乳糖不耐症 診断
前述の症状がみられる場合に、セリアック病を疑います。
セリアック病の人がグルテンを含む食品を摂取したときに産生される特異抗体の濃度測定は、
診断に役立つ新しい検査です。
診断は、小腸の生検を行って、初期に絨毛が平坦化していることと、
グルテンを含む食品の摂取をやめた後に小腸内膜が改善していることにより確定します。
乳糖不耐症 治療 経過
セリアック病の人は、少量のグルテンでも症状を起こすので、
グルテンを含む食品をすべて避けなければなりません。
グルテンを含まない食事への反応は迅速に起こります。
グルテン摂取をいったん停止すると、小腸のブラシ状の表面とその吸収機能は正常に戻ります。
グルテンはさまざまな食品中に広く含まれているので、
セリアック病の人は避けるべき食品の詳細なリストと栄養士の助言が必要です。
たとえば、グルテンは市販のスープ、ソース、アイスクリーム、ホットドッグなどにも含まれています。
グルテン入り食品を避けても、症状が継続する場合があります。
このようなケースでは、診断が正確でなかったか、
難治性セリアック病と呼ばれる状態に進んだかのいずれかです。
難治性セリアック病は、プレドニゾロンなどのコルチコステロイド薬で治療します。
まれですが、グルテン入り食品を避けても、薬物療法でも改善しなければ、静脈栄養が必要となります。
小児では初診時に非常に重篤な状態になっている場合があり、
グルテン除去食を開始する前にしばらく静脈栄養の期間が必要になります。
グルテンを避ければ、セリアック病のほとんどの患者は良い状態を保てますが、
長期間セリアック病が継続すると、わずかな割合ですが腸にリンパ腫を形成し、
死に至る患者もいます。
グルテン除去食を厳格に守ることで、
腸の癌やリンパ腫などの長期間にわたる合併症のリスクを減少させられるかどうかは不明です。
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2011年4月28日木曜日
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