2011年3月26日土曜日

皮膚の病気 『 皮膚の良性腫瘍-血管・リンパ管増殖・奇形 続き』

くも状血管腫


くも状血管腫は、拡張した血管を中心に、


その周囲を拡張した毛細血管が囲んでおり、


鮮やかな赤色の小さい点となって皮膚上に現れるもので、


クモの脚のように見えるためこの名があります。


多くの人にはこのくも状血管腫があります。


これは「毛細血管が破れた」というようにいわれています。


皮膚の色が白い人では顔面にくも状血管腫があることが多く、


これは日光にあたったことが原因だと考えられています。


この血管腫ができる原因はほとんどの場合不明です。


肝硬変患者、妊婦、経口避妊薬を使用している


女性にはたくさんできやすい傾向があります。


くも状血管腫は生まれつきあるものではありません。


くも状血管腫の外観は、目につきにくいほど小さい、


直径が約6ミリメートルに達しないほどの赤い点です。


この血管腫は無害で、普通は何の症状も引き起こしません。


単に見た目に気になるだけです。


妊娠中、あるいは経口避妊薬使用中にできたくも状血管腫は、


出産後あるいは避妊薬使用中止後6〜9カ月で自然に消えます。


美容上の理由で治療を希望する場合は、


レーザー治療か電気凝固法で中心の血管を破壊します。




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