口に初めてHSVが感染したときは、通常、口の内側にびらんができます(ヘルペス性歯肉口内炎)。
さらに、全身にけん怠感を覚え、発熱、頭痛、全身の痛みが出てきます。
口内炎は10〜14日ほど続き、ものを食べたり飲んだりするのが非常に辛くなるほど、症状はかなり重くなります。
口の初回感染の場合、歯肉の腫れが唯一の症状であったり、症状がないこともあります。
ヘルペス性歯肉口内炎は小児に最もよくみられます。
口のHSV感染症の再発は口唇ヘルペスと呼ばれ、かぜがきっかけとなって現れることがよくあります。
発疹は唇に発生しますが、まず、唇にピリピリした痛みが生じ、数分から数時間すると赤くなって腫れてきます。
そして、水疱ができて破れ、びらんが残ります。
びらんの部分はすぐにかさぶたになり、かさぶたは1週間ほどで取れて治ります。
たまに、ピリピリした痛みと発赤だけが生じ、水疱ができないこともあります。
また、びらんの小集団が歯肉や口蓋(こうがい)にできることもあります。
これも1週間ほどで治ります。
HSVによる陰部の初回感染症では症状が重くなり、痛みを伴った水疱がたくさんできて、長びきます。
熱が出て全身のけん怠感があり、排尿時に焼けるような痛みを感じることもあります。
一方、感染しても症状が出ない場合もたまにあります。
陰部ヘルペスの再発症状では、水疱ができる数時間前から2〜3日前に、そ径部にピリピリした感覚や不快感、かゆみ、うずくような痛みなどの症状が起こります。
次に、周りが赤く縁になって痛みのある水疱が陰部の皮膚や粘膜にでき、すぐに破れてびらんになります。
水疱が太もも、尻、肛門周辺にできることもあります。
女性の場合は外陰部にできることがあり、見てすぐにわかり、強い痛みを伴います。
腟(ちつ)や子宮頸部(しきゅうけいぶ)など体の内側にできた場合は、見えないことに加えて、痛みもそれほど感じません。
陰部ヘルペスの再発はたいていの場合、1週間ほどで治ります。
免疫機能が低下している人では、陰部ヘルペスや口内ヘルペスが再発すると、びらんが徐々に大きく広がり、治るのに何週間もかかることがあります。
感染が体内で進行し、食道から肺へ広がることもあります。
食道に潰瘍(かいよう)ができると、食べものを飲みこむときに痛み、肺が感染すると、せきや息切れを伴う肺炎になります。
HSV-1やHSV-2が指の皮膚の小さな傷から入ると、指先が赤く腫れて痛みます(ヘルペス性ひょう疽)。
HSV-1が眼の角膜に感染することもあります(単純ヘルペス角膜炎)。
単純ヘルペス角膜炎になると、痛みのあるびらんができ、視力障害が起こります。
やがて角膜が濁り、視力がひどく損なわれ、角膜移植が必要となります。
アトピー性湿疹のある大人や乳幼児では、湿疹の部分に命にかかわるHSV感染症が起こることがあります(ヘルペス性湿疹)。
このため、アトピー性湿疹がある人は、活動性のヘルペス感染症にかかっている人に近寄ることは避けなくてはなりません。
HSVは皮膚と体表のみに感染するのが普通ですが、まれに脳などの内臓にも感染します(ヘルペス脳炎)。
ヘルペス脳炎は、錯乱、発熱、けいれん発作などで始まり、致死的な病気です。
まれに、妊娠している女性から胎児や新生児にHSV感染症がうつることがあります(新生児ヘルペス)。
感染は通常、産道で感染性の分泌物と接触する出産時に起こります。
母親の腟に、目に見えるびらんがある場合に感染は起こりやすいのですが、明らかなびらんがない母親から感染するケースも多数あります。
まれに、妊娠中にHSVが胎児に感染することもあります。
HSVに感染して生まれた新生児の状態は重篤で、病気が広がって、すでに脳や皮膚に感染していることもあります。
治療をしないと3人に2人は死亡し、治療を行っても多くの場合、脳障害が残ります。
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