カンジダ症は、発疹と、
その発疹から出る肥厚した白いかすが
特徴なのでそれを観察すれば診断がつきます。
確定診断のためには、
皮膚かそのかすのサンプルをメスや舌圧子でかき取り、
顕微鏡生検にかけるか培地(微生物を繁殖させる物質)
で培養して原因となった真菌を同定します。
ミコナゾール、クロトリマゾール、オキシコナゾール、
ケトコナゾール、エコナゾール、シクロピロクス、
ナイスタチンなどを含んだクリームで治療すれば、
皮膚カンジダ感染症は簡単に治ります。
クリームは1日に2回塗り、これを7〜10日間続けます。
これらの抗真菌薬クリームと並行して
ステロイドクリームを使うこともあります。
ステロイド薬には感染症そのものを治す力はないですが、
患部のかゆみや痛みをすぐ和らげることができます。
クリームや液体の抗真菌薬では効果が現れないカンジダ症には、
ゲンチアナ・バイオレットという紫色の染料を感染部位に塗り、
酵母を殺します。
皮膚を乾いた状態に保つと、感染症を治しやすくなりますし再発を防げます。
タルカムパウダーは皮膚表面を乾いた状態に保つのに役立ちます。
ナイスタシンを含んだタルカムパウダーは再発防止の効果があります。
腟カンジダ症、鵞口瘡、
カンジダ性爪炎にはそれぞれに対応した治療を行います。
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