常を示すものではないことがほとんどですが、肝臓に軽度の異常がある場合もあります。


ウールの衣服や、溶剤や化粧品のような刺激物との接触がかゆみの原因になることもよくあります。

高齢者に特に多い乾燥肌(ドライスキン、乾皮症)でも、広範囲にひどいかゆみが生じます。乾燥肌は、寒い季節や、長い時間水にさらされていた場合にも起こります。熱いふろに入るとかゆみがひどくなります。


皮膚をひっかくこと自体が刺激になってさらにかゆみが生じ、「かゆいからかく、かくことでさらにかゆくなる」という悪循環が起こります。

強くかくと皮膚が赤くなり、ひっかき傷ができます。人によっては、そっとかいただけでも皮膚に盛り上がった赤いスジができ、強いかゆみを生じます。

長期間にわたってかいたりこすったりすると、皮膚が厚くなって瘢痕(はんこん)化することがあります。


皮膚のかゆみや発疹 診断


かゆみを取り除くには、まずかゆみの原因を探ります。虫刺されやウルシ科の植物に触れたことなど、原因がはっきりしていることもしばしばあります。

明らかな原因がなく、かゆみが数日以上続いたり、頻繁に生じては消えることを繰り返す場合は、検査が必要です。アレルギーが疑われる場合は、皮膚テストを行います。

全身性の病気が原因と考えられる場合、血液検査で肝機能、腎機能、血糖値を調べます。白血球の1種である好酸球の数値が高ければアレルギー反応を意味するので、この値も調べます。

薬の服用を中止して、かゆみが治まるかどうかを調べることもあります。皮膚生検や皮膚の表面を削って顕微鏡で調べる検査も、感染症やかゆみの原因を特定するのに役立ちます。


皮膚のかゆみや発疹 治療


皮膚にかゆみがある場合には、入浴は短時間で済ませ、冷たい水かぬるいお湯で洗い、せっけんはなるべく使用しないようにします。

皮膚をふくときは勢いよくこすらずにそっとたたいて水分を取り、乾かすようにします。入浴後、市販の保湿クリームを適量塗ると、かゆみに効果がみられることがしばしばあります。

製品に色や香りをつけるための添加物は皮膚に刺激を与え、かゆみを引き起こすもとになるので、保湿剤は無香料・無着色のものにしましょう。

爪は、特に子供の場合、かきむしってもひっかき傷がなるべくできないように、短くしておく必要があります。

かゆみのある部分に、メントールや樟脳、カモミール、ユーカリ、カラミンなどの鎮静効果のある化合物を塗って覆うのも効き目があります。


抗ヒスタミン薬を内服するのも、かゆみを抑えます。ヒドロキシジン、ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン薬は眠気や口の渇きを生じるので、就寝前に使用するようにします。

ロラタジン、セチリジンなどの抗ヒスタミン薬は、眠気を起こしません。ジフェンヒドラミンなどを含む抗ヒスタミン薬のクリームは、それ自体がアレルギーを起こすおそれがあるので、かゆみには使用すべきではありません。


ステロイドクリームは、炎症を軽減してかゆみを抑える働きがあるので、かゆみの範囲が狭い場合に使用します。ツタウルシによるかゆみのようなある種の状態には、効き目の強いステロイドクリームが必要となります。

しかし、顔や性器周辺に使う場合は、たとえば1%のヒドロコルチゾンなど効き目の穏やかなステロイド薬を使わなくてはなりません。ステロイド薬が強いと、このような敏感な部分の皮膚を薄くしてしまうおそれがあるからです。

また、効き目の非常に強いステロイドクリームを広範囲に、または長期間使用すると、特に乳児では、ステロイドが血液に吸収されて健康上深刻な影響を与えることがあります。全身の広い範囲に症状がある場合は、経口薬のステロイドが使われることもあります。


かゆみに対し、特別な治療が必要になることもあります。たとえば、真菌、寄生虫、細菌による感染症が原因のかゆみは、局所用薬あるいは全身用薬が必要です。

局所用薬は、感染してかゆみのある部分の皮膚に直接塗ります。全身用薬は経口薬か注射を使います。












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